米IBMは10月26日から、ネバダ州のラスベガスで「IBM Information on Demand 2008」を開催している。会場のマンダレイベイリゾートには、昨年を上回る7200人以上の参加者が集まり、溢れんばかりの熱気がホテルを包み込む。基調講演には、米IBMのソフトウェア事業を統括しているスティーブ・ミルズ上級副社長が登壇。主軸の情報活用戦略「Information on Demand(IOD)」の有効性をアピールした。 「ビジネスを最適化するためには、あらゆるデータを企業内の組織やインフラストラクチャに組み入れ、価値を引き出して収益につなげることが必要だ」。ミルズ氏は基調講演で何度も強調した。 M&A(企業の合併・買収)や異業種への参入など企業を取り巻く状況はめまぐるしく変わっている。この変化に対応して情報を管理し、きめ細やかなサービスを提供できるかが、企業が生き残るための生命