太陽圏外への新たな輸送システムになるそうです。 カリフォルニア大学の研究者たちによって提案され、NASAに採択された計画「ペレット推進システム」では、太陽から160天文単位離れた星間空間にいるボイジャー1号の位置に、わずか5年で重さ1トンの宇宙船を送ることが可能です。 ボイジャー1号は太陽圏を脱出するのに35年もの歳月要しましたが、新たな推進システムは圧倒的に早く、星系外への脱出が可能になります。 研究者たちは将来的に、ペレット推進システムを使って、550天文単位にあるとされる太陽重力レンズの観測地点に望遠鏡を運びたいと述べています。 この地点に望遠鏡を設定できれば、太陽の重力をレンズとして利用することが可能となり、理論上では100光年先の天体でも10平方kmの解像度を得ることが可能になります。 ただこの推進システムには唯一の欠点が存在しました。 提案内容の詳細は『NIAC 2023 Ph