印刷 無料のサンマを前に「甘露煮にしましょ」と喜ぶ主婦ら=根室市 サンマの豊漁が続いて価格が落ち込んでいるため、全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま、東京都)は26日から水揚げ制限に入った。水揚げ全国一の根室市では、豊漁の影響でサイズの小さいものなどについては「ご自由にどうぞ」と無料提供する鮮魚店も出ている。 全さんまによると、今月下旬に入って豊漁が続き、24日の全国の総水揚げ量は5046トンと今年最高を記録。根室市・花咲港には2281トンが揚がり、競り値は特別に選別された高級品を除き、1キロ29〜95円まで下がった。 東日本大震災で被災した東北の加工場が復興途上のため処理も追いつかず、制限を決めた。26〜29日の4日間で1隻の水揚げ回数は2回、30日からの1週間で大型船は2回、小型船は3回の制限となった。 根室市中心部の鮮魚店では26日、大型のサンマで1匹60円、中型が20匹以