東日本大震災で被災した宮城県石巻市の水産加工業者が佐渡市の漁協とギンザケの養殖・水産加工を行うモデル事業が、佐渡市で本格的に始まった。同市の豊岡漁港では8日、地元漁師らが稚魚や餌を運び入れた。 事業の主体は、宮城県の水産加工業者丸東水産の関連会社と佐渡漁協、水津漁協でつくる佐渡銀鮭養殖推進協議会。 豊岡漁港のいけすと真野地区にある栽培漁業センターで、ギンザケを養殖し加工する。佐渡市出身の丸東水産の生田敦之社長が、事業を行うため関連会社の支店を同市に開設した。 佐渡市は本年度、いけすの製造・設置費やセンターの改修費など約2300万円を補助。今後も継続的に支援する。 8日に豊岡漁港に運ばれた稚魚は、海水に慣れさせた上で、沖にある養殖用のいけすに運ぶ。作業に当たった水津漁協の男性組合員(71)は「若者を漁業に呼び込むためにも成功させたい」と話した。 新潟日報2011年12月9日
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