北海道の開拓が本格的に始まってから150年。そんな北海道では、"創業100年以上"の店や企業は、本州に比べて圧倒的に少ない存在になっています。そんななか、今から120年も前の明治34年(1901年)に創業した酒屋が「銘酒の裕多加(ゆたか)」です。 酒蔵との信頼関係を大切に、日本酒を愛するお客さんを大切に。他店にはない希少な日本酒を多く取り扱う名店が、長年にわたって愛されてきた理由を探ります。 人と人、思いと思いをつなぐ架け橋「銘酒の裕多加」が南富良野町に創業したのは、明治34年。現在の所在地である札幌市へ移転したのは、昭和40年(1965年)のことです。店を構えるのは、JR学園都市線の八軒駅または新川駅から、徒歩で10分ちょっとの場所。「鮭」ではなく「酒」を抱えた熊が描かれた、ユーモアたっぷりの看板が目印です。 札幌市内といえど、繁華街からは離れていて、決して恵まれた立地とは言えません。そ
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