ことばには、いろいろあって、それを私たちがすべて言葉と認識して使っている。見ることば、思うことば、聞くことば、口にすることば。他者がいて初めて言葉は存在するもので、それは間違いなく、伝えるためにつかう手段。思うことば、は、一見違うようだけれど、でもこれも、自分で、のちの自分に残すためにことばにしている言葉でないかしらん。未映子さんは、前に言ってた。「小説は、多くの人にすぐに伝えるために使う手段で、詩は、大勢の中から一人でも、伝わればいいと願って使う手段。それは100年後の誰かひとりでも、いいんです。」 日曜日、門司のアジア文学フォーラムに参加。お目当ては川上未映子さんの詩の朗読。 本当は、土曜日の対談公演に行きたかったのだけど、はずれた。それで、日曜日の詩の朗読会へ行ったのです。でも、こちらに行ったことは、本当によかった。日本、中国、韓国から2名ずつ、計6名の作家さんや詩人さんが自分の作品