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「環境が整ったなんて希望的観測」上野千鶴子が女性の社会進出の実態を暴く
『女ぎらい―ニッポンのミソジニー』 (紀伊國屋書店) 数度の改正を経た男女雇用機会均等法により、育児... 『女ぎらい―ニッポンのミソジニー』 (紀伊國屋書店) 数度の改正を経た男女雇用機会均等法により、育児休暇など雇用者の権利が確保され、法律上は女性にとって働きやすい社会に近づいたと言われている。しかし、不況における将来への漠然とした不安が”婚活”ブーム、「母になる」ことこそ女性の幸せだとする「ママ崇拝」まで引き起こしている。かつてフェミニズムは、女性をそうした「家庭」の中に閉じ込める社会を弾糾し、真の男女平等を訴えた。揺り戻しとも取れる現代の風潮に、フェミニズムは何を寄与するのだろうか。日本のフェミニズムを長きにわたり牽引する上野千鶴子氏を直撃取材。データから社会を分析する社会学者である氏に、アラサー女性として肌で感じる問題点をぶつけてきた。 ――上野さんの近著『女ぎらい―ニッポンのミソジニー』(紀伊國屋書店)を興味深く拝読しました。上野さんがおっしゃるミソジニーという感覚は、サイゾーウーマ
2011/04/26 リンク