2013年11月に刊行された「福島第一原発観光地化計画」(ゲンロン)。福島第一原発の事故を風化させることなく、その跡地をどう復興してゆくのか。思想家、東浩紀さんが立ち上げ、ジャーナリストの津田大介さんや社会学者の開沼博さんなど8人が参加しているプロジェクトだ。東さんが運営する東京・五反田のゲンロンカフェなどで今、プロジェクトや書籍刊行に関わった建築家や美術家たちによる、「『フクシマ』へ門を開く―福島第一原発観光地化展2013」が開催されている(12月28日まで)。 「福島第一原発観光地化計画」は、事故後25年の2036年をめどに、東京電力が福島第一原発の対応拠点している「Jヴィレッジ」を観光や研究学習の施設が一体化したビジターセンター「ふくしまゲートヴィレッジ」として再開発するというもの。第一会場で中央に展示されるのは、建築家の藤村龍至さんによる「ふくしまゲートヴィレッジ」の模型だ。現在の
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