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  • 2014年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。今年もまた「ふりかえる」の季節がやってきました。今年公開された映画についてふりかえりつつ、いただいた回答をまとめていきたいとおもいます。地味に続いてきたこの企画も11年め、開始当時にはまだ生まれていなかった甥っ子は9歳になり、わたしはけがをしたり病気をしたりすると、治るまでにえらく時間がかかるようになりました。年月が経過したわけですね。今年も、このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURLもしくはTwitterアカウント 2014年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 2で選んだ映画のなかで、印象に残っている場面をひとつ教えてください 今年いちばんよかったなと思う役者さんは誰ですか ひとことコメント 今回の回答者は159人でした。回答いただきありがとうございます。毎年、ベスト10に入る作

    2014年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
  • 2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。ついにこの企画も10年め。考えてみればわれわれは10年もの長きに渡って、その年どの映画おもしろいのかを問いつづけ、集計しつづけたわけです。それはさておき、年の瀬ですがお元気ですか。今年もたのしい映画がたくさんあったとおもいます。映画に順位をつけることの理不尽さをかみしめつつ、あえてランキングという非情な行為を行っていきたいとおもいます。毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果の発表です。さすがに投票で上位に挙げられる人気作品となると、クオリティの高い映画ばかりですので、たのしい年末年始のDVD鑑賞の参考にしていただきたいとおもいます。このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURLもしくはTwitterアカウント 2013年に劇場公開さ

    2013年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/12/21
    しかしいきなり『ゼロ・グラビティ』がここまで来るとはおもわなかったなあ。
  • 『桐島、部活やめるってよ』を見たゼ! - 空中キャンプ

    渋谷にて。初日。すばらしい! 原作は未読なので、映画単体での評価になりますが、きわめてクオリティの高い作品だと感じました。ストーリー全体の構成や編集もたしかであり、抑えた演出によって各登場人物のグラデーションが浮き上がる点もみごと。思春期の残酷さや刹那、純粋性や未熟さといったモチーフが、せりふではなく映像や演技によって伝えられる手法にも好感を持ちました。ラストシーンでは完全に心を持っていかれ、傑作を確信しました。バレー部のエース、桐島が退部したといううわさが学内に流れ、生徒たちの関係性が少しずつ変化していく、というあらすじ。 ──以下、ストーリーにあるていど言及していくため、情報を遮断した状態で見たい方は注意してください── 冒頭、学校内を歩く生徒の背中を追うカメラの動きが、ガス・ヴァン・サントの『エレファント』(’03)を連想させる。こうした撮影の手法にとどまらず、高校を舞台にし、複数の

    『桐島、部活やめるってよ』を見たゼ! - 空中キャンプ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/08/13
    まだ何者でもない少年や少女が、成熟し自分自身を客体化できるようになるまでの段階は、ときに胸が痛くなるような残酷さに満ちている。
  • 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を見たゼ! - 2012-02-18 - 空中キャンプ

    有楽町にて。初日。スティーブン・ダルドリー新作。ジョナサン・サフラン・フォアの原作を映画化した作品で、個人的にも原作小説に思い入れがあったため、期待度が高い公開初日でした。911で父親を失った少年が亡き父の遺品を見つけ、その謎を解くためにニューヨークの街を走りまわる、という物語。原作を読んでしまっている以上、映画単体として見る、とらえることがむずかしい部分もあるのですが、長編小説が語れる内容と、映画が語れることの差についてもいろいろと考えながら見ました。 映画化された作においてもっとも強調されているのは、911の悲劇性である。むろん原作においても911は悲劇なのだが、主人公の少年が抱える喪失感は、映画化によってより前面に押し出されている。原作における主人公の少年は、抑えることのできない知的好奇心とやみくもな行動力、傷つきながらもまだ保持されている無垢さ(イノセンス)が特徴だ。そこには、キ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/02/20
    ユーモアだけが悲しい話を真実として伝えられる。
  • 2011年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ

    (写真は「ふりかえる」イメージキャラクターのオリーヴさんです) みなさんこんにちは。このブログを書いている伊藤聡ともうします。毎年恒例となっています「ふりかえる」企画の結果を発表します。今年は社会的に重大な事件も多発し、生活していくことの意味あいが激変した一年でもあり、みなさんのアンケート結果を読んでいると、映画を見るという行為の文脈も変わってきたような印象を受けました。今年の一月とか、なんかもうすごい昔という感じですが……。なにかと重い気分になりがちな年ですが、今回選ばれた十作品はどれもエンターテインメントとしてすぐれたものばかりですので、たのしい年末年始のDVD鑑賞の参考にしていただきたいとおもいます。このような質問内容でアンケートを募りました。 名前/性別/ブログURLもしくはTwitterアカウント 2011年に劇場公開された映画でよかったものを3つ教えてください 2で選んだ映画

    2011年の映画をふりかえる/結果発表 - 空中キャンプ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/12/26
    今年の1位は、デヴィッド・フィンチャー新作『ソーシャル・ネットワーク』。
  • ■[映画]『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』を見たゼ! - 2011-12-04 - 空中キャンプ

    渋谷にて。3D、字幕。原作まんがは全く知らない状態でしたが、なにより映像のクオリティにびっくりしました。3Dで見るべきと感じる立体感があり、アクションの緻密さも含めて驚きました。主人公タンタンが手に入れた船の模型がきっかけで始まる、ユニコーン号と呼ばれる船にまつわる謎がテーマ。 もはやCGアニメで表現できない映像はほぼなくなったのではないか、ということを考えながら作品を見た。かつては技術が表現に追いつかない部分があったが(いま見れば『トイ・ストーリー』(’95)に出てくる犬の毛並みにはあまり動物らしさが感じられないが、それは当時のテクノロジーで可能な描写に限界があったためだ)、現在ではそうした技術的な問題もおおむね解決しているように見える。作における人間の顔のリアリティにはほんとうに驚いた。少年らしい顔の赤み、皮膚のつやや太陽に反射するうぶ毛など、実写と言われても信じてしまいそうなほど

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/12/05
    アクションのクオリティはとても高いのだが、物語がそつなく進んでいってしまうことに物足りなさも。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20111029

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/10/30
    映画『スクリーム4』。今回、メタ的に映画の記号論やプロット論へ言及していくスタイルはより深まった。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20111019

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/10/20
    映画『猿の惑星 創世記』。得体の知れない何かに自分たちの安定した生活を脅かされることの恐怖。
  • ニューヨークの映画ロケ地を探索してきました! - 空中キャンプ

    9/23から9/29まで、ニューヨークにいってきました。社会人になって初めてまとまった時間が取れたので、ふだん全く旅行をしないわたしですが、おもいきって出かけてみたわけです。会社の出張以外で海外へ行ったことはほとんどありません。もちろんアメリカへ行くのも初めてで、見るものすべてが新鮮でした。なにやら異世界に入りこんだような気持ちで、街をふらふら歩きまわりました。ここがアメリカか…。 なぜニューヨークを選んだのかというと、わたしは映画を見るのが趣味なので、映画のロケに使用された場所へ足を運んで実際に見てみたかったという目的があります。ニューヨーク、特にマンハッタンでは無数の映画が撮られており、街全体がロケ地といってもいいほどです。そうした場所を訪ねてみると予想以上にリアリティがあり、とても刺激的でした。たとえば、わたしは『あの頃ペニー・レインと』(‘00)という映画当に好きで、ニューヨー

    ニューヨークの映画ロケ地を探索してきました! - 空中キャンプ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/10/03
    街全体がロケ地。渾身のエントリー!
  • 『監督失格』を見たゼ! - 空中キャンプ

    木にて。初日。公開前からいろいろと話題になっており、先行して試写を見終えた人たちからは「完全に打ちのめされた」「衝撃的なものを見たことは事実だが、二度と見たくない」といった感想が連続、個人的にもひさしぶりに見るのが怖い種類の映画でした。初日の劇場には舞台挨拶で平野監督が来ており、作品を見終えた後、出口で観客を待っている監督と握手をしたのですが、監督の顔を見たとたん声がかすれてでなくなってしまいました。亡くなってしまった女優・林由美香と、監督・平野勝之の関係性を描くドキュメンタリー。 林という女性は、平野にとって創造性の触媒のような役割を果たしており、彼女の存在が作品を生むきっかけとなる。ドキュメンタリーは、林と平野の自転車旅行や、その後の交流の描写を中心に進んでいくが、そこで描かれるのは林と平野の関係性であり、平野の周囲にいる何人かの人物(林の母親を含む)についてであり、ひいては「なぜ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/09/05
    自己をさらけだすことをなにより警戒し、防御的になってしまっているわたし自身に向けての問い。
  • 『未来を生きる君たちへ』を見たゼ! - 空中キャンプ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/08/15
    復讐は一瞬の心地さを与えるのかも知れないが、決してわれわれを豊かにはしないし、幸福にもしないのだと、作品を見ながらあらためて感じる。映画『未来を生きる君たちへ』。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110809

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/08/10
    転ぶ、穴に落ちるといった原初的な動きできちんと笑いが取れているのもさすが。映画『刃たま乱太郎』評。
  • [映画]『コクリコ坂から』を見たゼ! - 空中キャンプ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/07/17
    主人公の少女が相手との関係性のなかで感じるよろこび、距離感、不安などの感情表現を、いっさいのせりふや過多な説明を排した演出でストイックに描いていく。
  • 『東京公園』を見たゼ!2011-07-13 - 空中キャンプ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/07/14
    榮倉奈々の輝き。
  • 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を見たゼ! - 2011-06-23 - 空中キャンプ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/24
    誰しもこのくらい個性的でいいのだ、というポジティブなメッセージ。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110621

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/22
    「ひとつのビル内で全てが完結する」タイプの物語。映画『スカイライン 征服』。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110619

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/20
    九州新幹線の一番列車がすれ違う瞬間を見れば奇跡が起こり、どんな願いも叶うといううわさを聞いた少年少女たち……映画『奇跡』。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110608

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/09
    なんだか知らないけど、やけにスムーズに場に溶け込む奴っているよね、あれって何なの?『カメレオンマン』/ウディ・アレン(’83)評。
  • 『世界文学とは何か?』/デイヴィッド・ダムロッシュ - 空中キャンプ

    米大学教授の著者が「世界文学」を新たに定義し、その読み解き方を解説していく一冊。とてもおもしろかった! 刺激的なテキストでした。『世界文学とは何か?』というのタイトルからは、なんとなくですが「非英語圏の作品を含めた小説群を解説する」というイメージがあるとおもいます。しかし、実際にこのテキストで論じられているのは「ある文学作品を言語Aから言語Bに訳すことで、いったい何が起こるのか」についてであり、ひとつの作品が言語や文化圏を越えて移動していくというプロセスをどのように捉えればいいのかという翻訳論でした。価格がやや高いこともあり、誰にでもすすめられるわけではないのですが、海外文学や翻訳に興味のある方であればスムーズに読める解説書だとおもいます。 翻訳論としてのこのテキストがまず取り上げるのは、アッシリア遺跡で見つかった『ギルガメッシュ叙情詩』が書かれた粘土版発掘についてである。意外性のある、

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/05
    「読みのモード」を自分のものにすることが、世界文学を理解する手だてになっていくとすれば、それはわれわれの価値観をぐっと広げていく読書になるのではないだろうか。『世界文学とは何か?』評。
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20110531

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/06/01
    人生の分岐点で発生する偶然。映画『アジャストメント』評。