今週は、ずっとNHKの「あまちゃん」を見ませんでした。（先週の次回予告を見て、津波の事だったので。） ダンナはかかさず録画までして見ていますが、津波の映像や震災を思わせるものを見ると、私が気分が悪くなったり、吐いてしまうので夜中こっそり見ています。（気を使わせてしまって・・・） ただ、今日は、 「見てもいいと思う。」 と言われ、久しぶりに見ました。 アキが北三陸に帰って来るという事で、知っている人達（弥生さんや、メガネ会計ババァなど）みんなが無事なのでホッとしました。 それから見ていると、あの時の状況を思い出しました。 アキが持っている魚の缶詰。サバ缶を１回で食べるのがもったいなくて、配給されたパンに缶の汁をつけて食べた事。おいしかった。 船を見に行って流された家族を探したくて、動ける船を持っていた人に頼み込んで、浮いているものを見にいった人。 意味の無いように思うけど、その時の緊迫した感

今日は風が強く吹いていましたが、良く晴れていました。 現地は、道路と落ちている道路の区別がつかなかったり、 このような感じで瓦礫が積み上げられている場所が多く見られます。 長くずーっと続いている瓦礫の山もあります。 満潮時だったのかもしれませんが、国道のすぐ横で、水しぶきをあげた海水の中にまだ建物が半分沈んでいました。 だからといって、何も進んでいない訳ではありません。山を切り崩し、造成して、新しく住める場所を作っています。 それに、スーパーもあり、ほとんどのものは買えますし食べ物も普通にそろっています。 とても幸せです。本当に。普通の生活を普通にしているって　「バカか！」　と思われるかもしれないけど幸せに感じます。 津波が来た時間には、この平らになった広い土地にポツポツと人が集まり始め、そこは、突然、遠くにいってしまった人が、以前住んでいた場所か、見つかった場所で、この時間にこの場所に来

去年の今頃どうだったか考えると、つくづく今（現在）は幸せだなぁとおもいます。 普通に「ひな祭りだねぇ」と言ったり、前もって合同慰霊祭に着ていく服を準備したりしています。 去年は、ひな祭り・・・と考える余裕も無く、黒い服を１１日までに用意しなければ・・・など気持ちに余裕が無かったこともあり、焦る気持ちのほうが大きかったです。 正直に言うと、去年はいろんな事を考えていなければ、頭がおかしくなりそうで、そうじゃないと（はっきり言うと）「死にたいなぁ、楽になりたいなぁ」と考えていました。 でも、仮設や集会所でお話を聞くと、たくさんの方の想いが聞けて、私だけじゃないことが分かりました。 皆様のおかげで活動をさせてもらえたことを本当に感謝しています。 ありがとうございます。 ２年経った現地の写真をブログに載せようと思いますが、状況は、あまり変わっていないと思います。 でも、みんなの気持ちが少しずつ前を

津波が来た場所より高い場所に居住地を作る、高台移転のお話が少しずつ進んでいます。 高い場所というと、山なども候補にあがり、市町村と地主の話し合いになってきます。 上手く進んでいないこともあり、最初の説明ではそうではなかった、など、もめる事も少なくありません。 私の身近でも山を持っている側の人がいますが、なかなか難しそうです。 「先祖代々の土地を守ってきた・・・」という深くて強い気持ちもわかります。 いや・・・私みたいな若造が気持ちが全部わかるのか、と言われれば違うかもしれない。 でも、進まないと・・・復興も進んでいかないかもしれません。 難しい問題です。

今日は最高気温0℃、最低気温が-5℃という事で少し気合を入れましたが、時折、吹雪で見えなくなる時がありました。 山間部に作られた仮設はとても暗くて大変そうだと思いました。 家（仮設）に帰る学生を見ました。山に向かって歩いていくので、外灯も少なく、ところどころ落ちている歩道やあぜ道も歩くのは危なそうでした。 暗くなるのが早い今の時期は、心配です。

きのうの1年9ヶ月に書こうと思って、消して、を繰り返し、結局投稿しませんでした。 「みんなに忘れられるのが辛い。」と言われました。 震災の記憶が薄れ、忘れられるのではないか、という事でした。 そんな事は絶対無いのに。 大丈夫、という私の言葉は、曖昧な感じに聞こえたのか、その方の顔は晴れないままでした。 少しずつでも地道に、良いと思われる事は情報共有を、と思いました。

今日は一日暖かく浜にいてもあまり寒さを感じませんでした。 沖から取れたシュウリという貝（むらさき貝）。大きい！ 味は・・・大味だったそうです。 潮が満ちてくるところです。 岸壁ギリギリだったのが超えて、やがて見えなくなってしまいます。 こんな感じで徐々に満ちていきます。 今日、災害公営住宅の入居に関するアンケートが届きました。 また家族会議をします。 ダンナは、いろいろ悩んでいるようで、私たちは仕事があり、元気に暮らしている。 死んだじいちゃんもきっと立ち直って普通に暮らしてほしいと思っているはず。 もっと大変な人はたくさんいる。本当はその人達のためのものではないか。 私は、そうは言っても、うちも楽なわけではない。 アパートを探そうと思ってもどこも満室で見つからない。 娘が通う予定の小学校の近くにあるだろうか。 このような感じのやりとりがずっと続いています。

今日は内陸の盛岡に来ています。 大きなホームセンターがあるのと、知り合いの大工さんに聞きたい事があって。 ずばり結露の事です。 去年も仮設の結露が酷いお話をしましたが、今年も… 私の住んでいる仮設は天井が、 こういう感じでまだいいのですが、山の上に建っている、仮設の方は特に酷くて鉄筋の天井(プレハブのような感じ)のため、寝ていると顔に結露の水滴が落ちてくるそうです。 そんななので窓や壁も結露が酷くて、じゅうたんの四隅も濡れてしまい、バスタオルを敷いて除湿器をつけっぱなしにするそうです。 ずっと床はジメジメしているし・・・ 今日は盛岡に泊まりです♪

あの日から１年６ヶ月経った陸前高田市です。 高台に移転したり、プレハブの仮店舗で営業を再開したお店もあり、うれしい気持ちです。 この光景を見ながら子ども達が学校に通う、今はそんな状況です。 強がってもやっぱり辛いです。 瓦礫に青々と茂る草花。 その生命力の強さがに圧倒されたり、震災に対する地域の温度差に戸惑ったり。 とにかく、子どもが大事だと改めて思います。

土日は陸前高田市に行きました。 親類の仮設に泊まりました。 お盆に行けなかったので、お墓参りをしました。 気仙町にある「虹のライブラリー」に行きました。 私設(？)の図書館のような感じでした。

今日ののれん作りの時に来てくれた住民の方達とお茶っこ飲みをしました。 いろいろおしゃべりをしてよく言われるのが、 「自分も被災しているのにこんな活動してるってすごいね。」とか。 薄々思っていましたが、今日思いました。 私は寂しかったんだなって。はっきり思いました。 震災後、一人になるのが不安でした。 出来るだけ人ごみの中にいました。 皆の笑顔を見るために活動しているのに、私も笑顔になっていました。 私も癒されています。 ありがとうございます♪

この方は沿岸沿いで被災された方です。 読んでいてせつない気持ちになりました。ご本人の了承を得てシェアします。 最近 ボランティアの為に非常に迷惑しています。はっきりいってボランティアの為のボランティアを被災者の私がずっとしてきました。一方で多少…被災者に有益なことも多少あったからです。でも、ほとんどが、自分達がやりたい事が先行して迷惑をかけている事に気がつかないのだ。僕ら、支援を受ける側は、申し訳無さから言いたい事も言えず。仲介する僕らは非常にエネルギーをつかう。受け入れも被災者がやっている事を忘れ…残るのは、支援側の自己満足…満足しちゃうから また来る。ボランティアってなに？最低のボランティアばっか！チャラチャラしたり、地元で事故起こしたり、被災地で酒飲んでふざけたり、自治会の物を平気で借りたり。自分達の組織の管理や自己生活がきちんと出来てない奴が、人の為に活動出来るわけない。黒い噂の集

なんとなく眠られません。 最近、また　「3.11　あの日を忘れない」　っぽい特集が始まり、すぐチャンネルを変えるのだけれど、夜、なぜか思い出してしまいます。 また、答えの無い　「なぜ？」　を考えることはしないのですが、なんとなく眠られなくて。 kumiko2003さんから教えていただいた、糸井重里さんのツイッターを見たり。 「その日、一人でいない」大事だと思います。 今日からダンナが出張でいないので、娘と何か夜楽しめるものがあるか考えてみようと思います。 寝不足は、体力も落ち、気力も低下します。 こんなことが私だけじゃないのが気になります。

もうすぐ一年が経とうとしています。 長かったのか、あっという間だったのか全くわかりませんが、あれから一年なんだなぁとただ思うだけです。 これから私がしたいこと、それはいままで助けてくれた方たちに感謝の気持ちを伝えたいです。 震災直後、食べ物を分けてくれた人、泥だらけで、お風呂場も泥だらけになってしまうのにお風呂に入っていきなさい、と言ってくれた無事だった地域の人達。物を売ってくれたお店の人。買出しに出た先で、被災地に帰りたくないと泣いた私に何も言わず、ずっと、ただ寄り添ってくれた人。 そして私の活動を支援してくれた方達。応援してくれた方達。 たくさんの人達に前を向く力をもらいました。 落ち込むこともあります。地震があるとそれから眠られなくなります。でもそれでいいのかも、と最近思いはじめました。 私よりももっと辛い思いをしている人はいっぱいいる、それがわかり、私にも何かできることを考えていき

今日は牡蠣の種が入るということで見に行ってきました。 まだ岸壁は壊れたままです。 こんな感じで種が入ります。 牡蠣の種（赤ちゃん）はホタテの殻にくっついています。 このポツポツと見えるのが牡蠣の種（赤ちゃん）です。 沖に吊るすとホタテの殻についたまま大きくなります。 だんだん大きくなっていって、よく見る、あの牡蠣になります。 市場に出るのは１～３年育てたものです。 共同で行っているので交代で沖に種を吊るしに行きます。 種のまわりにはたくさんのカニが！思わず集める。 こんなにいい天気でもすごく寒い！ お話を聞くと、今、牡蠣をむいている所は一時的に借りていて、三月いっぱいで明け渡して出なければいけないそうです。 これから寒くなるのに、心配です。

きのうは陸前高田に行ってそのまま気仙沼に行く予定でした。 気仙沼は震災前も港のお土産屋さん（シャークミュージアムの付近）をぶらぶらするのが大大大好きでした！（その割に余り買い物をせず・・・） 陸前高田を出る時に、年寄り（８０代）が１センチほどの段差につまづき、とっさの事で手が出ず、頭から「ゴン！」っとコンクリートに倒れてしまいました。 左目がボクシングの選手みたいに腫れて、血が出ていました。 あわてて、近くの病院に連れて行き、先生を呼んでもらいました。（プレハブの県立病院だと思います。） とりあえず腫れが引けば大丈夫だけど、しばらく経ってからの吐き気や頭痛のほうが心配、と言われました。 隣の部屋に寝かせ、コタツに入りながら様子を見ました。 次の日（今日）になって腫れも引き、落ち着いてきたので、少し安心しました。 高齢者は少しの段差でもこんな事が起きるのだなぁと思いました。 仮設によって色々

地震の映像見るの嫌な人。 皆見たがるし、見るの嫌だからって他の部屋に行きたくてもそんな場所なくなった。 「慣れなきゃ駄目なんだ！」って周りに言われても、慣れたくなんてないし。 見続けるとだんだん具合が悪くなるし、普通に死にたいなぁ、って思っちゃう。 見たくない人はどこにいけばいいんだろう。 年末に落ち込む私は最悪・・・ゴメンナサイ、こんなこと書いて。

給水車のアナウンス。 きのうはここまで復興したんだなぁと思っていたのにまたあの光景。 氷点下の中、桶やバケツを持って行列に並ぶ。 これはいつまで続くのか考えれば考えるほど落ち込む。 どのあたりまでなのか、不安。

いつも伺っている仮設で火事がありました。 隣に住んでいて、消化の手伝いをした方は、「消火器が配布されたばかりだったので助かりました」と言っていました。 でも消火器１本使い切っても日は消えず３～４本他のお宅のを使ったそうです。 ひとごとではありません・・・ 長屋のように続いているので怖いですね。 反射式ストーブが原因だったそうです。 気をつけなければ・・・

きのうは、冬の生活用品を配る日でした。 ストーブ、電気カーペット、冬物衣料、毛布、ホッカイロ・・・ 私は行けなかったので、その地区の方にお任せしました。 リーダーとなってやってくれるその人は、柴田理恵のような感じで、サバサバ、はっきり物を言う方です。 そのほうがスムーズに行くし、何よりも分け隔てなく接してくれる人です。 でもやはり、いろんな人がいて大変ですが、それでも気にしない心強い仲間です。