あなたはおカネが好きだろうか?「100万円あげる」と言われて嫌な顔をする人はほとんどいないだろう。私もカネは好きだ。 なぜ私たちはカネが好きなのだろうか?それはカネがあればたいていのものが買えるからだ。自分の欲しいものが何でも手に入る。そのために他者の承認をいちいち得る必要はない。その意味で消費は私的なもののはずだ。 だが実は純粋に私的な消費なんて本当にあるのだろうか?現代のさまざまな精神病理は、消費が自分一人だけのものという錯覚から生じているのかもしれない。だとしたら、それを乗り越えるためにはどうしたらいいのだろうか?ーという問題意識が私にはある。 工業の時代(アルビン・トフラー風にいえば第2の波の時代)、人々は「カネを稼ぐときはパブリックな存在(生産者)、カネを使うときには私的な存在(消費者)」という全く対照的な2つの役割を演じるのが当然だと考えられてきた。私は、最近、その役割分担につ
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