ディスカッションペーパー要旨 DP2024-2 「コロナ禍の下での地域金融市場:集中度、貸出・預金を通じた地域間資金循環、信用保証付き貸出」 植杉 威一郎 金融庁金融研究センター専門研究員 平賀 一希 金融庁金融研究センター専門研究員 真鍋 雅史 金融庁金融研究センター専門研究員 吉野 直行 金融庁金融研究センター顧問 2020年初頭から始まったコロナ禍は、地域の経済・金融市場に様々な種類の影響をもたらした。本稿では、コロナ禍の下で地域金融市場がどのように変化したかという点を、貸出市場・預金市場における集中度と、貸出・預金を通じた地域間資金循環指標によって明らかにする。これらは、前回の金融庁における研究プロジェクトの成果(植杉・平賀・真鍋・吉野, 2021a, 2021b; Uesugi, Hiraga, Manabe, and Yoshino, 2022)の延長推計でもある。加えて
両大戦間期の日本における恐慌と政策対応― 金融システム問題と世界恐慌への対応を中心に ― 2009年4月22日 金融研究所 鎮目雅人 全文ダウンロード (PDF) 要旨 両大戦間期の日本では、繰り返し発生する恐慌への対応が政策運営上の大きな問題となっていた。なかでも、1927年の「昭和金融恐慌」と1930~31年にかけての「昭和恐慌」は日本経済にとって大きな転機となった。このうち「昭和金融恐慌」は、第1次大戦後における産業界の事業整理と金融機関の不良債権処理が不完全であったことに伴う国内の金融システム問題の表面化という側面が強く、これを契機に大規模な財政資金の投入と銀行合同等の構造改革が実施された。一方、「昭和恐慌」は、(1)旧平価による国際金本位制への復帰という政策選択と、(2)折から発生していた世界恐慌の国内経済への波及、の相乗効果が背景となっていた。1931年末に5度目の大蔵大臣
1か月ほど前は、原稿書きの仕事が多くて死にそうだったのですが、その成果 が、また1冊の本になりました。 会社法マスター115講座【第3版】 (ロータス21) 本体 2400円+税 であります。 先月出た 株券電子化ハンドブック(商事法務) は、実務本、特に弁護士に必携の本にしようという発想で作ったのに対し、会 社法マスター115講座【第3版】は、初学者から専門家まで、誰でも手軽に 利用できる本をめざした本です。 【第3版】は、私は、昨年、上智のロースクールで第2版を使って授業をした経 験を生かし、学習上も実務上も重要であるにもかかわらず、第2版では記述が 薄かった ○代表取締役 ○善管注意義務と忠実義務 ○役員などの報酬 ○利益相反取引 ○利益供与 ○事業報告 を補充しました また、 「学習の効率化のために、本当に必要な判例だけを厳選した判例要旨集が欲 しい」 というロー生の要望を取り入れ
> Source: 2nd Quarter 2009 Economic Commentary and Outlook Andrew Horowitz, CFP Kevin Hoffmann http://www.horowitzandcompany.com/ This content, which contains security-related opinions and/or information, is provided for informational purposes only and should not be relied upon in any manner as professional advice, or an endorsement of any practices, products or services. There can be no guarantee
平成21年4月22日 財 務 省 報 道 発 表 平成21年3月分貿易統計(速報)の概要 ●総額 輸 出 金 額 4兆 1823億円 -45.6% 6ヵ月連続の減少 数量指数 74.9 -41.0% 8ヵ月連続の減少 輸 入 金 額 4兆 1714億円 -36.7% 5ヵ月連続の減少 数量指数 85.3 -20.4% 6ヵ月連続の減少 差 引 金 額 110億円 -99.0% 17ヵ月連続の減少 (注)伸率及び増加・減少は全て対前年同月比による。 品目名 伸率(金額) 寄与度 ○輸出 (減少品目) 自動車 : ▲ 70.6% ▲12.3 半導体等電子部品 : ▲ 42.3% ▲ 2.2 自動車の部分品 : ▲ 50.9% ▲ 1.9 ○輸入 (減少品目) 原粗油 : ▲ 65.0% ▲13.8 非鉄金属 : ▲ 66.6% ▲ 2.1 石油製品 : ▲ 62.5% ▲ 1.9 (製品輸入比
NHKスペシャル「マネー資本主義」が話題になっている。この放送があるのは、当日の新聞番組欄で知ったのだが、見るかどうか迷った。ちょっと考えた末、見ないことにした。切り口にかなりのストレスを感じることが予想されたためだ。まあ、ぐっちーさんや厭債害債さんのエントリーなど見ると、精神衛生上は見なくて良かったようであります。で、見なかった番組自体の論評はさておき、番組ホームページにあった以下の一文について。 「なぜ誰も止められなかったのか―。この事態を招いた原因はどこにあるのか―」 これに答える格好の一文と思われるものは、過去のNHKスペシャルにある。10年ほど前に放映された「マネー革命」の第二回のタイトル。当エントリーの表題、「世界は利息に餓えている」である。人は意図していようがいまいが、「お金」を運用している。「預金する」、「生命保険を契約する」、「年金に入る」などを通じて「お金」は金融機関に
(2009年4月21日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 長期安定成長が過去のものとなった英国。国が再び指導的地位を取り戻せるかどうかという苦悩が広がる中で、新年度予算案が22日発表される。 ほんの2年前、ロンドンは新しいタイプの経済のモデルのように見えた。 所得は高く、経済成長は力強く、労働党政権が経済政策の枠組みを改革してから10年の歳月を経て、「欧州の病人」という英国の過去の悪霊はすっかり姿を消した。銀行は急ピッチで事業を拡大し、雇用は過去最高水準に向けて成長していた。 「欧州の病人」が一転、経済成長のモデルに 人を夢中にさせるこの組み合わせは、フランス大統領に就く寸前のニコラ・サルコジ氏にも感銘を与えた。 2007年初頭にロンドンで選挙活動を行った際――ロンドンは世界で7番目にフランス国籍の人口が多い都市――、サルコジ氏は羨ましげに英国の成功について語り、英国のGDP(国
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