上のテーブルで示したように、ソルトの値が異なると、平文のパスワードが同じであっても、作られるハッシュ値はまったく別になる。 加えて、攻撃者がハッシュ値を事前に計算しておくことも難しくなるため、辞書攻撃の効果も低減できる。ただし、よく使われるパスワードや、簡単に推測できるパスワードに対しては、ソルトは効果がない。 よくある誤用[編集] ソルトの再利用[編集] プログラマがパスワードをハッシュ化する際に毎回同じソルトを使用するケース。 この場合でも、既存のレインボーテーブルを無効化することはできる(ソルトの値が適切であれば)。ただし、広く使われている製品にソルトがハードコーディングされると、そこから抽出したソルトを使って新しいレインボーテーブルを生成できてしまう。 また、ソルトが固定だと、パスワードが同じユーザーはハッシュ値も同じになってしまう(ハッシュ値を作る際にユーザ名を混ぜ込んでいる場合