Linuxへの移植を希望するソフトウェアについて語るとき、まず取り上げられるのがAdobe InDesignやQuarkXpressなどのデスクトップパブリッシング(DTP: desktop publishing)用アプリケーションであるが、実のところLinuxユーザをターゲットにしたDTPアプリケーションというものは既に存在しているのである。それがScribusというオープンソース形態のページレイアウトプログラムであり、プラットフォームとしては、Linux、Windows、Mac OS Xをサポートしている。問題はその完成度だが、果たしてこのプログラムは実務の現場においてプロプライエタリ系DTP製品の代替ソフトとして使用できるレベルに達しているのであろうか? 私の主たる仕事は、グラフィックスおよびテキストデータを編集してドキュメント上にレイアウトすることであり、こうした作業を90年代中盤
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