密告義務法=犯罪収益移転防止法が「疾走中」(by 保坂展人) 「参院選への影響」を理由に再び「死んだふり」状態に陥ったあげく、迷走をはじめた共謀罪に気を取られた隙を突いて飛び出したのが「密告義務法」。こいつは超ヤバイ。 依頼を受けた弁護士が、犯罪収益について依頼人の違法行為の疑いを持ったとき、その弁護士は警察へ通報義務を強いられる、とんでもない法案なのである。これが通ったら、依頼人は弁護士を信用することができず、依頼人の防御権は根底から崩壊する。弁護士に警察の手先の役割を強要する法律。弁護士が率先して密告すれば、これはもう司法の死。 この途方もない法案を、政府は二月上旬に上程、三月中に成立を目論む超スピード可決を狙っている。代議士・保坂展人氏が「疾走中」と表現したのもうなずける。 ゲートキーパーは「門番」の意味、あきれた名前だが、そんなことを論評しているヒマはない。通常国会は明日が初日。な