世界でたった2つ、日本では唯一となる磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」(正式名:愛知高速交通東部丘陵線)。静かでクリーン、それでいて加減速や登坂性能が高いという先進の公共交通システムだ。 前編ではリニモの仕組みや、そのシステム上のメリットなどを紹介したが、後編では実際にリニモに乗り、その“空を飛ぶような”乗車感覚を、写真をもとにレポートしていく。 →“世界でここだけ”「リニモ」の魅力とは?(前編) リニモは地下鉄東山線と連絡する「藤が丘駅」から、愛知環状鉄道と連絡する「八草駅」までを結ぶ、総延長約9キロメートルの磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)だ。駅数は9駅、所要時間は約17分。“東部丘陵線”という名称のとおり、リニモが走るのは自然の多い丘陵地帯で、勾配や急カーブが多い。リニモはこの区間を、静かに、かつ滑らかに走り抜ける。 では、さっそくリニモの車内に足を踏み入れてみよう。 リニモ
2005年、愛・地球博へのアクセスラインの1つとして開通し、“動くパビリオン”として人気を集めた磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」(正式名:愛知高速交通東部丘陵線)。愛・地球博の会期中に約2000万人の乗客を運び、その後は、世界でたった2カ所※しかない常設のリニアモーターカー実用路線として今も営業を続けている。 世界的に珍しい、日本でも唯一のリニアモーターカーは今どのようなサービスを行っているのか。また、リニモの魅力とは何なのか。前後編に分けてレポートする。 リニモが「エコな」理由とは? 常電導吸引型(HSST※)磁気浮上式鉄道。これがリニモが採用しているリニアモーターカーシステムの名称になる。「磁気で浮上する」というと、電磁石の反発力でレールの上に浮いているというイメージがあるだろうが、実際はその逆。車両下部にある走行用モジュールがレールを挟み込む形になり、その下側の電磁石が「発生し
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