◇舵を握ってにぎって船長気分 終了後、再資源化研究で解体 あすから新居浜東港で 新居浜市黒島1丁目の新居浜東港に接岸している旧国鉄・青函連絡船の「羊蹄(よう・てい)丸」 (8311トン)が27日から6月10日まで一般公開される。終了後は大型船舶の再資源化に向けた研究で解体されるため、「最後の公開」 となる。 羊蹄丸は全長132メートル、幅17・9メートル。函館―青森間を結ぶ鉄道連絡船として1965年に就航し、人や貨車を運ぶ大動脈として活躍した。青函トンネルの開通に伴い88年に引退。96年から昨年まで東京都品川区の「船の科学館」 で係留展示されていたが、老朽化のため同館が無償譲渡先を公募した。 譲渡先として選ばれたのが、船のリサイクルを考えるために新居浜市や新居浜高専、地元企業などが昨年6月に設立した「えひめ東予シップリサイクル研究会」 。今年3月、羊蹄丸はタグボートに引航されて新