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2020年3月18日のブックマーク (2件)

  • 「味あわせる?」 「味わわせる?」|NHK放送文化研究所

    このように、「語幹」が「味わ」で、「活用語尾」が「ワ、イ、ウ、エ、オ」となります。「語幹」というのは、「変化しない部分」です。「~せる」が下に連なるときにも、語幹を保存して「味わわせる」となります。 ただし、「味あわせる」という形も、実際にはよく使われています。ウェブ上でおこなったアンケートでは、年代差や男女差はあるものの、全体としては「味わわせる」よりも「味あわせる」のほうを支持する意見のほうが、やや多くなっていました。また次のように、歌詞にも使われています。 さらには、「合う」という漢字を当てて「味合わせる」と書いた例も、少なからず見られます。 この「味あわせる」は、来変化しない部分である語幹の「味わ」の「わ」を「あ」に変えてしまっているという理由で、文法的には正しくないとされています。「味あわせる」という形が出てくる背景には、一つには伝統形「味わわせる」に含まれている「~わわ~」と

  • 味あわせる? 味わせる? 味わわせる?

    正解とされる「味わわせて」を選んだ人が最多ではありましたが、割合は半分に届かず。「味あわせて」を選んだ3分の1超という数は、誤りと言って済む程度を超えていると感じます。「味わせて」も6人に1人ほどが選び、一定の浸透をうかがわせます。さて、どう考えればよいでしょうか。 辞典・用語集は誤りとする「味あわせて」 まずは国語辞典から。「『味あう』『味あわない』『味あわされる』とするのは誤り。正しくは、『味わう』『味わわない』『味わわされる』」(明鏡国語辞典2版)。いわゆる「誤用」に厳しい明鏡はスパッと切ってくれます。これに従えば「味あわせる」も誤り。日国語大辞典は「あじあう」の項目を立てていますが、説明は「『あじわう(味)』に同じ」というもの。用例があったので採録したのだと思われますが、流の使い方とは見なされていません。 毎日新聞用語集も「あじわう」の項目で「[注]『味あう』は誤り」とし、さら

    味あわせる? 味わせる? 味わわせる?