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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime (15)

  • 大手メディアには文脈が二つしかない - 評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」

    主に新聞とテレビを念頭に置いて言うが、大手メディアには「事件報道」と「政治談義」の二つ以外に文脈と文体がない。日頃から感じていることなのだが、原稿を書いているうちにまた思い出したので、メモ代わりに書いておく。 振興銀行の件でいうと、木村剛氏の刑事事件について報道が集中し、たとえば木村氏がどれくらい悪くて酷かったのか、という報じ方になる。預金カットを含む処理が決まると、テレビであれば、NHKの午後7時のニュースでも、「被害者」である大口預金者を捜してきて、この人が「どう感じているか」を伝えようとする。 木村氏はまるで押尾学被告のように報じられるし、預金者は死亡した女性の友人のような感想を求められる。 ちなみに、民放の情報バラエティなら、コメンテーターはプレゼンを聞くかVTRを見るかした後に、「まさか銀行が潰れるとは、ふつうの人は思いませんよね。ヒドイですね」等々何らかの「感想」を言えばそれで

    SyncHack
    SyncHack 2010/09/19
    馬鹿だなあ。大手メディアに消費者が期待することは勧善懲悪ドラマで正しい情報では無い。国が全て面倒見てくれる従来型の政府に憧れている。日本社会全体が世界から時代遅れになっているのを気が付いていない。
  • Twitterをしばらくやってみて

    Twitterのアカウント(yamagen_jp)を登録して一月半が経過した。始めた経緯は当ブログに書いたとおりだが、初日から数百人単位のフォロワーができたこともあって、ほぼ毎日読み書きするようになった。 今のところ、Twitterは、概ね面白いと思っている。 情報のやりとりが早いこと、字数制限がプラスに働いて気軽に投稿できること、ブログや掲示板よりも「荒れない」こと、などが長所だ。 情報のやりとりの早さは、発信したツイートに対する反応の早さで実感することが多いが、Twitterの最大の魅力だろう。書いて、送って、直ぐに反応がある、というのは張り合いがある。ブログ上のやりとりはFAXや文通に近い時間感覚だが、Twitterはちょっと時差のあるテレビ会議くらいのスピード感だ。 もっとも、反応=(精神的)報酬と考えると、頻繁に報酬があることが心地よい刺激になるという心理は、毎月分配型ファンドを

  • 亀井大臣は鳩山内閣を救うか?

    この人くらい名が体を表さない人も珍しい。ここのところ大いに目立っている亀井静香郵政問題・金融担当大臣だ。「静香」とは一体何を間違えたのか。 亀井氏は、なかなかに複雑な人だ。前々回の衆院選では堀江貴文氏が刺客として彼の小選挙区に向かったような古き自民党の代表的な「抵抗勢力」出身でありながら、ご人は革命家チェ・ゲバラが大好きらしい。かつてアメリカの要人が彼の事務所を訪れて、ゲバラの写真を見て仰天したという。また、警察に影響力を持ち、かつて許永中氏とも親交があったというような普通の人は怖くてとても付き合えないような強面かと思うと、実は、死刑廃止を訴えている代表的な政治家でもある。 親しくなりたいかどうかは別として、興味の湧く人物だ。 この亀井氏が、大臣に就任早々にぶち上げた返済猶予構想(「亀井モラトリアム」)は大いに物議を醸し、批判を呼んだ。私は幾つかのメディアでこの問題について書いたので、詳

    SyncHack
    SyncHack 2009/10/09
    米欄を見ると山崎さめ特有のジョークを気付いていない。実に嘆かわしいw。
  • 反面教師としての前原国交相

    八ツ場ダムの工事中止を巡って、前原国交相が不必要に問題を混乱させているように見えます。大まかな経緯は、 (1)国交相に就任直後、八ツ場ダムの工事中止をキッパリ明言、 (2)八ツ場ダムの現地を訪問すると発表、 (3)八ツ場ダムの地元(の人たち)が「中止が前提なら意見交換会はしない」と拒否、 (4)前原氏は「地元や関係都県の理解を得るまでは基計画廃止に関する法律上の手続きは始めない」と表明(産経新聞、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090921-00000563-san-pol) (5)視察の際に(選挙公約なので)「ダムを中止する考えを白紙に戻すことはない」と発言(時事ドットコム、http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2009092300163)、 といったところでしょうか。 まだ決定的な混乱や失点には至っていませんが、この

    SyncHack
    SyncHack 2009/09/25
    情緒豊かな政権だけに今後もゴネ特を感じざるを得ませんな。ズルズル後回しした結果、無駄撤廃活動自体が無駄でしたというオチが見えます。笑える。
  • 民主党の子ども手当とベーシックインカム

    今回の民主党の選挙公約の中で、実現しそうなもので且つ最も効果の大きな政策は中学卒業までの子供一人当たり月2万6千円支払うという子ども手当だろう(但し、来年度は半額の1万3千円だという。なぜ?)。年間では31万2千円、子供が二人いると62万4千円の手当になり、勤労世帯の平均年収が4百万円台の前半であることを考えると、かなりのインパクトがある。 民主党のマニフェストの計算によると平成23年度から年間5兆5千億円が支給されることになっており、先般の定額給付金の2兆円・一回限りに較べるとかなり大きいし、手当が支給される家庭では、継続的な収入となるので、それなりの消費拡大効果があるだろう。財政が介在することを長期的に中立と見ると、国民の誰かが払った税金が別の国民に渡るだけだから、支給額だけ消費が増える訳ではないが、大まかにいえば高所得家庭から低所得家庭への所得移転になるので、後者の消費性向がより大き

  • 推薦図書「東大を出ると社長になれない」

    水指丈夫氏の小説東大を出ると社長になれない」(講談社)が発売された。当ブログは、時に自分の新著も宣伝しそびれるくらいの怠慢ブログなので、発売されたばかりのを推薦図書として取り上げるのは珍しいが、僭越にも私が帯の推薦のことばを書いたなので、これは自分がを書くよりも珍しいこと(!)だから、ご紹介する。 東大を出ると社長になれない、と言われると、確かに、そうかな、という気もする。現実には、多数の東大出サラリーマン社長が存在するので、「東大を出るといい社長になれない」の方が現実によくあてはまるような気がするが(世の中の平均よりも、「良くない社長」が多いような気がするし、東大出の役員の比率は会社の成長性に反比例する傾向があるように思う)、このが言う「社長になる」は、起業に成功して社長になるタイプの社長を指している。これはなぜだろうか? 或いは、たとえば、学園祭でヤキソバ屋を出すとすれば、ど

    推薦図書「東大を出ると社長になれない」
    SyncHack
    SyncHack 2009/05/09
    てっきり東大出は労働貴族(笑)で社長になる必要が無いという流れなのかと。ぶっちゃけ経営者なんてリスクが高い割に大して儲からない。オーナー兼経営者なら別だが。
  • 「かんぽの宿」は何が問題なのだろうか?

    鳩山邦夫総務相が、オリックスが落札したかんぽの宿の入札に関して、「出来レースではないかと疑われる」と発言して待ったを掛けた際には、正直に言って、民間の取引に対して政治家が余計な横槍を入れたのかという印象の方を強くを持った。 しかし、何となく引っかかりを感じたのも事実だ。鳩山氏は(かつては大秀才だったらしい)、傾向として、考えと言葉が常識の先を行くようなところがある。また、彼は総務相の前が法務相だし、何か報道されていない情報を掴んでいるのではないか、という可能性が捨てきれなかった。 そうこうしているうちに、今回の売却案件が「ラフレさいたま」や都内の社宅用地など、非常に大きな経済価値を持つ資産を含むものであることや、これまでに郵政公社が行ってきたいわゆる一万円売却なども含めて、日郵政が、資産の意図的な安売りをしているのではないかと思えるような報道が出始めた。 当然ながら、これは少なくとも日

    SyncHack
    SyncHack 2009/02/11
    単に上場するときの重荷は早く整理したいという思いがあったのかと。ばら売りで雇用条件付きともなると売れない物件もあるでしょう。日本郵政のネゴ不足。元身内を非難したくなかったためのオリックス叩き。
  • ベーシックインカムをテレビで説明します

    収録は済ませてあるので、正確に言うと「説明しました」です。1月24日(土曜日)にオンエア予定のBS11の田中康夫さん司会の番組、「にっぽんサイコー!」でベーシックインカムについて説明しました。 先日、TBSラジオの田中康夫さんが司会を務めておられる番組に出演したご縁で(楽天のTBS株大量取得以来はじめてのTBS出演です!)、BS11の番組にもゲスト出演する運びとなりました。 説明した内容自体は、当ブログでも書いた内容なので、番組をご覧になられても新しい発見はないかも知れませんが、ベーシックインカムにご興味のある読者の中でも、文字よりも話の方が物事の可否が判断しやすいとお感じの方がいらっしゃるかも知れないので、お知らせしておきます。自分のテレビ出演や講演などの広報・勧誘をブログでやるのはあまり好きではないのですが、ベーシックインカムの説明は、テレビでは珍しいかもしれないので、お知らせします。

    SyncHack
    SyncHack 2009/01/25
    見たいもののBSという文化は我が家に無しorz。id:cazxxx thx!楽しかった!
  • インデックス投資ナイト

    昨日「インデックス投資ナイト」というインデックス投資を勉強・実践するブロガー達によるイベントに行ってきました。台場の舞台とスクリーンが用意されたカフェ的居酒屋(収容120人)が会場で、私は、パネルディスカッションに参加しました。 有料ということもあって客足は大丈夫なのかと気になりましたが、チケットは前日に売り切れたそうで、出席率も上々で満席(一部立ち見?)でした。 「インデックス投資家」とはどんな人達かというイメージはまだ完全に掴み切れてはいませんが、年齢層は30代、40代が極端に厚く、かつ、行儀のよい方々の集まりでした。開場の際には列が出来ていたそうですが、席の奥の方から順に詰めて座ってくれて手間が掛からなかったそうです。何れにせよ、株式の個別銘柄を話題にするセミナーに来る人々(たぶん、かぶり付きを含めて、思い思いの場所に着席するでしょう)とはかなりイメージが違う集まりだなあと思いました

    SyncHack
    SyncHack 2009/01/11
    インデックス投資ナイトというタグを付けたいのに文字制限より「インデックス投資ナイ」になっている悲しい現実。
  • 投資チャンスの年としての2009年

    あけましておめでとうございます。 リーマン・ショック以来、個人的には時間の足りない日々が続いていたが、11月下旬に「超簡単 お金の運用術」を脱稿してから少し余裕が生じて、忘年会を(例年通り)何度も楽しむことが出来た。 12月中に収録を済ませ、年が変わってからオン・エアされるテレビやラジオの番組では「2009年の景気はかなりキビシイ」「株価に関しても安値更新の可能性が高い(大雑把な予想レンジでは日経平均で6000円~9000円)」と言っているのだが、2009年は投資のチャンスの年だろうと思っている。 昨年の相場と世界経済の展開は、1990年代の日をVTRの早回しで見ているような感じだった。昨年初が1991年くらいの感じで、5月くらいに少し景気が回復し掛かった1995年くらい、しかし9月に一気に1997年(11月に山一が自主廃業を発表した年だ)を経過して、目下1998年から199年という感じ

    SyncHack
    SyncHack 2009/01/02
    山崎センセはETFで勝負なさる気かな。不動産に興味有だとJ-REIT系のETFとか?
  • ベーシックインカムに関する補足

    もう1年以上前に書いたベーシックインカムに関するエントリーに(http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/df9729ff82024e97dd3447d08d9c5f27)ポツポツとコメントが入る。ありがたいことではあるが、なぜかと疑問を抱いていたのだが、堀江貴文氏のブログでこのエントリーが取り上げられていたことを、さる忘年会の出席者からお聞きした。 調べてみると、堀江氏のブログ「六木で働いていた元社長のアメブロ」(http://ameblo.jp/takapon-jp/)に12月15日付けで「ベーシックインカムの話」というエントリーがある。堀江氏は、ベーシックインカム的な構想に基的に賛成のようだ。(1)公共事業にお金を使うよりもダイレクトにお金を配る方がいい、(2)働かざる者うべからずという倫理は古い、という辺りのことを的確に理解してくれている。

  • 日本電産永守社長には余裕とユーモアが足りない

    電産の社員は、このゴールデンウィークも、全員が休まず働いているのだろうか。だとすれば、お気の毒だし、仕事の能率も悪かろう。ずっとその調子で会社が潰れないなら、それこそたいしたものだ。 永守重信日電産社長が、23日に記者会見で「休みたければ辞めればいい」と発言したとされる問題が、ネットを中心に話題になった。この発言は「朝日新聞」の4月24日朝刊に出ているらしいのだが、版の違いか、私は上手く見つけられない。AsahiNetから引用すると、永守氏は「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」と持論を展開したことになっている。 「ことになっている」というのは、その後、日電産は、ホームページで「弊社社長永守が『休みたいならやめればいい』と発言したかのような記事が掲載されましたが、そのような事実はなく、誠に遺憾

    SyncHack
    SyncHack 2008/05/04
    アサヒには余裕とユーモアが足りない。アクの強い彼の話を曲解して金儲けをしているアサヒの記者の余裕の無さを感じました。アサヒることは日常で記事にならないが永守発言は愛読者の好物だったんでしょう。
  • 「日本版国家ファンド」に反対!

    ここのところ、一部で、日でも「国家ファンド」を作ろうという機運が高まっている。金融業者に騙されやすい一部のお調子者か運用会社(たぶん外資の)回し者が騒いでいるだけかと思っていたのだが、「まず実現しない」と安心できるような状況でなくなってきたようであり、反対意見を述べておかねばいけないと感じるようになった。詳しい反対論拠は今週金曜日にUP予定の『ダイヤモンド・オンライン』の「山崎元のマルチスコープ」という連載で書くつもりなので、そちらを参照して欲しい。 まず、12月6日の『産経新聞』によると、自民党の議員42名が「資産効果で国民を豊かにする議員連盟」なるものを作ったという。12月5日に設立総会があったが、会長は山有二前金融相だという。同記事によると、運用可能な国有資産は、一部の試算によると500兆円あり、先ずは外貨準備の運用を、一部外部委託することを狙っているようだ。尚、産経の記事では、

  • 政府ファンド(SWF)についてTV番組で討論しました

    先日、朝日ニュースターの蟹瀬誠一氏が司会の「頂上決戦」という討論番組の収録に行って参りました。「3月1日(土)午後6:05 ~ 7時ほか」で放映される予定です。ゲスト出席者は、政府ファンド推進派の田村耕太郎参議院議員、国際ジャーナリストの中岡望氏、加えて私です。 番組の内容に触れるとネタバラシになってしまうので、放映が終わるまでこの番組について当ブログに書くことは控えようかと思っていたのですが、既に田村議員のブログに収録の様子があれこれと書かれているので、番組の宣伝も兼ねて、討論編以外の内容について、幾つか書いておきます。ただし、基的には、討論内容そのものについては番組を見て下さるように、とお願いしておきます。 (田村議員のブログ:http://kotarotamura.net/b/blog/index.php?itemid=2088) 実は、拙宅のテレビの契約の関係で、現在、私は朝日

  • TVコメンテーターの立場・現実・責任

    幸運な(と自分では思うのだが)行きがかりが幾つかあって、ここ2年ほど、生放送でニュース(的)情報を伝えるテレビ番組の「コメンテーター」と呼ばれる仕事をする機会があった。 ちょうど「スーパーモーニング」(テレビ朝日、朝8時から)のレギュラー出演がさる9月25日で終わったことでもあり、テレビ番組の「コメンテーター」について、簡単に考えておきたい。私がコメンテーター経験した番組は、「めざビズ」(フジテレビ。放送終了)、「とくダネ!」(フジテレビ、朝8時から)、「スーパーモーニング」、「ニュース・リアルタイム」(日テレビ、午後4時54分から)、「ニュースGyaO」(GyaO、放送終了)、である。拙いコメンテーターではあったが、どの番組にも愛着がある。 当ブログに限らず、ブログや掲示板などを見ると、TVコメンテーターの発言は、多くの場合、不見識で思慮の浅いものとして、批判されている。公共の電波を使

    SyncHack
    SyncHack 2007/09/29
    コメンテーターの立場を解説。コメンテーターは一視聴者の感情をロールプレイしているに過ぎないのだから、必要以上に批難するのは如何なものかという主張らしい。視聴者を天狗にさせるのも仕事のうちですよ。
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