これまで、セブン-イレブン本部による、不当な加盟店の扱いを批判してきた筆者だが(参照記事)、そんな筆者にとって看過できないことが5月27日に開催された、セブン-イレブン、イトーヨーカ堂などをグループ内に収めるセブン&アイ・ホールディングスの株主総会で起きたので報告させていただきたい。 同総会参加者の中には、「この日のために自社株を買った」というコンビニ加盟店ユニオン(本部の事業改善を望む加盟店オーナー団体)のメンバーもいた。コンビニ加盟店ユニオンは現在、岡山県労働委員会に労働組合としての認定を申請中だが、まだ正式な認定は得ていない。過去にプロ野球選手会など、個人事業主の労働組合が労働組合法適応対象として認定され、団体交渉権を保有するに至ったことはあるが、審査には時間がかかるようだ。そのため、株主という立場で、経営陣に事業改善を交渉する加盟店オーナーは過去にも存在した。 株主総会の壇上に現れ