格安スマホがシェアを伸ばす中、NTTドコモが新たな値下げプランを導入しました。自社のブランド力は大きな武器になるとして、格安スマホや大手の“第2ブランド”の値下げ競争からは一線を画してきたドコモの方針転換とも言える今回の値下げ。消費者にとってはどの携帯電話会社を選べばよいのか、ますます迷うところです。競争の構図はどのように変わったのか?何を判断材料にすればよいのか?改めて整理しました。(経済部・小田島拓也記者) 「大手3社と格安スマホ事業者は、価格とサービスの面で似通ってきている」。mineo(マイネオ)のブランドで格安スマホ事業を手がけるケイ・オプティコムの責任者は、サービス開始3周年のイベントでこう述べました。強く意識しているのは、通信最大手NTTドコモが6月1日に始めた新たな値下げプランです。 ドコモの新料金で最も安いプランは4000円(通信量2ギガ・5分以内の通話かけ放題)。15年