埼玉県は9日、県内の10代の女子中学生と男子小学生の便から、DNAの型が同じO(オー)157を検出したと発表した。2人はそれぞれ、レストランチェーン「ステーキのどん」の同県東松山市と越谷市の店舗で、8月中旬に「角切りステーキ」を食べていた。県はこのステーキが原因で食中毒を起こしたと判断し、2店舗を同日から3日間営業停止にした。2人は快方に向かっているという。 この2店舗で食事をした別の2人もO157の感染が確認されたが、DNAの型は違うといい、同県は「2店舗での食事が原因とは言い切れない」としている。 同県によると、DNA型が一致した2人が食べた角切りステーキは本社工場(同県鶴ケ島市)で加工されたカナダ産の牛肉で、埼玉や群馬、東京など8都県にある「ステーキのどん」の64店舗に出荷されたという。 同社によると、今回の件とは別に、群馬県の3店舗で客の中にO157に感染した人がいるといい、