島根県教委は21日、他校の生徒の顔を何度も殴った県立出雲高のラグビー部監督の男性教諭(43)を減給10分の1(3か月)、無免許運転をした県東部の県立高の男性教諭(44)を停職3か月とする懲戒処分を発表した。 処分は同日付。 県高校教育課によると、出雲高の教諭は9月17日、同校内で、別の部活動の練習で訪れていた他校の男子生徒が誤って自分のスリッパを履いて行こうとしたため、スリッパや平手で計6回、生徒の顔を殴り、頬やまぶたにけがをさせた。 教諭は「衝動的にやってしまった」と話しているという。同課の小林邦彦課長は「無抵抗の生徒を繰り返し殴る行為は、教育的体罰でなく暴力。許されない」とした。