山梨県の中央道・笹子(ささご)トンネルの天井板崩落事故で、下敷きになったワゴン車に乗っていて死亡した5人のうち、男女3人は、都内の賃貸住宅「シェアハウス」の住人仲間と判明した。 県警が6日、発表した。捜査関係者によると、残る2人も住人とみられる。台所などを共有し、若者の支持を得ているシェアハウス。5人は2011年頃から入居し、2か月に1度は旅行に出かけるほど仲が良かったという。 県警によると、3人は、いずれも東京都千代田区東神田に住む会社員の、松本玲さん(28)、小林洋平さん(27)、森重之さん(27)。2日朝、他の3人とワゴン車に乗っていて事故に遭った。このうち、知人の神奈川県三浦市、銀行員の女性(28)は足のやけどなど2週間のけがを負った。残る2人は28歳の女性と27歳の男性とみられる。 シェアハウスは住人の個室がある一方、台所などは共同施設。賃貸料は比較的安く、支え合う住人関係などが