ほとんどの人が、ファーストフードをなるべく避けたり、甘いものを控えたりと、日々の生活の中で食生活に気をつけているだろう。だが最近の研究によれば、75歳になればそんなこと気にしなくてもよく、何を食べても健康は大して変わらないということが明らかになった。 アメリカの研究者たちは76歳以上の高齢者449人の食生活を5年間調査し、3つのグループに分類した。1つめは主にケーキや焼き菓子などの甘いものと乳製品などを好むグループ。2つめは米、果物、肉、魚、野菜などを健康のバランスを考えて摂取するグループ。3つめはパン、揚げ物、アルコールの摂取量が高い欧米型食生活のグループ。 さらに対象者たちの医療記録を参照しながら、心疾患、2型糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームなどの発症率との関係性について、5年間に渡り調査した。その結果、1つめの甘いものと乳製品を好むグループに高血圧のリスクが若干高かったという