科学に関するニュースを正しく理解するためには、ニュースの元となった科学論文をダイレクトに読むのが一番ですが、ネット上のニュースから情報源となる論文にアクセスできないことも多く、書籍やウェブサイトには証拠ではなく空想に基づいた「心理学」を謳うところも多々あります。このような科学・特に日本の心理学の状況を改善しようと試みているのが関西学院大学の三浦麻子教授。「オンライン調査会社のモニタの過半数は教示を読まずに回答している」「選挙活動をGPSでトラッキングして選挙運動と投票率の結びつきを調べる」といったテクノロジーを使った社会心理学の研究を行う三浦教授に、「どうして研究者となったのか」ということから「科学研究と報道はどのような形であるべきなのか?」など聞いてきました。 関西学院大学に到着。 三浦教授の教授室の扉には「み」が裏表逆になったのれんがかかっていました。 中はこんな感じ。壁一面の本棚にず