コンボ・センサが自動車向けMEMSの成長をもたらす 不確実な経済状況の中、成熟した自動車市場が軟調になっている。そんな中、世界中のすべての市場において、MEMSによって実現される安全機能を自動車に追加する需要が高まっており、自動車用慣性センサ装置の市場を今後5年の間に年平均で10%以上成長させるだろう。しかし、販売価格の下落が続き、個別の慣性センサから得られる利益は今後数年の間に頭打ちになるだろう。プロセサを共有して、動作検知機能を効率的にコンボ・デバイス(複数機能をもつ装置)に組み込む最もよい方法を考え付いた企業が成長することになるだろう。仏Yole Developpement社は、こういったコンボ・センサが2016年までに自動車用慣性センサの市場の15%以上を占めるようになると予想している。なぜなら、コンボ・センサは個別のセンサよりも低いコストで複数の機能を実現できるからだ。 自動車部
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