海外でも人気を博す日本のマンガやアニメだが、なかには文化の壁を越えられず、苦戦を強いられる作品もある。 NY在住の米国人エージェントのC氏に、出版されたものの、 その結果があまり芳しくなかったという作品をその理由とともに紹介してもらった。 ■『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社) 日本では大人気の「ジョジョ」シリーズ、米国でウケない理由はいくつかあるようだ。 最近は、新しいアニメーションやビデオゲームのおかげで認知されつつあるが 初めて登場したのは10年前で、その際のマーケティングは、失敗例として有名だとか。 ストーリーは、暴力的、宗教的問題がある部分の表現とイラストを変更。 同様に登場人物名も変えてしまったため、潜在的ファンはそれを支持しなかった。 ネットのおかげで、再びジョジョコミュニティは広がっているようだが、 「ジョジョ」シリーズは、巻数が多いため、絶版も相次ぎ手に入れるの