都内中堅商社の営業部は、ある情報に騒然となりました。育児休業中の営業部員A子さんが、米国ニューヨークへ1か月の留学に出発したことが分かったからです。 情報元の友人によると、A子さんはもともと海外留学に憧れていて、入社してから機会をうかがっていたものの、多忙で行けずじまい。そうこうするうちに結婚、出産が続いたのだそうです。 同僚も不満「私たちに仕事のしわ寄せが来てるのに」 このまま復職すれば、仕事と子育ての両立で精一杯になる。であれば今が最後のチャンスということで、留学に踏み切りました。A子さんとすれば、 「ニューヨークには子どもも連れて行くし、子育て中には変わりない。育休中は家から出ちゃいけない、というわけでもないでしょ?」 という考えのようです。しかし国内に残る同僚たちの心中は穏やかではありません。 「A子が休んでいる間に、私たちに仕事のしわ寄せが来てるのに」 「留学できる余裕があるのな