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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (50)

  • ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオススメしません

    <ここ2~3年、ブームになっている「ガチ中華」。店員に日語も通じない「場の中華料理」とのことだが、中国人にも、日人にも、私は警鐘を鳴らしたい> 日の「ガチ中華」ブームに違和感を覚えている。この言葉、2022年の新語・流行語大賞にノミネートされ、ここ2~3年で広く知られるようになった。 半ばチャイナタウン化している池袋には、そのガチ中華のフードコートが3つもある。「いつかべてみたい!」「友人に連れて行ってもらい、ガチ中華デビューした」、そんな日人も増えているようだ。 でも正直、いわゆるガチ中華を私はおすすめしない。 ガチ中華は、一般には「日人の好みに合わせて作られたものではなく、中国人が実際にべている場の中華料理」を指すとされる。炒飯(チャーハン)や餃子(ギョーザ)、ラーメンなどが中心の「町中華」と対になる概念、なんて説明もある。 実際に行ったことのある人なら分かると思うが

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    Tomosugi
    Tomosugi 2024/06/28
  • アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)とは

    <昨今のいわゆるウォーキズム(日の文脈に合わせると意識高い系とでも訳すべきか)へのカウンターとして「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)という概念が話題だ。ようやく米国の右派が、左派と勝負できるだけのナラティヴを手に入れつつある......> 米国で「贅沢品としての信念」(luxury beliefs)という概念が話題になっている。元は2019年ごろににちょっと話題になったらしいのだが、私は見逃していた。それが提唱者のロブ・ヘンダーソンが最近自伝「Troubled」を出したこともあって見直され、昨今のいわゆるウォーキズム(日の文脈に合わせると意識高い系とでも訳すべきか)へのカウンターとして持ち出されているようだ。 ヘンダーソンの顔を見ると分かると思うが、ヘンダーソンという欧米系の姓の印象に反して、彼はアジア系米国人である。彼の母親は韓国からカリフォルニアに渡り、大学を中

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    Tomosugi
    Tomosugi 2024/06/05
  • オジサンは遠慮して? 女性K-POPアイドルのイベントに「中年男性」が殺到...韓国国内で物議

    <日でも「NewJeansおじさん」と否定的に語られるNewJeansの中年男性ファンたち。韓国ではイベントの際の動画が物議を醸している> 「ニュージーンズ(NewJeans)」は15~19歳のメンバーで構成される、いま最も注目を集める女性K-POPアイドルグループ。日では従来の韓国ガールズグループ以上に中高年の男性からアツい支持を受けているようで、「NewJeansおじさん」という否定的なニュアンスが込められた言葉がSNSで拡散される状況となっている。 ■【動画】「若者にチャンスを譲れ」「メンバーに触ろうとしてる!」と物議を醸したNewJeans のイベントの様子 このファン層の特徴は、韓国国内でも共通しているようだ。8月に開かれたファンイベントでは、ファンたちが現地で撮影した映像がSNSに投稿され始めると、イベント参加者の多くが30代後半以上の男性だという指摘が相次ぐ事態になった。

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    Tomosugi
    Tomosugi 2023/09/14
  • BBCのジャニー喜多川「性加害」報道が問う、エンタメ界の闇と日本の沈黙

    <公然の秘密ながら日の大手メディアは決して深入りしない、ジャニー喜多川の疑惑を取り上げたBBCの番組は、世界共通のエンタメ界の闇と、日社会の問題を投げかける> 東京でイギリスの新聞の特派員をしていた頃、外国から有名ジャーナリストがなだれ込んで来ては、日ではとっくに常識と思われるようなニュースを大々的「スクープ」として報じているのに驚かされた。日経済はもはや世界の先頭を走っていない! 日でもホームレスが問題化している! 日の司法制度は過酷すぎる! そしていま加わったのが──ジャニー喜多川は連続性加害者だ! イギリスで3月7日、BBCのドキュメンタリー『捕者:Jポップの隠れたスキャンダル』が放送された。ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川を取り上げたものだ。公平を期すために言うと、番組を担当した記者モビーン・アザーはこのスキャンダルを新事実として報じたわけではない。むし

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    Tomosugi
    Tomosugi 2023/03/17
    文春が動いてることを期待したい
  • 国産ロケットH3の打ち上げは「失敗」である

    固体ロケットブースターへの着火信号が出ず、打ち上げられなかったH3ロケット(JAXAのライブ中継動画から) <国産ロケットH3の打ち上げは「中止」か「失敗」か。共同通信記者が炎上しているが、同じことをアメリカ中国がやれば、どう表現するのか> 国産ロケット「H3」の打ち上げが、......と書き始めたところで、どのような言葉を続けるべきなのか、分からずにいる。というのも「中止」か「失敗」か、どちらの言葉で形容すべき事態なのか判然としないからだ。そう思って2月18日付の朝刊各紙の見出しを比べると、次のようになっていた。 <朝日新聞> 新型「H3」打ち上げ中止 <毎日新聞> H3発射直前で中止 <読売新聞> H3打ち上げ直前中止 <日経新聞> H3打ち上げ「中止」 <産経新聞> H3打ち上げ中止 <東京新聞> H3ロケット発射できず なるほど、世論の趨勢はすでに「中止」ということで片が付き始め

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    Tomosugi
    Tomosugi 2023/02/19
  • フランスのコロナウィルス第7波のえげつないリバウンド|パリのカフェのテラスから〜 フランスって、ホントはこんなところです|World Voice|ニューズウィーク日本版

    フランスのコロナウィルス感染は、依然として続いており、多少の上がり下がりはあるものの、5月初旬までは、安定した?数字で1日の新規感染者も4〜5万人程度でおさまっていて、集中治療室の患者数も減少しつづけていたので、国民の関心もどちらかと言えば、ウクライナでの戦争や大統領選挙、国民議会選挙や上昇し続けるインフレなどの問題に傾き、コロナウィルスに関する報道もほとんど影を潜めていました。 ところが、5月半ばにとうとう最後の規制でもあった公共交通機関でのマスク着用義務化が撤廃されて以来、その約2週間後からコロナウィルス感染は少しずつ増加傾向に転じ始め、6月に入ってからは、ちょっとその危うい感じも格的になってきました。パンデミックが始まって以来、数々の対策がとられたり、人の集まる行事(ノエルやバカンスなど)がやってくる度に、良きにつけ悪しきにつけ、なんらかのアクションがあった後、2週間後には、その結

    フランスのコロナウィルス第7波のえげつないリバウンド|パリのカフェのテラスから〜 フランスって、ホントはこんなところです|World Voice|ニューズウィーク日本版
    Tomosugi
    Tomosugi 2022/07/03
  • 『はじめてのおつかい』がアメリカで巻き起こした大論争 NEWSWEEK

    <保護責任が厳しく問われるアメリカでは、子どもを一人でお使いに出すことは「非常識極まりない」はずだが......> 日のNTV系列が放送している長寿番組『はじめてのおつかい』の中から、諸条件に合致したエピソードの放映権がNetflixに売却され、この4月1日から「Old Enough」(「(単独行動をするには)十分に大きい」)というタイトルで世界各国で視聴されるようになりました。一番幼い場合は3歳児未満という幼児が、親に頼まれて「一人でお使い」に行くというリアリティー・ショーですが、アメリカでは大変な話題になっています。 アメリカでは、州によって若干の違いはありますが、基的に13歳未満の子供に対しては保護者の監視が義務付けられています。ですから幼児に一人で街路を歩かせていることが判明した場合には、その幼児は即座に保護され、保護者は逮捕されるばかりか、そのような「危険な状態を見て見ぬふり

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    Tomosugi
    Tomosugi 2022/04/22
  • 数と独立──棲み分ける批評Ⅲ

    <インターネットの出現によって、数は「公共性」を意味しなくなってしまった。批評家の東浩紀氏が「数」を諦めて得た、独立と自由とは? 論壇誌『アステイオン』95号は「アカデミック・ジャーナリズム」特集。同特集の論考「数と独立――棲み分ける批評Ⅲ」を全文転載する> ※転載にあたっては算用数字への変更、および改行を増やしている アカデミズムとジャーナリズムの関係について書いてほしいという依頼を受けた。けれどもぼくはアカデミシャンでもジャーナリストでもない。だから両者の関係について責任ある立場で書くことはできない。書くことができるのは、ぼく自身の経験についてだけである。それでよいかと返信したら、よいとの答えをもらった。それゆえ、個人の経験を記そうと思う。 ぼくは博士号をもっている。教職に就いていたこともある。けれどもアカデミシャンの自覚はない。ぼくが就いた教職はすべて任期付きあるいは非常勤で、学会運

    数と独立──棲み分ける批評Ⅲ
  • QRコードを生み出した技術者、原昌宏。ヒントは囲碁だった【世界が尊敬する日本人】

    <もとは製造現場の部品管理が主な目的だったと、開発を主導したデンソーウェーブの主席技師は言う。その創意工夫は今も続いている> ※8月10日/17日号(8月3日発売)は「世界が尊敬する日人100」特集。BLACK、竹内まりや、猪子寿之、松山英樹、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、阿古智子......。免疫学者からユーチューバーまで、コロナ禍に負けず輝きを放つ日の天才・異才・奇才100人を取り上げています。 今やQRコードを見掛けない日はない。「東京駅からうちの会社までの間、いくつ使われているか社員が数えようとしたら、多過ぎて挫折した」と、愛知県のメーカー、デンソーウェーブの主席技師で開発を主導した原昌宏は笑う。 もともとは製造現場の部品管理を主な目的に1994年に開発。昼休みの囲碁をヒントに、縦横の2方向を使うことでバーコードより多い情報量を入れ込むことに成功した。こうした複雑な情報を素

    QRコードを生み出した技術者、原昌宏。ヒントは囲碁だった【世界が尊敬する日本人】
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    Tomosugi 2021/08/15
  • デーブ・スペクター「日本は不思議なことに、オウンゴールで五輪に失敗した」

    都内で取材に応じるデーブ・スペクター(5月28日、スペクター・コミュニケーションズ社)HAJIME KIMURA FOR NEWSWEEK JAPAN <東京五輪が日のイメージを悪化させている?「日の素晴らしい貢献」「テレビ局の五輪事情」......日が招いたフシギな状況をデーブ・スペクターが独占インタビューでめった斬り> ――東京で五輪を開催することをどう見ている? 日は不思議なことに、オウンゴールで失敗した。つまり、運営側の問題で自滅した。まず東京オリンピックに対する世間の見方は、コロナ禍が深刻化する前に既にしらけていた。膨大なコストは約束よりも膨れ上がっているし、暑過ぎてマラソンは札幌でやるという。 コロナ前にもう日は観光大国になっていたから、オリンピックは観光誘致のためでもないし、福島のためというのはもちろん誰にも通用しない。結局、何のために日でやるの? オリンピックは

    デーブ・スペクター「日本は不思議なことに、オウンゴールで五輪に失敗した」
    Tomosugi
    Tomosugi 2021/06/10
  • 池江選手に五輪辞退をお願いするのは酷くない

    東京五輪水泳会場の披露式典に参加した池江選手(2020年10月24日、東京都江東区) Issei Kato-REUTERS <アスリートと一般市民の利害は今や根的に対立している。そうさせたのは、コロナ無策のまま五輪を強行しようとする政権の姿勢だ> 5月7日、オリンピック水泳日本代表の池江璃花子選手がTwitterを更新し、選手選考会以後、オリンピック辞退や反対の表明を求めるコメントがSNSなどに寄せられ、中には心ない内容のものもあったとして、「私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません」「この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです」「頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います」と綴った。 このツイートは直ちに各社のニュース記事になり、池江選手には同情の声

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    Tomosugi 2021/05/17
  • 強制収容所に入れられた日系アメリカ人の苦難をゲームで学ぶ

    『プリズナー・イン・マイ・ホームランド』のワンシーン COURTESY OF THIRTEEN PRODUCTIONS LLC <プレイヤーはアメリカ人として戦争に協力するか、不当な扱いに抗議するかといった選択を迫られる> 「ミッションUS」シリーズは、PBS(公共テレビ放送網)が提供する無料のインタラクティブ歴史教材。黒人奴隷やアメリカ先住民、ユダヤ人移民など、アメリカ史における難しい問題を、ロールプレイングゲームの形で10代の子供たちに「体験学習」してもらう試みだ。 この9月公開のシリーズ最新作『プリズナー・イン・マイ・ホームランド』は、16歳のヘンリー・タナカの目を通して、第2次大戦中の日系アメリカ人の苦難を紹介する。 真珠湾攻撃によって太平洋戦争が始まると、多くの日系アメリカ人はそれまで住んでいた家から立ち退きを命じられ、強制収容所での生活を強いられた。ワシントン州のベインブリッジ

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    Tomosugi 2020/09/30
  • あなたがキリスト自身になって、苦難の生涯と奇跡の旅を体験できる!

    <リアルな映像で主人公キリストとしてプレーし、その生涯を体験できる壮大なゲームが登場したが......> 最高にスリリングかつ奇跡的な舞台で最強の主人公になってプレーしたい? そんなゲーマーにはうってつけだ。 ビデオゲームスタジオのSimulaMは、信仰心のあつい人もそうでない人も聖書の世界にのめり込めるゲームを発表した。その名もずばり、『I Am Jesus Christ(私はイエス・キリスト)』。キリストの生涯と奇跡の旅を、キリスト自身になって体験できる。 聖書の物語を忠実に再現したゲームは、これが初めてというわけではない。『レッド・シー・クロッシング』や『スーパー3Dノアの方舟』などの路線をなぞっている。 しかし今回のゲームが新しいのは、次世代技術をフルに活用し、プレーヤーをキリスト自身にして、胸躍る伝道活動の旅に送り込むところだ。病人を救い、荒れ狂う海を静め、実を結ばぬイチジクの木

    あなたがキリスト自身になって、苦難の生涯と奇跡の旅を体験できる!
  • 米出版界を震撼させる楳図かずおの傑作ホラー『漂流教室』

    『進撃の巨人』なども手掛ける翻訳家ドルヅカの新訳も素晴らしい UMEZZ PERFECTION! 8 HYORYU KYOSHITSU ©2007 KAZUO UMEZZ/SHOGAKUKAN <連載開始から半世紀近くが過ぎた今も衝撃度満点の『漂流教室』が英訳「完全版」で発刊> 子供への暴力は多くの学校で現実の問題かもしれないが、芸術作品の中で描かれることはまれだ。そんなタブーをぶち壊したのが、楳図(うめず)かずおのホラー漫画『漂流教室』(小学館)だった。その衝撃は、1972年に週刊少年サンデーで連載が開始された当時から、今に至るまで色あせない。 アメリカでは既に全11巻のペーパーバック版が出版されているが、ここにきて日漫画を数多く英語圏に送り出してきた米ビズ・メディアから新装ハードカバー「完全版」の刊行が決定。10月に第1巻が発売された。 『漂流教室』は、ぞっとするがシンプルな設定で

    米出版界を震撼させる楳図かずおの傑作ホラー『漂流教室』
  • 貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する

    <イギリスの富裕層貧困層より10年長生きして、年金を長く受け取り医療保険を長く利用する> ロンドンへ向かう電車の中で僕は、「poverty premium(貧困割増金)」を改善しようとの運動についての記事を読んだ。これはイギリスではよく知られた問題。必要なものを手に入れるために、貧しい人々ほど多くのカネを払わなければならない仕組みを指している。 分かりやすい例は、彼らがローンを組むときにずっと高い金利を設定されること。だからもしも彼らの家の給湯設備が壊れたら、新たな2000ポンドのボイラーを購入するカネを借りるために、僕なら5%の金利を課されるところ、彼らはおそらく24%の金利を払わなければならないだろう。そして言うまでもなく、そもそもそれをすぐに買えるだけの貯金がある人だったら、シンプルに一括で購入してローンも金利も必要ないだろう。 貧しい人々は時に支払いが遅れたり、滞ったりして、その

    貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する
    Tomosugi
    Tomosugi 2019/06/08
  • 「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?

    <行動遺伝学の研究によって、「知能は遺伝する」ことが明らかになってきました。そして、収入に与える遺伝の影響は、歳を取るほど大きくなる...。私たちはこのショッキングな事実とどうやって向き合うべきなのでしょうか?> 体格や運動能力が遺伝することを何となく受け入れている私たちですが、頭の善し悪しが遺伝すると語るのはどうもタブーになっているようです。 「頑張って勉強さえすれば、誰でも同じように頭はよくなる」 学校の先生や親はそう言いますが、「行動遺伝学」によって、あらゆる能力のだいたい50%は遺伝によって説明できることがわかってきました。 ならば勉強することはムダなのでしょうか? 才能は遺伝ですべて決まるのでしょうか? 英才教育に効果はあるのでしょうか? 収入と遺伝に関係はあるのでしょうか? 行動遺伝学の第一人者、安藤寿康教授の最新刊『日人の9割が知らない遺伝の真実』では、遺伝にまつわる俗説を

    「知能が遺伝する」という事実に、私たちはどう向き合うべきか?
  • 「心の専門家」に、ピエール瀧氏を「分析」させるメディアの罪

    <ピエール瀧氏をめぐる報道では、臨床心理士がわずか2分の映像をもとに瀧氏の「深層心理」を読み解くものまで登場した。一方、アメリカでは精神科医によるこうした行為の是非について活発な議論がなされてきた。「ゴールドウォーター・ルール」から日が学ぶべき視点> 精神科医やカウンセラーがメディア上で、会ったことのない著名人について「診断」することはどこまで許されるべきだろうか。その行為は、倫理に反するのか? ここ数年のアメリカでは、トランプ米大統領の支離滅裂な言動について精神科医がメディアでコメントすることをめぐり、激しい論争が起きている。 この論争には、歴史がある。鍵となるのは、アメリカ精神医学会(APA; American Psychiatric Association)が設けている「ゴールドウォーター・ルール(Goldwater rule)」と呼ばれる規定だ。そこには、「(メディアに対する一般

    「心の専門家」に、ピエール瀧氏を「分析」させるメディアの罪
  • 「悟りってどんな状態?」悟った50人に心理学的手法で詳しく聞いてみた結果とは(TransTech Conferenceから)

    「悟りってどんな状態?」悟った50人に心理学的手法で詳しく聞いてみた結果とは(TransTech Conferenceから) エクサウィザーズ AI新聞から転載 <悟りをひらいたとされる人たちをインタビューした結果、「自我の感覚の変化」「雑念の減少」など、彼らの経験には一定の共通点があった。科学的手法で解析した「悟り」とは> 人類を進化させる技術TransTech Conference関連の記事4目。前回の記事「マズローの欲求5段階説にはさらに上があった。人類が目指す自己超越とは(TransTech Conferenceから)」の記事では、ハングリー精神や欠乏感を持って自己実現を目指しても、結局幸福になれないという話をした。 自己実現した多くの人は、その先を目指し始めた。また社会的成功を目指す途中の人たちも、激化する競争に疲弊し始めている。欠乏感から解き放たれた幸福に向かって、人類は進み

    「悟りってどんな状態?」悟った50人に心理学的手法で詳しく聞いてみた結果とは(TransTech Conferenceから)
  • 徴用工判決が突きつける「日韓国交正常化の闇」 韓国大法院判決全文の熟読で分かったこと | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    10月30日に韓国の大法院(最高裁に相当)が「元徴用工」に対して、計4億ウォン(約4000万円)の支払いを命じた判決に対する批判が、日で収まらない。日政府は、過去に日韓両政府が合意した内容を否定するものとして、「日韓関係の法的基盤が揺らいでしまう」「100%、韓国側の責任において(解決策を)考えることだ」(河野太郎外相)と強く反発し、韓国政府の対応を求めている。文在寅大統領は判決について発言しておらず、対応に困っていることがうかがえる。 しかし、大法院の判決文を熟読すれば、「韓国側の約束違反」というだけではない、日韓国交正常化時の「闇」も浮かんでくる。 募集広告と全く違う苛酷な労働 判決文はA4用紙約50枚にわたる膨大な量だ。原文にも目を通したが、判決文独特の表現が多いため、正確に理解するのが難しい。そこで日の有志の弁護士が日語に仮訳したものを参考にしながら、判決文を熟読してみた。

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  • 村上春樹の小説を僕が嫌いな理由

    <奇妙な展開だらけの村上作品の世界的ヒットは特徴ある商品が上手に売られている感じ――文芸評論家でもない一読者としての私的作家論> 話のできる、未来を見通すカエル、謎の羊、消滅する象。時間移動、パラレルワールドの扉、消える語り手......。 これを読んで「もっと聞かせて!」と思った人は、きっと村上春樹の小説のファンだろう。逆に、わずかでも現実に起こりそうなことを書いた小説が好きな人なら、僕と同じく、あんなバカバカしくて不合理な話を、この分だと結末もまともではないなと思いながら何百ページも読む気にはならないはずだ。 村上が世界的な現象であることは確かだ。彼のは大ヒットし、数十の言語に翻訳されている。 村上は、僕がロンドンのバスやニューヨークの地下鉄の中でその作品を読む人を目撃したことのある唯一の日人作家だ。大江健三郎や谷崎潤一郎を読んでいる人など一度だって見たことはないが、村上を読む人

    村上春樹の小説を僕が嫌いな理由