予知連“巨大地震想定できず反省” 5月25日 22時21分 東日本大震災を受けて行われたシンポジウムで、地震予知連絡会の島崎邦彦会長が講演し、専門家による地震や津波の予測が防災対策に生かされていれば、被害を減らすことができたと指摘する一方、結果的に巨大地震を想定できなかったことについて、「反省している」と述べました。 東京大学名誉教授で、地震予知連絡会の島崎邦彦会長は、今回の震災を受けて、自然科学などの専門家の学会が千葉市で開催したシンポジウムで講演しました。島崎会長も委員を務めている政府の地震調査委員会は、平成14年に公表した「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価」の中で、明治三陸地震と同じような地震と大津波がどこでも発生する可能性があると記載していました。講演で島崎会長は、こうした専門家の予測が国などの防災対策に生かされなかったと指摘し、「対策が立てられていれば、特に宮城県から