【ニューヨーク=松下佳世】北朝鮮のミサイル発射問題で、国連安全保障理事会は13日午後(日本時間14日未明)、公式会合を開き、発射を非難する議長声明を採択した。弾道ミサイル関連活動の停止などを求めた06年10月の対北朝鮮制裁決議(決議1718)に対する違反を明文化し、再発射の自制を要求。国際社会が一致して北朝鮮に態度変更を迫る内容となった。 安保理は発射から9日間で、法的拘束力はないものの、異例の強さの議長声明の採択にこぎ着けた。国際社会の一致した要求に、北朝鮮はどう反応するのか。6者協議は再開できるのか。オバマ新政権下の北朝鮮政策はどうなるのかなどが今後の焦点となる。 声明の主な内容は以下の通り。 安保理は、▽北朝鮮による発射が決議1718に違反したと非難▽北朝鮮は決議1718を全面的に履行しなければならないと再強調▽北朝鮮が再発射を行わないよう要求▽加盟国に決議1718の全面的な履
【ニューヨーク=松下佳世】北朝鮮が発射したと主張している「人工衛星」について、北朝鮮が加盟している宇宙物体登録条約などに基づく国連への情報提供を行っていないことが分かった。国連事務総長報道官が、9日の会見で明らかにした。 宇宙物体登録条約は、宇宙物体が地球を回る軌道上などに打ち上げられた場合の「できる限り速やかな」登録を、国連事務総長に対して行うよう義務づけている。宇宙条約でも、宇宙活動の実施状況や結果の報告義務がある。 北朝鮮は発射直前の今年3月に両条約に加盟。今回の打ち上げで「人工衛星を軌道に進入させることに成功した」と発表しており、朴徳勲国連次席大使も7日、記者団の質問に物体の登録を「したと思う」と話していた。
【エルサレム=井上道夫】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃をめぐり、人権問題などを調査していた国連事務総長特別代表のラディカ・クマラスワミ氏が23日、ジュネーブで開催中の国連人権理事会で、イスラエル軍がパレスチナ人の少年を「人間の盾」として利用したと報告した。ロイター通信などが伝えた。 クマラスワミ氏は2月にガザで現地調査を実施。その結果、イスラエル軍がガザ市南部に侵攻した1月15日、11歳のパレスチナ人少年に軍の前方を歩くよう命じ、建物にも先に入らせるなど「盾」として利用した事例があったとした。爆発物の有無などを調べるため、複数のパレスチナ人のカバンを少年に開けさせたりもしたという。 また、母子が残る家屋をブルドーザーで破壊したり、住民を建物に移動させた後に砲撃を加えたりした事例もあるとし、「イスラエル軍の『違反』があまりに多すぎる」と述べた。 同氏は一方で、ガザを支配
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く