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ブックマーク / yosyan.hatenablog.com (12)

  • 助産師会調査報告を頑張って分析してみます - 新小児科医のつぶやき

    昨日はコピペネタで逃避してしまいしたが、やはりやっておかないと寝覚めが悪いので書きます。これでしばらくホメパチ関連の新燃料が投下されない事を切に願います。ネタモトは日助産師会の平成22年9月7日付「ホメオパシーに関する調査結果の公表」です。 ■看板に偽りあり まずは元ライダー様から指摘のあった点です。この調査の目的は、 分娩を取り扱うすべての開業助産師について、ビタミンK2シロップ投与とホメオパシーの使用に関する実態調査 誰がどう読んでも調査の対象にしているのは、 ビタミンK2シロップ投与の実態 ホメオパシーの使用の実態この2項目についての調査です。VitK不投与もホメパチの一部ですが、ここはそれ以外のホメパチ使用の実態調査も行うと書いてあるしか読めません。ところが、調査項目として挙げられているのは、 ビタミンK2シロップ投与の有無について 過去2年以内にホメオパシーのレメディを投与して

    助産師会調査報告を頑張って分析してみます - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/09/12
    調査に「ビタミンK投与無しの実数がない事」は気になっていたが、助産所は診療記録を残さないからデータがないのか。色々納得いかない。/VK2以外にも新生児に必要な措置はあるし、そこにもホメは食い込んでいそう。
  • 沖縄のホメパチ装置からの芋づる - 新小児科医のつぶやき

    しばらく避けたかったホメパチですが、9/2付朝日新聞がまた興味深いので勢いで触れます。 ■とりあえず事件の概略 事件は公立中学の養護教諭が5年以上も、体調の悪い生徒に砂糖粒しか治療として与えなかった事件です。生徒の反応が面白いのですが、 一部の生徒は、このレメディーについて「思いこみ薬」と呼んでいた。 こういう冷静な者もおれば、 新型インフルエンザが流行した昨年、「インフルエンザを予防できるレメディー」を渡され、予防接種を受けなかった生徒もいる。 こういう被害を受けて者もいます。「経験談」として予防接種を受けなかった生徒が、インフルエンザを予防できたかどうかも知りたいところですが、そこまでは取材できていないようです。それでもってこの養護教諭は、 普及団体「日ホメオパシー医学協会」が認定する療法家 それも沖縄の養護教諭では影響力の強い立場にもあるようで、 沖縄の全小中学校の養護教諭約440

    沖縄のホメパチ装置からの芋づる - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/09/04
    ラジオニクスと、そのバリエーションの波動は本当に汎用性が高く、あらゆるトンデモ・ニセ科学とリンクする。ホメオパシーもご覧の通り。波動はEM菌やレイキ、サプリ療法にも繋がってます。
  • ホメパチ協会の思考様式を推理遊戯する - 新小児科医のつぶやき

    あんまりホメパチ協会の事を書くと「ネタ切れか!」みたいな批評が出るみたいです。これは間違っていない指摘で、ネタ切れかと言われれば、年中ネタに困っていますから、その批評は必ずしも的外れではありません。書くネタに溢れて選択に困るみたいな状況は年に何回もありませんからね。あえて弁明しておけば、ホメパチ問題を取り上げているのは「ネタ切れだけが理由でない」とぐらいはさせて頂きます。 それはともかくホメパチ批判が強くなればホメパチ支持者から反論はあるわけで、うちのようなブログにも支持者からのコメントが入ります。 ホメオパシーの現実について、日を離れた情報も考慮したのでしょうか? イギリス、フランス、インドなどでは、とても普及しています。 日学術会議で何と言おうと、私自身、娘、周囲の多くの人が、長年に亘って、それぞれ異なる病が、ホメオパシーでの治療で完治に至った事実は、事実ですから、否定できません。

    ホメパチ協会の思考様式を推理遊戯する - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/09/03
    ホメオパスにとっては「ホメオパシーには治療効果がある」が「最終真理」ですね。だから、「検証した結果、治療効果が無いと確認された」という指摘は絶対に受け入れられない、と。
  • 水の記憶へのホメパチ理論 - 新小児科医のつぶやき

    ホメパチ医学協会が日学術会議会長談話に反論されています。言論の自由は保障されていますから、反論されてもなんら差し支えないのですが、反論を論評する自由もまた保障されています。ですからと言いたいのですが、やるには余りにも苦痛に満ちた作業です。正直なところやるだけの意味を見出すのが非常に困難です。 そこで日曜ですし手を抜いて1点だけ取り上げてみたいと思います。ホメパチの根理論と言うか、生命線理論である「水の記憶」の理論的説明です。これについてはホメパチ側と現代科学側は真っ向から対立しています。「対立している」は極度にホメパチ側に好意的な表現ですが、現代科学側にしてみれば、天動説を強硬に主張されるより1万倍困惑する主張です。 それだけに日学術会議に公式に否定された後にどんな理論根拠を持ち出すかは逆の意味で興味は出てくるのですが、 日学術会議は、原材料を希釈振盪した水が「ただの水」であると断

    水の記憶へのホメパチ理論 - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/29
    ベンベニストがノーベル賞候補とか言っちゃう人達だし、ジョセフソンの名前はさぞや有り難い事だろう。「ホメオパシーに効果があるというのは疑いようのない事実であり」が絶対の前提な以上、どうしようもないか。
  • 日本学術会議のホメオパシー否定 - 新小児科医のつぶやき

    学術会議会長 金澤一郎氏による平成22年8月24日付「ホメオパシー」についての会長談話です。長くもないのでリンク先を確認してもらえれば嬉しいのですが、終わりの部分を引用します。 今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。 最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。 この日学術会議と言うのが結構凄い団体で、wikipediaで十分ですから引用しておきますと、 科学者の内外に対する代表機関であ

    日本学術会議のホメオパシー否定 - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/26
    会長が、イギリスかどこかの科学者から「取り返しがつかなくなる前に手を打ったほうがいい」と言う助言をもらった、と言っていたので、この予想には中々説得力が。/どうでもいいけど「ホメパチ」表記が面白い。
  • 24時間テレビの暴走を考える - 新小児科医のつぶやき

    まずは昨日と同じ助産院は安全?様の無介助分娩をテレビで?!から、 日テレで8月恒例、24時間テレビが今年もあるそうですが、8人を自宅出産された方が扱われるそうです。 それも、“毎回助産師を呼ばない”無介助分娩だそうです。 若干放送時間がずれることもあるそうですが、8月29日日曜日の朝8時くらいが予定時間だそうです。 内容は感動を押し売りして、子供から小遣い銭を巻き上げる集める24時間テレビですから「賛美」であるぐらいは推測できますが、うろうろドクター様が自宅分娩出演者のブログ(mixiらしい)を探し出してくれました。(『自宅出産』を賛美し医療不信を煽る、24時間テレビを許すな!) 今年の24時間テレビで我が家の 8人目8回目の自宅出産 の映像が放送されます もちろん家族のみでの出産です (毎回の事ですが助産婦さんなどはいません) 是非見てください 8月29日日曜日 日テレちゃん 朝8:00

    24時間テレビの暴走を考える - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/25
    24時間テレビはいっそのことロシアンルーレットの生中継でもしたらどうだろうか。やってる事は現状と大差ない。
  • あん摩師はり師きゆう師及び柔道整復師法違反被告事件 - 新小児科医のつぶやき

    最高裁判決(昭和35年1月27日)とも言うらしいのですが、かなり頭の痛くなる判決文です。医療類似行為に対する判決として有名だそうですが、かなり気合を入れて読まないと頭がこんがらがりそうです。とりあえず判決文があるのですが、頑張ってみます。 ■上告趣旨 これがまあ、段落の無い長文で眩暈がするのですが、むりやり分けて読んでいきます。 被告人の業としたHS波治療行為は所謂あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法によつて禁止した医業類似行為を業としたもので、同法の違反となる処断であるが、被告人の所為が医業類似行為であるとして、同法の適用を受け禁止されるものであるならば、同法は憲法に違反する無効な法律であるので、斯る法律により被告人を処罰出来ないものであると信ずる。 HS波治療行為なるものが問題になっているのですが、あはき法及び柔整法以外の医療類似行為は違反とした事自体が憲法違反と主張しています。

    あん摩師はり師きゆう師及び柔道整復師法違反被告事件 - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/18
    判決文等の法文書を扱うと、どうしても読み難くなるなあ。この判決文の解釈を見ると、代替医療が「注意責任義務」の面でかなりのグレーゾーンを綱渡りしているように思える。
  • 科学はホメオパシーを否定できない - 新小児科医のつぶやき

    私が独自に唱えたのではなく情報学ブログ様の科学はホメオパシーを否定できない からです。主張の内容についてはリンク先を是非確認してください。今日はちょっと違う視点から考えてみます。 ホメオパシーの創始者であるハーネマンの理論は、現代医学における血清療法に通じる部分はあると考えます。もちろん現在の血清療法とは異なりますが、正常に発展していれば、先駆者の1人として医学史に名を残したかもしれないぐらいの意味合いです。しかしホメオパシーは正常には発達しなかったと考えています。発達と言うより、そこで止まってしまったとする方が良さそうです。 ハーネマンがオルガノンを出版した時代はナポレオンがロシア遠征を行なっている時です。当時の医療は解剖学こそ発達していましたが、とくに内科的治療については原始的な時代です。日でも同じ頃に西洋医学への関心が高まり、シーボルトやポンペが伝えましたが、医療者にとってもっとも

    科学はホメオパシーを否定できない - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/16
    「薄めれば薄めるほど効果が上る 」と言う法則は後継者ではなくハーネマン本人の発案だったかと。
  • 日本ホメオパシー医学協会の「隠しコメント」 - 新小児科医のつぶやき

    3回連続は傷気味なのですが、こうもネタになるのが実に興味深いところです。今日はNot so open-minded that our brains drop out.様が朝日新聞の記事に対するホメオパシージャパン系団体の滅茶苦茶な反論と謎の「隠しコメント」として指摘されている「隠しコメント」です。 id:takjitan氏のはてブのコメントでの指摘で知ったのだが、朝日新聞に対する反論ページのHTMLのソースを読むと、なぜかコメントアウトされていて非表示になっているビタミンKについての日ホメオパシー医学協会の「隠しコメント」が読めるた(今は変更が加えられきれいに削除された模様)。 この反論ページの冒頭部分に「なお、山口での訴訟に関係する内容については、現在民事訴訟が進行中ですので、JPHMAとしては現段階でのコメントを控えさせていただきます。」とあることから考えても、ビタミンKの是非・意

    日本ホメオパシー医学協会の「隠しコメント」 - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/09
    どうせならホメジャは反論テキストを空白で元の文が一文字も残らないくらい希釈すればよかったのに。有害なものを無害になるまで薄めるのが信条なのだから。
  • 日本ホメオパシー医学協会の御意見 - 新小児科医のつぶやき

    朝日記事に日ホメオパシー医学協会(JPHMA)が反論されています。冒頭に 8月5日付朝日新聞朝刊、社会面にトップに掲載されている1.〜8.の記事内容について、日ホメオパシー医学協会(JPHMA)からコメントします。 http://www.asahi.com/national/update/0804/TKY201008040482.html こう書いてあるので間違いないでしょう。○数字はウェブ上では文字化けしやすいので、これを修正している事は御了解下さい。今日は日ホメオパシー医学協会(長いのでJPHMAもしくはホメパチ協会と略します)の反論にそって解説してみたいと思います。 ■冒頭部 この山口の訴訟については、昨日、第1回の口頭弁論が始まり、JPHMA会員の助産師側は、損害賠償請求の棄却を求めています。つまり、原告の請求事実を認めず、裁判の場で争い、事実を明らかにしていくというプロセス

    日本ホメオパシー医学協会の御意見 - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/07
    「そもそもホメオパシーレメディーをとって死亡することはありえません」はダウトだよね。いくら砂糖玉が無害とは言っても、赤ちゃんに固形物(錠剤)を飲ませた場合、窒息する可能性はあるから。
  • 朝日記事 good job - 新小児科医のつぶやき

    マスコミには批判的な立場になりがちですが、良い仕事をしたときには素直に評価します。今回取り上げる記事は、 「ホメオパシー」トラブルも 日助産師会が事態調査 この記事についての評価はNATROM様のところを引用させて頂きます。 記事の内容は、ほぼ文句のつけようがない。7月上旬に各助産師が提訴されたことを各紙が伝えた記事では、「自然療法」とだけあって、「ホメオパシー」という言葉はなかった(後に読売新聞は7月31日の解説記事で「ホメオパシー」について言及した)。日の朝日の記事では、記事見出しに明確に「ホメオパシー」と書かれている。「推進団体の日ホメオパシー医学協会」と、団体名を明確にしたことも評価する。これまでの報道では、「予防接種などを否定する傾向の強い普及団体」「自然療法を提唱する民間団体」「自然療法の普及に取り組む団体」などとされ、団体名は明記されていなかった。 初期報道の段階ではホ

    朝日記事 good job - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/08/06
    「説明に必要なのはその2点」2点の前者・1/1700で我が子が死亡する可能性は説明したが、後者・レメディが単なる砂糖粒だとは言わなかった、ついでに「シロップには副作用」をプラスしたのだろうと推測。賭けてもいい。
  • カイロプラクティック - 新小児科医のつぶやき

    土曜日のエントリーでカイロプラスティックと書いていましたが正しくは「カイロプラクティック」みたいです。恥ずかしながら長年そう思い込んでいました。でなんじゃいと言う事になるのですが、これもカイロ(懐炉)でも使う温熱療法の一種と思っていたのは白状しておきますが、調べなおしてみるとカイロプラクティック辞典に、 カイロプラクティックという言葉自体はギリシャ語で、そのまま直訳するとカイロ=「手」、プラクティック=「技」で、「手技」ということになります。 主に手によってサブラクセーション(背骨・骨盤などのゆがみやズレなど原因となっている自然治癒力をさえぎっている箇所)をアジャスト(矯正)して人間来の自然治癒力を戻してあげる手技です。 どういうこと?と思われる方が多いとは思いますので、もう少し詳しく書きますと、人間には来、自然治癒力というものがあります。それが正常に働いていると、ウイルス性の病気など

    カイロプラクティック - 新小児科医のつぶやき
    VodkaDrive
    VodkaDrive 2010/07/26
    カイロの言い分、ホメのそれと良く似ているなあ。特に「この見方をほんの少数のカイロプラクターは信じているが、大半はそのような主張が昔にデバンクされたと知っている」の辺り。
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