NIST(National Institute of Standards and Technology:米国立標準技術研究所)は2022年12月15日(米国時間)、ハッシュ関数「SHA-1」の使用を2030年12月31日までに完全に停止すると発表した。 SHA-1は、原文から160bitのハッシュ値を生成し、通信経路の両端で比較することで、通信途中で原文が改ざんされていないかどうかを検出できる。SSL/TLS、PGP、SSH、S/MIME、IPsec、デジタル署名(コード署名)など、さまざまなアプリケーションやプロトコルで、暗号化やデータの完全性の検証に利用されてきた。 関連記事 Windowsで証明書にSHA-1が使われているかどうか確認する(GUI編) 2017年第1四半期には、古いハッシュアルゴリズム「SHA-1」を使った証明書のサポートが終了するという。そんな証明書をWindows
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