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ブックマーク / xtech.nikkei.com (318)

  • 隠れて録音する部下、パワハラ疑惑かけられたプロマネの怒り

    Q.中堅ITベンダーでプロジェクトマネジャー(プロマネ)を務めています。あるとき普段から問題がある部下に注意喚起したところ、私を激怒させる言葉が飛び出し、つい怒鳴ってしまいました。ところがその部下は一部始終を録音しており、それを会社に報告されてしまいました。怒りが収まりません。やり方が汚い部下の行動は問題にならないのでしょうか。 わざと怒らせるような言葉に乗ってしまい、激怒するケースはあるでしょう。特に50代の「おっさん世代」は気を付けるべきです。60・70代の先輩や上司から強く叱責されて仕事をこなしてきた世代であり、同じような行動を後輩や部下に取ってしまいがちです。 今の50代は、巨人の星やあしたのジョー、タイガーマスクといった「根性もの」のアニメを見て育った世代です。根性なしと言われるのが嫌な世代でもあります。それでも職場でかつてのアニメのように怒鳴るとパワハラとみなされてしまいます。

    隠れて録音する部下、パワハラ疑惑かけられたプロマネの怒り
    Wacky
    Wacky 2018/07/19
    “会社と社員で立場的に弱いのは社員です。弱い立場の社員が証拠を残そうとするのは当然です。したがって、社員が隠れて証拠を記録していたとしても、それが正当化されるのです。”
  • 「設計書」が書けない設計者

    私の兄は建築士です。建築士の場合、例えば「森と調和する美術館」や「3世帯同居の一戸建て」などを設計する際に、そのコンセプトや予算に応じた規模、メンテナンス箇所、強度計算を含んだ「設計書」を作成し、コンペ(建築設計の競技)に臨んでいます。どうして、機械設計には「設計書」の単語がないのでしょうか? この質問に対する私の回答はこうです。 【回答18】 恐らく、実務経験のない学者か誰かがそうした設計フローの学術書、もしくは教科書を作成したのだと思います。それを実務経験の浅い執筆者が転記し、長年の間に日企業から「設計書」が消えてしまったのでしょう。 日の製造業から消えた「設計書」 寿司職人や大工の世界では、親方が弟子に長い期間「修行」させ、基姿勢を日々指導しています。例えば、寿司職人といえば、「飯炊き3年握り8年」という言葉がある通り、修行は10年以上かかると言われています。しかし、技術者の場

    「設計書」が書けない設計者
  • ラズパイでケチケチ勤怠管理システム、Speeeが内製

    会社のオフィスの出入り口にある打刻機のカードリーダーにSuicaiPhone 7、Apple Watchをかざすだけで、従業員の出退勤時間が自動的に記録される。そんな勤怠管理システムを、Speeeが自社向けに開発し、2017年4月初めから運用を開始した。特徴は、打刻機に小型コンピュータ「Raspberry Pi」(以下、ラズパイ)を採用することで、機器のコストを大幅に下げた点だ。 いちいちWebページを開くのは面倒 Speeeは、Webマーケティングやインターネットメディアの運営を手掛けるIT系ベンチャー企業である。同社の以前の勤怠管理システムは、PHPで書いたWebアプリケーションだった。従業員が出退勤時にWebページを開きボタンを押して、出退勤時間を打刻していた。しかし、いちいちWebブラウザーを立ち上げてボタンを押すのは意外に面倒。毎日のこととなると、日常的に打刻漏れが発生していた

    ラズパイでケチケチ勤怠管理システム、Speeeが内製
    Wacky
    Wacky 2017/05/10
    “NFCを利用するための「nfcpy」というモジュールがPythonで書かれていたためだ。Felicaの固有番号をユーザー情報にひも付けることで、カードによる打刻を実現している。”
  • グラフでウソをつく方法(あまり真似しないでください)

    どれどれ。ふーん、売上前年比が125%、130%、150%か。毎年増収だな。しかしこれだけから業績良好と判断するのはあまりにも危険だな。 「何でだよ。手堅く増収してるんだぞ」 んじゃ、極端な話ながら、この会社の実態が仮にこうだとしたらどうする(図2)。可能性は決してゼロではないはずだ。

    グラフでウソをつく方法(あまり真似しないでください)
    Wacky
    Wacky 2014/02/19
  • 第3回 なぜ、“システム屋”は挑戦しないのか?

    前回(第2回)は、ウオーターフォールモデルによる情報システム開発プロジェクトや、それが定着したIT業界では、顧客の顔が見ないまま仕事を進め、技術力を磨く機会にも恵まれないままの“システム屋”を量産してしまう問題を指摘しました。 ウオーターフォールモデルには、さらに欠点があります。“システム屋”が情報システム構築を発注する顧客に対して決断を求めるプロセスが曖昧になることです。 どのような商品・サービスであっても、顧客が最終決定権を持つのは当然です。外店で料理を注文する時なら、料理の種類や価格帯、肉・魚の焼き加減は顧客が決めます。家を建てる時なら、立てる場所や広さから内外装のデザインまで顧客が決定するはずです。 ウオーターフォールモデルで「顧客が決断しない」というのは、ある意味で逆説的です。ウオーターフォールモデルでは、各工程で成果物を明確にし、それぞれの段階で顧客・ユーザーの確認・承認とい

    第3回 なぜ、“システム屋”は挑戦しないのか?
    Wacky
    Wacky 2013/03/22
    スピードが遅いことは時に致命的な事態を引き起こすのですが、どういうわけか、決断が遅いことによって責任を感じなければならない事態にはなりません。
  • 危険度を増すAndroidマルウエア「FakeInstaller」

    今回はまず、最近危険度が増している攻撃手法についての話題を紹介する。米マカフィーは、進化するモバイルマルウエア「Android.FakeInstaller」の機能について、ブログで説明し、注意喚起した。 Android.FakeInstallerは最も流行しているモバイルマルウエアの1つで、マカフィーが処理するAndroid向けマルウエアの60%以上を占めている。この脅威は、サーバーサイドポリモーフィズム、難読化、アンチリバースエンジニアリング、再コンパイルなど、ウイルス対策ソフトによる検出をすり抜ける機能を追加し、ますます危険性を増している。 自身を「Skype」や「Flash Player」「Opera」などよく知られているアプリケーションのインストーラーに見せかけてユーザーを欺き、ユーザーの許可なしに高額SMSメッセージを送信する。多数の亜種が存在し、数百のWebサイトや海賊版マーケ

    危険度を増すAndroidマルウエア「FakeInstaller」
  • iPhoneアプリをRubyで開発できる、「MobiRuby」のソースコードが公開

    図2●増井氏がMobiRubyを用いて開発したゲームアプリの画面例。既にAppStoreで「MobiRuby」の名前で公開されている iOS向けのアプリをRubyで開発可能にするソフトウエア「MobiRuby」がリリースされた。開発者の増井雄一郎氏が、Github上でソースコードを公開した。併せて同氏は、2012年9月14日に札幌で開催された「札幌Ruby会議2012」で講演し、MobiRubyについて解説した(同氏の講演資料)。 増井氏は2012年3月よりMobiRubyの開発に着手し、約半年で公開にこぎ着けた。現在はアルファ版の段階だが、2013年第一四半期までに正式版(ver.1)を公開する予定である。MobiRubyはC言語で実装してあり、コード量は約3000行という。まつもとゆきひろ氏らが開発した軽量版のRuby「mruby」を用いている(関連記事)。 Objective-CとR

    iPhoneアプリをRubyで開発できる、「MobiRuby」のソースコードが公開
    Wacky
    Wacky 2012/09/16
  • 書店で買えるLinuxマシン

    いつでも、どこでも、Linuxマシンを購入・活用できる環境が整いつつある。スマートフォンやタブレット端末の普及を背景に、Linuxが動作する安価なARMコア搭載ハードウエアが続々登場しているからだ。日経Linux 9月号の特集では、3000円台で買える話題のボードPC「Raspberry Pi」を筆頭に、風変わりな6種類のLinuxマシン自作を紹介した。 中でも7月19日にデビューした楽天電子書籍端末「kobo Touch」は、とりわけ入手性が高い。楽天市場でのネット販売、家電量販店、大手書店などで購入できる。価格は7980円。気軽に買える存在ながら、組み込み機器の中では比較的簡単にLinuxマシンとして改造を加えられるガードの低さがLinuxユーザーにとってはうれしい限りだ。 特集記事で扱えなかったkobo Touchを、9月号特集で取り上げたLinuxマシン自作のノウハウでどこまでL

    書店で買えるLinuxマシン
    Wacky
    Wacky 2012/08/26
  • オープンソースで安価な災害救助ラジコン飛行機、「OpenRelief」プロジェクト発足

    写真1●飛行機のプロトタイプを披露するOpenReliefプロジェクトのShane Coughlan氏(左)、Karl Lattimer氏(右) オープンソースの災害救助ラジコン飛行機を開発するプロジェクト「OpenRelief」が2012年6月8日、発足した。災害発生時に被災地を探索し情報を収集するラジコン飛行機を、オープンソースソフトウエア(OSS)を利用することで1機1000ドル(約7万9000円)以下で実現、ソフトウエアおよびハードウエア設計情報を公開することで自由に作成、商品化可能にする。 プロジェクトの中心メンバーである香川県在住のShane Coughlan氏、英国在住のKarl Lattimer氏が、同日、横浜で開催されたイベント「LinuxCon Japan 2012」で発表した(写真1)。 2012年中に製品化可能に すでにプロトタイプの開発を開始している。設計情報が公

    オープンソースで安価な災害救助ラジコン飛行機、「OpenRelief」プロジェクト発足
  • ロボット掃除機「ルンバ」が高齢者にウケている意外な理由

    「安売りから脱却したければ『安売りからの脱却』を目的としてはならない」。日経エレクトロニクス2012年1月23日号では、このことを主張した特集「脱安売りの極意」を根津記者と共に執筆しました。 冒頭の文章は何やら禅問答めいていますが、難しいことを言っているわけではありません。「目先の損得よりも、顧客に提供する価値を優先する者が結局は成功する」という、古来、商売の王道とされている考え方の表現を変えただけです。仕事をしていると、ついつい目先の利益にとらわれたり、従来の仕事のやり方に流されたりしがちです。そんなときに「自分は顧客に何を提供できるのか」という基を忘れないようにしよう、ということです。 この特集の出発点になったのは、私が2011年9月に執筆した「価格を上げるという選択肢」というNEブログでした。このブログの最後に「高くても買ってもらえる製品をメーカーが開発するにはどうすればいいか、引

    ロボット掃除機「ルンバ」が高齢者にウケている意外な理由
    Wacky
    Wacky 2012/03/28
    。「いったんしゃがんでコンセントを挿し、立ち上がる」という動作は、高齢者にとってはとても負担が大きいとのこと
  • “日本は特殊な国”か、通信を可視化してみたら意外な事実が分かった

    例えばFacebookやTwitterなどのソーシャルサービスは、実際にどれくらい国内企業ネットで使われているのか---。大手ファイアウォールベンダーの米パロアルトネットワークスは、半年に一度、世界中のユーザー企業を対象に大規模なトラフィック調査を実施し、様々なデータを収集および分析している。来日した調査担当者に、日の国内企業におけるトラフィック傾向などについて話を聞いた。 まずは調査の概要について教えてほしい。 2008年から約半年に1回の割合で、世界中のユーザー企業を対象にトラフィック調査を実施している。最新のデータは2011年5月に実施した調査で得たもので、調査対象となった企業の数は全世界で合計1253社、そのうち日の企業は87社入っている。調査対象企業の数は回を重ねるごとに大きく増えており、前回(2010年10月)は723社、前々回(2010年3月)は347社だった。具体的な企

    “日本は特殊な国”か、通信を可視化してみたら意外な事実が分かった
    Wacky
    Wacky 2011/08/21
    日本の企業だけが「Twitter」を他のソーシャルサービスと比べて圧倒的に多く使っている。ソーシャルサービス全体のトラフィックのうち、45パーセントがTwitterとなっている
  • 評価を高める仕事術(17)「抽象的なこと」を言う人は仕事が遅い

    この連載では、「ダメに見せないことで評価を高める」ための仕事術を扱っている。前々回と前回は、六つめのネガティブ特性である「ひと言で語れない、話が冗長」について説明した。ネガティブ特性は以下の通りである。 先を読まない、深読みしない、刹那主義 主体性がない、受け身である うっかりが多い、思慮が浅い 無責任、逃げ腰体質 質が語れない、理解が浅い ひと言で語れない、話が冗長 抽象的、具体性がない、表面的 説得力がない、納得感が得られない 仕事が進まない、放置体質 言いたいことが不明、論点が絞れない、話が拡散 駆け引きできない、せっかち、期を待てない 今回から七つめのネガティブ特性である「抽象的、具体性がない、表面的」について説明する。 仕事の「分解」「詳細化」ができない 「抽象的」には大きく二つの意味がある。大辞泉には、(1)いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま(

    評価を高める仕事術(17)「抽象的なこと」を言う人は仕事が遅い
    Wacky
    Wacky 2011/07/24
  • データベースの内部動作を知る

    SQLのプログラミングは奥が深い。特にパフォーマンスの観点から、そう言えるだろう。 みなさんご承知の通り、同じ結果を出すプログラムでも、SQLの書き方次第で処理時間に何倍もの差が生じ得る。効率の悪いSQLを書いてしまう原因は、多くの場合、リレーショナルデータベースの内部動作やアプリケーションに関する理解不足である。両者をよく知った上で最適なSQLを書けるようになることは、システムエンジニアとしての重要なスキルの一つである。 特集『基礎から理解するデータベースのしくみ』では、リレーショナルデータベースの内部動作について、基的な部分を分かりやすく解説している。SQLプログラミングに役立つことはもちろん、SQLチューニングやデータベース設計のための基礎知識としても不可欠だ。 イントロダクション ブラックボックスのままでいいの? Part 1:SQL文はどのように実行されるのか SQL実行までの

    データベースの内部動作を知る
    Wacky
    Wacky 2011/07/03
  • みずほ銀行、障害の発端は人為ミス - 日経コンピュータReport:ITpro

    「社会インフラを担う銀行として、あってはならないトラブル。ご迷惑をおかけした皆様におわび申し上げる」。みずほ銀行の西堀利頭取は、3月15日から続く大規模システム障害に関する記者会見でこう陳謝した。 15日朝に表面化した障害は、振り込みシステムから起きた。「初動対応に不手際があった」(西堀頭取)ため、これが勘定系システムに波及(図)。その結果、最大で116万件の振り込みが未処理になった。窓口業務やATMもたびたび停止した(表)。

    みずほ銀行、障害の発端は人為ミス - 日経コンピュータReport:ITpro
    Wacky
    Wacky 2011/04/01
    結論から言うと、今回の障害の直接の原因は人為ミスである。だが被害が拡大した真因は、みずほ銀の振り込みシステムの作りにあった可能性が高い。さらに問題の根底には、ITガバナンスの欠如も見え隠れする
  • 課題1 その手順書が操作ミスや遅延を招く

    大規模地震やパンデミックといった災害が発生したとき,人は緊張や不安など強いストレスを受ける。そうした精神状態で業務継続に向けた行動や判断を行わなければならず,ミスや遅延を起こしやすい状況に置かれる。しかし,だからといって,災害時のシステムの切り替えなどをすべて自動化すれば,その構築・運用にかかるコスト負担は重くなってしまう。 目指すべき災害対策は,人を中心にした仕組みだ。普段とは大きく異なる厳しい状況の中で,人を中心に機能するよう改善しておきたい。 それは,どのような仕組みになるのか。ヒントは,災害対策訓練を通して得られた課題の中にある。訓練ではシステム面の課題も見つかるが,「人」にかかわる課題が多く洗い出される。それらを一つひとつ解決していけば,人を中心にした仕組みになる。 連載第1回で登場した神戸製鋼所や富士フイルムコンピューターシステムをはじめ,訓練を実施した現場で見つかった主な課題

    課題1 その手順書が操作ミスや遅延を招く
    Wacky
    Wacky 2010/05/14
    目指すべき災害対策は,人を中心にした仕組みだ。普段とは大きく異なる厳しい状況の中で,人を中心に機能するよう改善しておきたい
  • 第68回 「息苦しい管理」からの脱却

    PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)というと、どうしても「管理屋」のイメージが先行するのではないか。しかし、数々のプロジェクトを見てきた中で、現場がPMOに一番求めていることは、進捗管理や課題管理を厳格に実行してメンバーを追いつめていく役割でない。実は、一緒に考えて、一緒に行動し、ときには行動するためのお膳立てを実施し、メンバーの背中を少し押してあげることが必要とされている。 後藤 年成 マネジメントソリューションズ マネージャー PMP 「プロジェクトを管理すること」――。PMOがプロジェクトから期待されていることを一言で言えば、こうです。さて、プロジェクトを管理するとは一体どういうことでしょうか。 それは、あらかじめ立てられたプロジェクト・ベースラインに沿って、予定通りにプロジェクトが進んでいるかを見える化することでしょうか。それとも、遅れに対して、原因を追究して課題を解決してい

    第68回 「息苦しい管理」からの脱却
    Wacky
    Wacky 2010/04/10
    経験上、進捗報告を毎日させるなど、管理を厳格にしても、メンバーが息苦しくなるだけです。管理工数が増えるばかりで、決して進捗するわけではありません。
  • クラウドを支える“ゆるさ”

    オブジェクト指向言語「Ruby」の開発者である、まつもとゆきひろ氏が語る日経Linuxの連載記事「技術を斬る」で最近、「BASE」という概念がよく登場する。BASEとは、「Baseically Available」(不整合は滅多に発生しないので可用性を重視し)、「Soft-state」(状態の厳密性を追求せず)、「Eventually Consistent」(途中はともかく最終的につじつまが合えばよい)、という考え方だ。 実は、クラウドを支えているのは、この“ゆるい”考え方にほかならない。 トランザクションはもう古い? BASEは、トランザクションの概念が大量の情報を処理するシステムには適さない、という考えから登場してきた。データを正しい状態で維持するために必要なACID特性、すなわちA(原子性)、C(一貫性)、I(独立性)、D(永続性)を、大規模な分散処理では維持できないという「CAP定

    クラウドを支える“ゆるさ”
    Wacky
    Wacky 2010/04/09
    BASEとは、「Baseically Available」(不整合は滅多に発生しないので可用性を重視し)、「Soft-state」(状態の厳密性を追求せず)、「Eventually Consistent」(途中はともかく最終的につじつまが合えばよい)、という考え方だ。
  • 第21回 「コンピュータは速くて正確」は大きな誤解

    情報システムの“ユーザー企業”にとって、情報システムをどう活用すれば競争力を強化できるのか。ITベンダーやシステム・インテグレーターなどの営業トークや提案内容を見極めるうえで何に留意するべきか。ITベンダーなどに何かを求める以前に、“ユーザー企業”が最低限考えなればいけないことは何か――。 野村総合研究所で約20年間勤務した後に、人材派遣大手スタッフサービスのCIO(最高情報責任者)を務めて急成長を支え、『ダメな“システム屋”にだまされるな!』(日経情報ストラテジー編)の著者でもある佐藤治夫氏が、情報システムの“ユーザー企業”の経営者・担当者の視点から、効果的な情報化のための発想法を解説する。 前回(第20回)は成長企業では、「ワーストシナリオ回避」よりも「ベストシナリオ追求」の姿勢が必要だと述べました。この姿勢について、さらに情報化・IT(情報技術)活用の観点から説明します。 そもそもコ

    第21回 「コンピュータは速くて正確」は大きな誤解
    Wacky
    Wacky 2010/04/06
    「ベストシナリオ追求」の姿勢を持つ成長企業は、情報化に関してもワースト回避よりもベスト追求で発想します。人間の力をより強化するためにITを活用しようと考えます。
  • IPA/SEC、国内のアジャイル開発の調査結果を公表

    情報処理推進機構(IPA)のソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)は2010年3月30日、アジャイル開発に適したシステムの分野や規模などを整理した「非ウォーターフォール型開発に関する調査報告書」を公開した。SECがアジャイル開発に関する調査報告をまとめるのは初めて。 アジャイル開発は要求仕様の変化を柔軟に取り込みやすい開発手法だ。設計からテストまでを短い期間(イテレーション)で実施して、実際に動作確認できるシステムを構築する。このイテレーションを繰り返すことでシステム全体を開発する。 調査報告書は153ページに渡り、これまでにない角度で国内のアジャイル開発を分析している。例えば、アジャイル開発を適用しやすいかどうかを評価する軸として、「不確実性」「複雑性」「高速適応性」の三つを提示した。併せてアジャイル開発手法が提示する原則や進め方を洗い出し、ISOが規定する六つの品質特性やP

    IPA/SEC、国内のアジャイル開発の調査結果を公表
    Wacky
    Wacky 2010/04/03
    価する軸として、「不確実性」「複雑性」「高速適応性」の三つを提示した
  • 第20回 成長したいなら最悪回避より最善追求を

    情報システムの“ユーザー企業”にとって、情報システムをどう活用すれば競争力を強化できるのか。ITベンダーやシステム・インテグレーターなどの営業トークや提案内容を見極めるうえで何に留意するべきか。ITベンダーなどに何かを求める以前に、“ユーザー企業”が最低限考えなればいけないことは何か――。 野村総合研究所で約20年間勤務した後に、人材派遣大手スタッフサービスのCIO(最高情報責任者)を務めて急成長を支え、『ダメな“システム屋”にだまされるな!』(日経情報ストラテジー編)の著者でもある佐藤治夫氏が、情報システムの“ユーザー企業”の経営者・担当者の視点から、効果的な情報化のための発想法を解説する。 前々回(第18回)から前回(第19回)にかけて、成長企業が“ユーザー企業”として情報システムを活用する際のポイント3つのうち、第2のポイント「費用対効果ならぬ時間対効果」について書きました。今回は、

    第20回 成長したいなら最悪回避より最善追求を
    Wacky
    Wacky 2010/03/31
    何か新しいことに着手する時に、あらかじめベストシナリオとワーストシナリオの両方を同時に描いておくことは、ビジネスにおける基本動作の1つです。