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なぜGo言語はコンパクションを採用していないのか GoogleのRick Hudson氏によるISMM 2018 Keynote “Getting To Go”を参照すると、以下のことがわかります。 2014年の時点では”Read barrier free concurrent copying GC”を計画していた しかし期間的な制約から断念し、CMSに舵を切った(この時期に彼らは、ランタイムをCからGoに書き換える作業も行う必要がありました。Changes to the runtime) TCMallocをベースとしたメモリアロケーターを採用することで、断片化およびアロケーションの速度の問題を解決した Go言語のメモリアロケーションについては、ランタイムのコードのコメントにも詳しく記載されています。 malloc.go This was originally based on tcmal
kogus.org is coming soon This domain is managed at
こんにちは、Webチームの柴山(@shikeapp0909)です。 今回は、弊社Webアプリ「mamanoko」の一部に処理高速化のためにGoを導入したので、どのように導入したかをご紹介しようと思います。 Railsで開発しているWebアプリ内にどのようにGoを取り入れたのか、実際のコード例を交えながら解説していきたいと思います。 なぜRails環境にGoを導入したのか そもそもなぜGoを導入することになったのかと疑問に思われるかと思います。 mamanokoはメディアサービスのため、ライターさんに文章を書いていただいています。複数のライターさんがおり、文章量も膨大になるため、表記揺れや誤字がどうしても出てきてしまいます。 そのため、文章校正が必要であり、以前からその機能を提供していました。 しかしこの文章校正の機能は記事の文章に対して表記揺れなどチェックしたい単語を総なめする処理をしてい
エンジニアHub > 記事一覧 > 「Go言語らしさ」とは何か? Simplicityの哲学を理解し、Go Wayに沿った開発を進めることの良さ 「Go言語らしさ」とは何か? Simplicityの哲学を理解し、Go Wayに沿った開発を進めることの良さ プログラミング言語には作者の設計思想が強く現れますが、Go言語もまた後発であることを生かし、しっかりとした思想に基づいて開発されています。公式のドキュメント等で語られているSimplicityの哲学を理解し、Go言語らしさ、Go Wayに従って開発する良さについて、はてなチーフエンジニアの松木雅幸(Songmu)さんが解説します。 id:Songmuと申します。はてな東京オフィスでチーフエンジニアを務め、Mackerelというサーバー監視のSaaS開発においてプロダクトマネージャーを担当しています。 筆者が勤めている株式会社はてなでは、2
Writing An Interpreter In Goという本を読んだ。 この本はMonkeyという言語のインタプリタをGo言語で実装するという内容。 全編英語だが、200ページほどだし語り口も面白くてわかりやすいので読みやすい。 流れとしては大きくLexer・Parser・Evaluaterの章に分かれていて、それぞれ字句解析〜抽象構文木〜評価器をGoの標準機能だけで実装していく感じ。 Parserの部分ではyaccなどの既存ツールを使わずにPratt ParserというJS Lintでも使われている手法を用いて実装していくところが特に面白かった。 Pratt Parserについてはググってもあんまり情報が出てこなかったけど、いくつか英語のエントリがあって特に下記のPythonで解説してくれてるやつがわかりやすかった。 Top-Down operator precedence pars
Googleが中心となってオープンソースで開発されているGo言語は、WindowsやmacOS、Linux、FreeBSD、iOS、Androidなど、さまざまなOSやCPUに対応したバイナリを生成できることが特長の1つとなっています。 そのGo言語のコンパイラが生成するバイナリにWebAssemblyが追加されました。WebAssemblyは、Webブラウザ上でネイティブコードに近い実行速度で高速に実行できるバイナリフォーマットです。 WebAssemblyのサポートは昨年2月から検討がはじまり、先月末に最初のコードがコミットされた状態で、現在も開発が進んでいます。 GOの今後のバージョンアップで正式にWebAssemblyがサポートされる見通しです。 Go言語はサポートするOSやCPUの種類をそれぞれ「GOOS」と「GOARCH」の値で示しています。例えばWindowsのGOOS値は「
2018.04.14 Goby: Rubyライクな言語(2)Goby言語の全貌を一発で理解できる解説スライドを公開しました! こんにちは、hachi8833です。 前回のGoby: Rubyライクな言語(1)Gobyを動かしてみるから時間が空いてしまいました。久方ぶりのGoby記事です。 リポジトリ: goby-lang/goby 公式サイト: https://goby-lang.org/ スライド「Goby ← Golang + Ruby」 「Gobyとは何ぞや」をまとめたスライドを趣味で作りました(47ページ)。 実はこのスライド、明日開催のGo Conference 2018 Springに応募したものの選に漏れた後にそのまま作り始めたのですが、やっているうちにだんだんムキになってきてついつい手を入れまくってしまいました。 Gobyコントリビュータにも評判がよく、BPS社内勉強会でも
前にRubyでtry-with-resourcesが使いたいという話を書いてそのときにリリースしたgemもあるが、人類の安全に・便利にリソースを解放したいという欲求には際限がない。 try-with-resources は便利なんだけど欠点がないわけではなくて、リソースの確保と解放を一ヶ所でまとめてやらないとネストが深くなる。複数箇所に分けて書くならネストも2段になってしまう。 これはこれで整理されたコードを書く圧力になるので悪くない面もあるんだけど、とはいえもうちょっと自由にやりたい、いい方法は無いもんか、という話。 defer ある。Golangの defer が便利そう。defer foobar って書いとくと、そのスコープを外れるときに自動的に foobar の内容が実行される。あるスコープのどこに何度書いてもいい。これは便利。 # GolangのdeferのままRubyにもってき
Essential Go is a free book about Go programming language. It's part of Essential Programming Books. It's written to provide clear and concise explanation of topics for both beginner and advanced programmers. Most examples are linked to online playground that allows you to change the code and re-run it. You can also quickly navigate to desired content using table of content on the left and search
こんにちは、hachi8833です。 今回から不定期で、Go言語だけで書かれたRubyライクな言語「Goby」について書きます。おそらく日本語で書かれた最初のGoby記事になると思います。 リポジトリ: goby-lang/goby Railsへのコミット経験もある@st0012さんが作ったGobyは現在バージョン0.1.3で、first commitからまだ1年も経過していませんが、st0012さんの驚異的な実装の速さのおかげでかなり早くから基本的な部分をひととおり動かすことができ、HTTP serverやDBアダプタといった基本的なライブラリも装備していて、簡単なWebアプリ(https://sample.goby-lang.org/)やAPIを実際に書くことができます。コミット数は現時点で1800を超えています。 View post on imgur.com Gobyはその名のとおり
新しい言語に移行するのは常に大きな決断です。その言語をよく知る人がチームメンバーに1人しかいない時などは特にそうです。今年の初め、我々は Stream の主要言語を Python から Go に切り替えました。この記事では、なぜ私達が Python から Go に移行しようと決断したのか、その理由を説明します。 Go を使う理由 理由1 - パフォーマンス Go は速いです! Go は極端に速い。そのパフォーマンスは Java もしくは C++ に匹敵します。私達のユースケースでは、Go は Python より30倍速いです。Go と Java を比較したベンチマークはこちらです。 理由2 - 言語パフォーマンスの問題 多くのアプリケーションにとって、プログラミング言語は、単にアプリとデータベースを繋ぐものにすぎません。言語そのもののパフォーマンスは通常あまり重要ではありません。 しかしな
一ヶ月ほど前に社内のインフラ共有会でタイトルの話をしました。記録の ために記事を書いておきます。 Gist に置いてある ので、コードは git clone で取得可能です。 $ git clone https://gist.github.com/c0a4234a5264c89655c40adcf7c27cb2.git Ruby# 例えば Ruby で 30 個の処理をするコードがあったとします。こんな素朴 なコードです。それぞれ 3 秒かかる処理が 30 あるので、とても遅いです。 Thread を使って 5 並列にしました。明らかに速くなりました。 ついでにそれぞれの結果(というほどのものではありませんが)を results に代入し、最後にまとめて表示しました。 results は共有リソースになるので、Thread::Mutex#synchronize でロッ クをかけて安全に書き
2016年中盤から一気にシェアを伸ばしているプログラミング言語に「Go」がある。「Go」はGoogle主導で開発が進められており、ソースコードはBSDライセンスの下でオープンソース・ソフトウェアとして公開されている。ダウンロードページからはOS X、Linux、Windows、FreeBSD向けのソースコードおよびバイナリを取得できる。しかし、Googleは別の実装も模索しているようだ。 Googleは「go / gollvm|Google Git」においてLLVMベースGoコンパイラの開発を開始したようだ。5月18日に初めてGitがコミットされている。開発はまだプロトタイプの段階にあり、実用的に使える状況ではないとしている。今後さらに開発が進められる見通しになっている。 LLVMプロジェクトでは、デフォルトでC/C++コンパイラを提供しているが、ほかのプログラミング言語のコンパイラ・イン
(編注:誤訳、意味の分かりづらい訳を修正しました。リクエストありがとうございました。) 毎日、Pusherは数十億のメッセージをリアルタイム、つまり送り元から宛先まで100ms未満で送信しています。どのようにしてそれを可能にしているのでしょうか。重要となる要因はGoの低レイテンシのガベージコレクタです。 ガベージコレクタはプログラムを一時停止させるものであり、リアルタイムシステムの悩みの種です。そのため、新しいメッセージバスを設計する際には慎重に言語を選びました。Goは 低レイテンシを強調している ものの、私たちは懐疑的でした。「本当にGoを使えば実現できるのか? もしできるならどうやって?」 このブログ記事ではGoのガベージコレクタを、どのように機能し(トリコロールアルゴリズム)、なぜ機能し(こんなに短いGCによる一時停止時間の実現)、そして何よりも、それが機能するのかどうか(GCによる
結論としてはGo言語には以下のようないくつかの長所があり、現実路線で非常にバランスがとれた言語だと思います。 これらの長所のために失われたメリットも当然いくつもありますが、一定程度以上の規模のプロジェクトで利用する言語の選択肢としては現存するプログラミング言語の中では一番か二番目によいのではないかと思います。 コンパイルが速い (vs. C++) GCとメモリ安全性 (vs. C++) 妥当で現実的なレベルの型安全性 (vs. Python/Ruby) 実行時パフォーマンスが良さ (vs. Python/Ruby) 現実問題、ある程度の規模と期間のプロジェクトになると型検証があるとリファクタリングなどがだいぶ楽になるのでありがたい。 型があるので自然と実行時パフォーマンスも良い 標準ライブラリが整備されている (vs. C++) むしろ標準ライブラリにjsonのparserすら存在しないC
先日mattnさんの記事を読みました。 golang の http.Client を速くする nettというパッケージを使って 名前解決の結果をキャッシュすることで、http.Clientを早くするというものです。 この記事に関して、ちょっと疑問に思ったことがあったので、検証してみました。 疑問 疑問に思ったのは以下の点です。 名前解決遅すぎでは? ベンチマークの結果を見ると5億ns(=500ms)ほど速度が改善しています。 3つのURLに対してリクエストを投げているので、初回を除く2回DNSのキャッシュがヒットし、 名前解決2回分の速度改善になるはずです。 と、いうことは、名前解決1回あたり250msかかっている計算になります。 googleのsearchは302でリダイレクトがかかるので、Client.Getの呼び出し1回あたり2回リクエストが飛ぶ、 ということを計算に入れても100m
序 「すごくスケールする」、とかうまく書くものだなぁ、と 以下のニュースにある意味感心したので、Grumpy(Go running Python)を試してみることに。 マイナビニュース : Google、すごくスケールするPython実行環境をGoで開発 ネタ元のブログを読む。 上記事の中身、《すごくスケール》という見出しを作るために元ブログを抜き書きした気がしたりするので、ネタ元のブログ(元ブログ)の方も斜め読みしておこう。。 Fibベンチマークにおける高スケーラビリティについて 《すごくスケール》での記述 : 「Grumpy」はまだ実験段階とされているものの、CPythonと比較してFibベンチマークで高いスケーラビリティを発揮している。 => 元ブログでの記述。 In particular, Grumpy has no global interpreter lock, and it
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