「Spurious Correlations(疑似相関)」と題された素晴らしいウエブサイトは、同時に起こっているからといって深読みしすぎてはいけないことを教えてくれる。 そう、確かに2000年から2009年にかけての米国民1人当たりのマーガリン消費量のグラフは、同じ時期のメーン州での離婚率のグラフと息をのんでしまうほどそっくりに見える。 しかし、一方が他方を引き起こしていると論じることは困難だ。 それでも、人間は何らかのパターンを読み取ろうとする愚かな生き物だから、意味のある相関関係を四六時中探し続ける。 こればかりは、もうどうしようもない。 筋の通った相関関係だと筆者がにらんでいるものの一つに、このところ急騰している日本円と同時期に急落しているハイテク株との興味深い関係がある。 これは銀行・証券関係者の間で話題になっている組み合わせだ。 人気の「円売り」「ハイテク株買い」に異変 両者をつ