この画像はホットジュピターとして知られる「HD 189733b」(右)と主星「HD 189733」(左)の想像図です。HD 189733bは、地球から見て系外惑星が恒星の手前を横切る現象である「トランジット法」を用いて2005年に観測された太陽系外惑星。主星の周囲を2.2日で公転するほど近い軌道にあり、片側が常に同じ面を向いている「潮汐ロック」状態にあります。 想像図のとおり、青い太陽系外惑星であることが2013年のハッブル宇宙望遠鏡の可視光観測によって確認されています。しかし、地球の様な水の海ではなく、大気中のケイ酸塩粒子が高温により溶け、ガラスの雨の様に広がっていることで青く見えている巨大なガス惑星なのです。また、HD 189733bは、わずか63光年という非常に近い距離に位置しているため、多くの研究者に注目されています。 そして、来る2019年12月17日には、ESAとしては初となる