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spaceとscienceに関するYaSuYuKiのブックマーク (523)

  • 小惑星ヒギエアの形状が判明。「準惑星」に再分類される可能性

    火星と木星のあいだを公転する小惑星「ヒギエア」。遠く小さく暗いことから観測が難しい天体なのですが、今回その詳しい形状を把握することに成功したとする研究結果が発表されました。 ■直径およそ430km、ほぼ球形をしていたESOの超大型望遠鏡(VLT)によって撮影された小惑星ヒギエア(Credit: ESO/P. Vernazza et al./MISTRAL algorithm (ONERA/CNRS))ヒギエアを観測したのは、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の「超大型望遠鏡(VLT)」です。今回のVLTによる観測ではヒギエアの表面の95パーセントを撮影することに成功し、その形状がほぼ球形をしていることが明らかになりました。 データの分析により、ヒギエアの直径はおよそ430km、自転周期は13.8時間であると判明しました。NASA・ジェット推進研究所(JPL)のデータベースによると、過去の観測で

    小惑星ヒギエアの形状が判明。「準惑星」に再分類される可能性
  • 自転速度が遅い太陽系外惑星では「スノーボールアース」状態が長続きしない?

    過去の地球では、地表のほとんどが赤道に至るまで雪や氷に覆われた時代が何度か訪れていたと考えられています。今回、「全球凍結」や「スノーボールアース」と呼ばれるこうした状態が太陽系外惑星でも起こり得るのか、その可能性をシミュレートした研究結果が報告されています。 ■「潮汐固定」された系外惑星は凍ってもすぐに融けやすい潮汐固定されていて水が豊富な系外惑星の想像図。いつも昼の側には海面が広がるが、いつも夜の側は常に氷に覆われている(Credit: NASA/JPL-Caltech)アメリカ天文学会が10月23日付で紹介している今回の研究では、7つの系外惑星が見つかっている「TRAPPIST-1」のように、太陽よりも小さな赤色矮星(M型の恒星)の周囲を公転する系外惑星における全球凍結の可能性が検討されています。 赤色矮星を周回する系外惑星のなかには恒星のかなり近くを公転しているものが多く、こうした惑

    自転速度が遅い太陽系外惑星では「スノーボールアース」状態が長続きしない?
  • ハッブル定数を測定する新手法が登場、今度は重力レンズを利用

    今も膨張し続けているとされる宇宙。その膨張速度を示す「ハッブル定数」を求めるための新手法として、強い重力によって光が曲げられる「重力レンズ」を利用した新しい方法が登場しました。ハワイのW.M.ケック天文台から10月22日付で発表されています。 ■手法によって異なるハッブル定数の計算値今回の研究では、手前に存在する銀河がもたらす重力レンズの効果によって複数の像に分裂して見える「クエーサー」(中心付近が全体よりも明るく輝くほど活発な銀河)が利用されています。 重力レンズによって複数の像に分かれて見えるクエーサー「RXJ1131-1231」。中央に淡く見える銀河の重力によって分裂して見えている(Credit: ESA/Hubble, NASA, Suyu et al.)こちらは今回の研究に利用されたクエーサーのひとつ「RXJ1131-1231」。「ハッブル」宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「A

    ハッブル定数を測定する新手法が登場、今度は重力レンズを利用
  • キロノバで生成されたストロンチウムを確認、理論の正しさを証明

    2017年8月にアメリカの重力波望遠鏡「LIGO」によって検出された重力波「GW170817」は、中性子星どうしの合体によって生じる爆発現象「キロノバ」にともなうものだったことがわかっています。このキロノバによって生成されたとみられる重元素のひとつが、今回初めて特定されました。 中性子星どうしが合体する瞬間の想像図(Credit: University of Warwick/Mark Garlick/ESO)■「鉄より重い元素がキロノバで生成される」とする理論を証明GW170817はLIGOによって発生がキャッチされて以降、人の目で見える可視光線だけでなく、赤外線、紫外線、X線といった、あらゆる波長の電磁波による観測が実施されました。 今回、ヨーロッパ南天天文台(ESO)のパラナル天文台にある「超大型望遠鏡(VLT)」が観測したGW170817のデータを再解析したところ、キロノバによって生

    キロノバで生成されたストロンチウムを確認、理論の正しさを証明
  • 時速15万キロで移動する恒星間天体「ボリソフ彗星」をハッブルが撮影。動画も公開

    人類が発見した2つ目の恒星間天体「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」。今年12月の太陽最接近に向けて観測が進められていますが、いよいよ「ハッブル」宇宙望遠鏡によってその姿が撮影されました。10月16日付で公開されています。 ■太陽系の彗星のように活動的なその姿をキャッチハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」(Credit: NASA, ESA, D. Jewitt (UCLA))画像が撮影されたのは10月12日のこと。ボリソフ彗星までの距離は、地球からおよそ4億2000万km(地球から太陽までの距離のおよそ2.8倍)離れています。固体の氷でできた核の周囲に、噴出した塵が集中している様子が捉えられています。 2017年10月に発見された恒星間天体「オウムアムア(1I/2017 U1)」は、見つかった時点ですでに太陽から遠ざかりつつあったため、観測できた期間は

    時速15万キロで移動する恒星間天体「ボリソフ彗星」をハッブルが撮影。動画も公開
  • NHK カルチャー講座「惑星科学最前線 ~系外惑星 「第二の地球」を探して~」 – Sasaki Takanori Online

    NHK カルチャー梅田教室にて、3回連続講義「惑星科学最前線 ~系外惑星 「第二の地球」を探して~」を行ってきました。そのときの講義資料を載せておきます。 *系外惑星データベース* http://www.exoplanetkyoto.org *ノーベル賞受賞のミシェル・マイヨール博士による講演* *Jill Tarter; TED動画(日語字幕付き)* *京都大学市民講座での私の講演*

  • 日本の重力波望遠鏡「KAGRA」が完成、共同観測に合流へ

    東京大学は10月4日、同大学の宇宙線研究所が建設を進めてきた大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」が完成したことを発表しました。 サファイア鏡(中央の丸い構造)が組み込まれた重力波望遠鏡「KAGRA」の防振装置KAGRAが建設されたのは、富山県との県境に近い岐阜県飛騨市神岡町の山中にある神岡鉱山の跡地。ここは、ニュートリノの検出を目的に建設された観測装置「スーパーカミオカンデ」と同じ場所にあたります。 KAGRAはアメリカの「LIGO」、欧州の「Virgo」に次ぐ、世界でも3番目の重力波望遠鏡です。現在LIGOとVirgoは2019年4月に始まった1年間の共同観測体制に入っていますが、KAGRAも2019年内に合流し、共同で重力波の観測を実施する予定です。 ■サファイアでできた「合わせ鏡」を使って重力波を検出KAGRAに用いられているサファイア鏡。直径22cm、重さはひとつで23kg

    日本の重力波望遠鏡「KAGRA」が完成、共同観測に合流へ
  • エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見

    土星の衛星「エンケラドゥス」から宇宙空間へ噴出した氷粒に、これまで未確認だった有機化合物が含まれていたことがわかりました。NASAのジェット推進研究所(JPL)と欧州宇宙機関(ESA)から10月2日付で発表されています。 カッシーニが撮影した土星の衛星「エンケラドゥス」の疑似カラー画像(Credit: NASA/JPL/Space Science Institute)■アミノ酸につながる有機化合物の存在を確認見つかったのは、窒素を含むアミンや、酸素を含むカルボニル基を持った有機化合物です。これらの化合物は、地球ではアミノ酸の生成にも関与することが知られています。 今回見つかった有機化合物は、Nozair Khawaja氏らの研究チームによって、2017年にミッションを終えた土星探査機「カッシーニ」による土星の「E環」と呼ばれる環の観測データを解析することで発見されました。 E環は土星の環の

    エンケラドゥス、生命存在の可能性高まる。噴出した水溶性の有機化合物を発見
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2019/10/04
    地球で言う熱水鉱床と似た環境があるなら、生物がいても不思議ではない。距離が遠いので簡単ではないが、新たな探査機が必要そうだ
  • 未発見の「第9惑星」その正体は小さなブラックホールだとする説が登場

    海王星よりも外側に存在するとされる未知の惑星が、実は小さなブラックホールなのではないかとする興味深い説が登場しました。学術誌「サイエンス」の電子版が2019年9月27日付で報じています。 関連:ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開 ブラックホールの想像図(Credit: NASA/ESA and G. Bacon (STScI))■正体は地球10個分前後の重さを持つ「原始ブラックホール」か?太陽系では、現在8つの惑星の存在が確認されています。そのうち太陽から一番遠い海王星よりも外側には「太陽系外縁天体(TNO:Trans-Neptunian Object)」と呼ばれる小さな天体が幾つも見つかっています。かつて惑星に分類されていた冥王星も、太陽系外縁天体に含まれる天体のひとつです。 ところが、太陽系外縁天体の軌道を詳しく調べた過去の研究によって、海王星より

    未発見の「第9惑星」その正体は小さなブラックホールだとする説が登場
  • 小さな恒星に大きな惑星。予想外に巨大な太陽系外惑星が発見される

    赤色矮星を公転するガス惑星の想像図(Credit: University of Warwick/Mark Garlick)ドイツのマックス・プランク天文学研究所は9月26日、従来の理論では予想されていなかったサイズの太陽系外惑星が見つかったことを発表しました ■太陽と木星の比率より4倍も大きな系外惑星発見された系外惑星の名は「GJ 3512 b」。地球からおよそ30光年先、おおぐま座の方向にある恒星「GJ 3512」を204日周期で公転しています。 GJ 3512 bの質量は最低でも木星の約半分(およそ46パーセント)とみられていますが、予想外だったのは主星であるGJ 3512との重さの比率です。 GJ 3512は太陽よりも小さな「赤色矮星」に分類される恒星で、その質量は太陽の12パーセントしかありません。今回見つかった系外惑星GJ 3512 bは、主星であるGJ 3512の270分の1以

    小さな恒星に大きな惑星。予想外に巨大な太陽系外惑星が発見される
  • NASAの宇宙望遠鏡は見ていた! 恒星がブラックホールに引き裂かれるレアな現象

    NASAは9月27日、数億光年先の銀河で恒星がブラックホールに引き裂かれる様子を、系外惑星探査衛星「TESS」がキャッチしたことを明らかにしました。 ブラックホールに引き裂かれて降着円盤になった恒星の想像図関連:ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開 ■天の川銀河での発生確率は1万年~10万年に1回この現象が観測されたのは、地球からおよそ3億7500万光年先にある銀河「2MASX J07001137-6602251」の中心部。今年の1月29日、超新星を発見するために20基の天体望遠鏡で全天を観測しているネットワーク「ASAS-SN」によって、最初に増光現象が確認されました。 発生された場所は、当時TESSが観測を行っていたエリアの中でした。TESSは太陽系外惑星を発見するべく、空の同じ場所を27日間ずっと観測し続けます。そのため、TESSの観測データは、超

    NASAの宇宙望遠鏡は見ていた! 恒星がブラックホールに引き裂かれるレアな現象
  • 「ボリソフ彗星」が恒星間天体に正式認定。新たに「2I/Borisov」と命名

    国際天文学連合(IAU)は9月24日、恒星間天体の可能性が極めて高いとされてきた「ボリソフ彗星」(C/2019 Q4 (Borisov))について、正式に恒星間天体と認定し、新たに「2I/Borisov」と命名したことを発表しました。 ハワイの「ジェミニ北望遠鏡」が撮影した「2I/Borisov」■「I」は「interstellar(恒星間)」の略2019年8月30日にロシア(クリミア)のGennady Borisov氏が新しい彗星を発見。彗星の命名ルールに従って「C/2019 Q4 (Borisov)」の仮符号が付与されたものの、追跡観測の結果からは太陽系由来とは考えにくい軌道(※)が判明したため、早い段階から「太陽系外から飛来した恒星間天体なのではないか?」と考えられてきました。 今回、天体の命名に関する権限を持つIAUが認めたことで、ボリソフ彗星は正式に恒星間天体に分類されることにな

    「ボリソフ彗星」が恒星間天体に正式認定。新たに「2I/Borisov」と命名
  • ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開

    ブラックホールの見え方をシミュレートした想像図(静止画)NASAは9月26日、ブラックホールの見え方を視覚化した一連のシミュレーション動画を公開しました。こちらはそのひとつで、ブラックホールを横から観察するとどのように見えるのかをシミュレートしたものになります。 ■見えているのは「吸い込まれかけたガス」が輝く降着円盤といっても、光さえも抜け出すことができないブラックホールを直接見ることはできません。オレンジ色に輝いているのは、ブラックホールに吸い込まれかけている高温のガスなどが高速で周回する「降着円盤」と呼ばれるもの。円盤と名付けられてはいますが、その中心にはブラックホールがあるので、実際には幅の広い輪のような構造をしていると考えられています。 動画では、左向きに回転している降着円盤をやや斜め上から見下ろしたときの様子が再現されているのですが、右からブラックホールの裏側に回り込んでいくはず

    ブラックホールはどう見える? NASAが新しいシミュレーション動画を公開
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2019/09/27
    ブラックホールも物体で、自転しているために、このような状態になる(と考えられている)、と聞いた
  • ぎりぎりブラックホール未満?観測史上で一番重い中性子星を発見

    アメリカのグリーンバンク天文台は9月16日、観測史上最も重い中性子星を発見したとするThankful Cromartie氏らの研究成果を発表しました。研究内容は論文にまとめられ、同日付でNature Astornomyに掲載されています。 中性子星の想像図(Credit: Mark Garlick/University of Warwick)■太陽2個分の質量が直径30kmの球体に凝縮研究対象となったのは「PSR J0740+6620」(または「MSP J0740+6620」)と呼ばれるパルサーで、白色矮星と連星を形成しています。パルサーとは、恒星の超新星爆発によって誕生した高密度の天体である中性子星のうち、電波、光(赤外線や紫外線も含む)、X線といった電磁波がパルス状に観測される天体を指す言葉です。 PSR J0740+6620の自転周期は、わずか2.89ミリ秒しかありません。1秒あたり

    ぎりぎりブラックホール未満?観測史上で一番重い中性子星を発見
  • Engadget | Technology News & Reviews

    Parrots in captivity seem to enjoy video-chatting with their friends on Messenger

    Engadget | Technology News & Reviews
  • 生命居住可能領域にある太陽系外惑星で水蒸気を初検出

    NASAは9月12日、太陽系外惑星「K2-18b」の大気中に水蒸気を発見したとするAngelos Tsiaras氏らの研究成果を発表しました。研究内容は論文にまとめられ、9月11日付でNature Astronomyに掲載されています。 大気から水蒸気が検出された系外惑星「K2-18b」(右)の想像図■ハッブル宇宙望遠鏡の観測データから水蒸気の存在を検出K2-18bは「ケプラー」宇宙望遠鏡によって2015年に発見された系外惑星です。「しし座」の方向およそ110光年先にあるM型の恒星「K2-18」を30日ほどで公転しており、その軌道は主星(恒星)からの距離がほどよく生命の存在が期待できる「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」に入っています。 京都大学の系外惑星データベースによると、K2-18bの直径は地球の約2.4倍、質量は約8.9倍で、地球と海王星の中間にあたるサイズです。そのため、NA

    生命居住可能領域にある太陽系外惑星で水蒸気を初検出
  • 火星の衛星で採取するサンプルに”火星由来の微生物”が存在する可能性は?

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月6日、火星の衛星「フォボス」「ダイモス」を対象とした探査ミッションにおける微生物汚染評価の研究に関する発表を行いました。 研究はJAXAをはじめ、千葉工業大学、東京工業大学、東京大学、東京薬科大学が共同で取り組んでいます。研究内容は2の論文にまとめられ、7月10日/17日付のLife Sciences in Space Research電子版に掲載されました。 火星の衛星「フォボス」(Credit: NASA)■宇宙探査では微生物汚染への対策が必要探査機を使った天体の探査では、機体に付着した微生物による汚染のリスクがあります。たとえば、地球の微生物が付着した探査機が火星に着陸した場合、地球産の微生物が火星で繁殖してしまう可能性が捨てきれません。 その結果、火星における生命探査で地球由来の微生物が誤って検出されてしまうことがあるかもしれませんし、各地で

    火星の衛星で採取するサンプルに”火星由来の微生物”が存在する可能性は?
  • 噴火活動の証拠? 木星の衛星イオのように活発な太陽系外衛星が存在か

    ※当初ベルン大学の所在地を「ドイツ」としていましたが、正しくは「スイス」です。訂正の上、お詫び申し上げます。【9月5日20時30分追記】 スイスのベルン大学は8月29日、噴火活動する太陽系外衛星が存在する可能性を示したApurva Oza氏らの研究成果を発表しました。研究内容は論文にまとめられ、現在プレプリント版がarXivにて公開されています。 系外惑星「WASP-49 b」(右)と、噴火活動で質量を失いつつある系外衛星(左下)の想像図。左上に見えるのは主星の「WASP-49」■潮汐作用で噴火する系外衛星が存在するかもしれない木星の衛星イオでは、巨大な木星の重力がもたらす潮汐作用によって内部が加熱され、活発な噴火活動が起きています。先日紹介したイオの噴火活動に関する研究によると、述べ271夜の観測期間内だけでも75以上の火山で合計1000回以上の噴火が確認されています。 イオのように活動

    噴火活動の証拠? 木星の衛星イオのように活発な太陽系外衛星が存在か
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2019/09/05
    系外衛星の可能性まで観測データから検討できるほど観測技術が進歩しているのか
  • 惑星観測用の科学衛星「ひさき」で遠方銀河団内部のガスの温度を測定

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月2日、複数の銀河が集まった天体「銀河団」の内部にあるガスの温度を測定することで銀河団のメカニズムに迫ったケンタッキー大学の蘇媛媛氏らによる研究成果を発表しました。 惑星分光観測衛星「ひさき」の想像図■冷えていくガスの量を推定するために「中温」のガスを観測100個以上の銀河が集まっている銀河団は宇宙でも最大規模の天体で、人の目で見える数々の銀河以外にも、ダークマターの重力によって大量のガスも捉えられています。 なかでも銀河団のコア(中心部)にあるガスの温度は数千万度以上という高温に熱せられていますが、現在の理論では、X線を放つことでガスはエネルギーを失っていき、急速に冷えて低温のガスになるはずだと考えられています。しかし、実際にはX線の放射によって冷えたガスはこれまで観測されていませんでした。 今回蘇氏らの研究チームは、JAXAの惑星分光観測衛星「ひさき

    惑星観測用の科学衛星「ひさき」で遠方銀河団内部のガスの温度を測定
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2019/09/03
    極端紫外線は半導体の露光装置での使用が一番話題としてよく見るが、こんなところでも見るとは
  • 木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上

    米ライス大学は8月14日、およそ45億年前に誕生したばかりの木星のコアが巨大衝突によって破壊され、今もその状態が続いているとするShang-Fei Liu氏らの研究成果を発表しました。自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの堀安範氏も参加した研究内容は論文にまとめられ、同日付でNatureのオンライン版に掲載されています。 原始惑星と正面衝突した若き木星の想像図(Credit: K. Suda & Y. Akimoto/Mabuchi Design Office, courtesy of Astrobiology Center, Japan)■木星のコアは密度が低かった現在木星ではNASAの木星探査機「ジュノー」が周回探査を行っています。数多くのクローズアップ画像で私たちを驚かせてくれるジュノーですが、外からは見えない木星内部の構造を明らかにすることも重要な任務のひとつです。 ジュノ

    木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上
    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2019/08/20
    地球型惑星があっても、巨大ガス惑星が1個以下しかないと隕石が大量に落ちて環境が安定せず、3個以上あると重量バランスが崩れて最終的にホットジュピターだけになってしまうという話を読んだ記憶がある。巨大弾除け