火星と木星のあいだを公転する小惑星「ヒギエア」。遠く小さく暗いことから観測が難しい天体なのですが、今回その詳しい形状を把握することに成功したとする研究結果が発表されました。 ■直径およそ430km、ほぼ球形をしていたESOの超大型望遠鏡(VLT)によって撮影された小惑星ヒギエア(Credit: ESO/P. Vernazza et al./MISTRAL algorithm (ONERA/CNRS))ヒギエアを観測したのは、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の「超大型望遠鏡(VLT)」です。今回のVLTによる観測ではヒギエアの表面の95パーセントを撮影することに成功し、その形状がほぼ球形をしていることが明らかになりました。 データの分析により、ヒギエアの直径はおよそ430km、自転周期は13.8時間であると判明しました。NASA・ジェット推進研究所(JPL)のデータベースによると、過去の観測で
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