ハワイ・マウナケア山の「ジェミニ北望遠鏡」が撮影した「2020 CD3」(中央)。高速で移動する2020 CD3の動きに合わせて望遠鏡を動かしつつ三色のフィルターを切り替えながら撮影したため、背景の星々はカラフルな点線として写っている(Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/G. Fedorets)クイーンズ大学ベルファストのGrigori Fedorets氏らの研究グループは、2020年春に地球を離れていった「ミニムーン(英:minimoon)」こと小惑星「2020 CD3」の観測データを分析したところ、2020 CD3がスペースデブリ(宇宙ゴミ)のような人工物ではなく天然の天体であることを示す結果が得られたとする研究成果を発表しました。 もともとミニムーンは地球の公転軌道に近い軌道を描きながら太陽を公転している