厚生労働省の薬食審・医薬品第一部会は4月23日、新薬など6製品を審議し、いずれも承認を了承した。国内にはまだない新規作用機序の薬剤では、日本イーライリリーのフォルテオ皮下注(テリパラチド)と、ブリストル・マイヤーズの関節リウマチ(RA)治療薬オレンシア点滴静注用(成分名:アバタセプト)に2製品が通過した。いずれも新規作用であるため、6月にも予定される薬事分科会に上程し、最終的な審議を行うことになった。 フォルテオは、日本イーライリリーの資料によると、世界初の骨形成促進作用を有する骨粗鬆症治療薬として02年に米国で発売されて以来、80以上の国と地域で承認されている。骨密度が著しく低下した患者、高齢の患者など「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」を適応とする。カートリッジ製剤(600μg)とキット製剤(同)がある。再審査期間は8年。 オレンシアは、RAの発症に関与するT細胞表面に発現するCD28を介し