二酸化炭素(CO2)の排出に経済的な価値を付けようとした排出枠を巡る仕組みが揺れている。東日本大震災後に買い手が急減。排出枠はすっかり経済価値を失い、ゼロ円で移転する例も出始めた。それでも、国内排出枠の創出は続いており、買い手不在のまま、在庫は増え続けている。誰にも削減義務を課さぬまま、企業のボランタリーなCO2削減に期待を寄せた国内の排出枠の仕組み。ついに「ゼロ円」になった排出枠の在庫の山は、
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二酸化炭素(CO2)の排出に経済的な価値を付けようとした排出枠を巡る仕組みが揺れている。東日本大震災後に買い手が急減。排出枠はすっかり経済価値を失い、ゼロ円で移転する例も出始めた。それでも、国内排出枠の創出は続いており、買い手不在のまま、在庫は増え続けている。誰にも削減義務を課さぬまま、企業のボランタリーなCO2削減に期待を寄せた国内の排出枠の仕組み。ついに「ゼロ円」になった排出枠の在庫の山は、
液化天然ガス(LNG)の供給増加により、市場での天然ガス相場が下落している。リターン(投資収益率)は今年の商品相場で最低を記録。投機家や生産国にとって打撃となる需要の落ち込みは、2010年も回復する見込みがないとみられている。 ≪IEAが警告≫ 米国に11月、カタールから大量の天然ガスが到着した。同国産のガスが米国向けに出荷されたのは08年6月以来。今回到着したガスの量は約900万世帯の1日当たりの消費量に相当する。米エネルギー省(DOE)のデータによると、これだけの規模でガス在庫が増加するのは、この時期としては少なくとも1994年以来だという。 こうした大量輸入が供給過剰を引き起こし、米国天然ガス・ファンドへの投機資金に影響を及ぼす恐れが指摘されている。現在、同基金への投資額は過去最高の42億ドル(約3640億円)に上り、投機家が保有するガスのコール・オプション(購入する権利)の未
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