タグ

ブックマーク / medium.com (31)

  • モデリングから考える長期的なCOVID-19戦略

    青が何も介入をしなかったとき、黄色が4月8日から8割の接触を減少させたときです。 4月8日から接触を8割カットすると、新規患者数は4月17日頃にピークを迎え、その後減少が予想されます。5月8日から普段通りの生活に戻ると再度感染者は増加する。 長期的に見ると 波は横にずれますが、形はほとんど変わりません。ピーク時の1日の新規感染者数が120万人となると到底医療システムが成り立ちません。 ところで、「集団免疫」という言葉がかなり聞かれるようになりましたが、免疫をもつ人が人口のある程度の割合(この割合は病原体それぞれの感染力や人々の接触パターンによりますが)に達した時に、感染拡大は収まります。 逆に集団免疫の状態に到るまでは一時的な措置を取っている間は感染拡大がおさまってもそれをやめると再燃する、というジレンマがあります。 厳しい外出制限をこのまま永遠に(ワクチンが開発されるまで)しなければいけ

    モデリングから考える長期的なCOVID-19戦略
  • ドワンゴを退職します

    TL;DRタイトルの通りです。給料上がんねーから 2019/1/31 付でドワンゴ辞めます 文入社に至った経緯ドワンゴには2016新卒で入社して2年10ヶ月在籍していたことになります。入社を決めた経緯としては 就職活動の時期に暇だったので Erlang を触り始めていたデブサミでちょうどドワンゴの中の人が配信基盤を Erlang で書き直してることを話してた研究室の先輩が何人か居た上記のような理由で仕事で Erlangを書くのはけっこう楽しそうだと思ったので入社することを決めました。実際にエントリーシートの志望動機には「Erlang で仕事したい」とだけ書いた記憶があります 入社後は新卒研修を終えてから無事希望していた DMC チームに配属されました。転部等もなく退職まで DMC チームに所属して多少飽きが来る程度には Erlang を書くことができたので入社した目的は達成されたと思いま

    ドワンゴを退職します
  • 10年後の転職市場で起きること

    定量的な根拠はないけれど、私が身近で感じ始めている転職市場の変化は将来の市場の大きな流れになる気がする。なぜだかわからないけれど、ほぼ確信としてそう思っている自分がいる。 でも多分これはみんなもなんとなく思っていることなんじゃないかなと思う。YOUTRUSTを作ることで、それを加速できるならすごく嬉しいし、もしかしたらもう3年後にはそんな世界になっているかもしれない。 「転職活動」という概念はなくなる10年後の転職市場では、一旦フリーランスになって数社手伝って一番エキサイティングだと感じたところに入社したり(わざわざ正社員として入社する必要もないのかもしれない)、副業してみて面白かったのでそっちを業にする、というのが普通になっていると思う。 なぜ今までこれをみんなやらなかったのか不思議なくらい、理にかなったキャリアの見極め方だと思う。自分の周りにもポツポツこういう方法で次の仕事を見つける

    10年後の転職市場で起きること
  • なんで駐在員は大変なのか (続)

    以前、英語がえらい大変だという人柱的な記事を書いてみたこともあり、その後の経過を書くことにしました。何かしらの参考になれば。15ヶ月より前の暗黒時代については上記の記事を見てください。 15ヶ月~18ヶ月自分が理解しているトピックに限定すれば、全員ネイティブのトップスピードの議論にも一応ついていけようになる。ネイティブ達が白熱して最高速度になった議論の合間に少し長めのコメントを挟むくらいはできるようになる。 瞬間的に英作文して同じスピードで発話しなきゃいけないので、1年目のときは全くできなかった。でもこれができないと結構嫌なやつになるのだ。なんでかというと、大声を出して会話を停止させる以外に、白熱した議論に割り込む方法がないのだ。これは控えめにいってもめちゃくちゃ無礼なので、やられる方はとても嫌な気持ちになる。加えて癇癪を起こしているように見えるので、プロフェッショナルな人間に見えない。

  • 真面目な人を本気にさせる方法

    先日、他社の開発の方々が、アジャイルに関する相談ということで、弊社にいるアジャイルに詳しい髪の長いおじさんに訪ねてきた。その中で、実感駆動開発の話になって、久しぶりに「気(マジ)と真面目(マジメ)」の話を聞いた。 この話を聞いてから、人がプロダクトの価値について考えられるようになるにはどうしたらいいのか考えてみた。 TL;TRありきたりな回答だけれど、さっさとリリースして、さっさと使ってもらう。それをできるためのことを、もちろんリスクを下げつつ、できるようにするためのことを頑張ろう。

    真面目な人を本気にさせる方法
  • 信頼できて行動力を持った仲間 - erukiti - Medium

    行動力を持っていて、僕に取って信頼できる人であるところのおやかた@技術書典4(当選) (@oyakata2438)さんがこんな発言をしていた。 最近、口に出したことがいろいろ実現したり、具体化に向け相談中、なんてことが続いている。 信頼できる人たちには、やりたいこと、あったらいいな、をとりあえず伝えておくと、絶対損しないw飲み会とかでもいいのでw — おやかた@技術書典4(当選) (@oyakata2438) February 13, 2018 これ、ちょっと条件があって、人として信頼できる人達でも行動力の無い人たちなら実現しないし、行動力があっても人として信頼できない人たちだったら困った事になりがち。僕はそういう意味では、技術書典をきっかけに、親方さんを含めた信頼できて行動力がある人達と去年出会えたのがとても大きい。 年末に書いた通り、一昨年から去年にかけてかなり重度の人間不信に陥る事態

  • 英会話を時間もお金も低コストで勉強する方法

    海外のコミュニティと連絡をとったり、来日したゲストの交流会を開いていて、どうやって英語勉強するといいですか?と聞かれることが多かったのでドキュメントにしてみました。 こちらのブログはnoteに加筆修正の上で公開し直しました。2018/05/04 英会話を時間もお金も低コストで勉強する方法|Somelu @Somelu01|note(ノート) https://note.mu/somelu01/n/nd93dc81ee736このドキュメントが役に立ちそうな方・なるべくコストをかけずに勉強したい。(働きながら、学校で他の勉強もあるなど、時間、お金ともにあまりコストをかけない方法です。留学や英会話学校を考えてる方にも開始前の準備として良いと思います。) ・中高で勉強した文法はざっくり覚えてるけど、話そうとすると出てこない。(他の言語もマスターしたいとか、学ぶのが好きとかではなく、単にコミュニケーシ

  • 日本マイクロソフトを退職します

    マイクロソフトを退職します新卒で入社した日マイクロソフトを 1 月 17 日に退職します。 学部生の頃、就職できるはずのない雲の上の企業でした。 就職活動していた際にも視野に入れていませんでした。 なぜそんな大企業に就職したのに退職するの? こんな記事も書いてもらったのに退職するの? という質問をよくされるので、いわゆる退職エントリを残しておきます。 なぜ退職するのか最初に、日マイクロソフトは素晴らしい会社です。 私自身、技術力以外にコミュニケーション能力や電話応対能力、メール文章作成能力が格段に成長しました。 しかし、技術職であるにも関わらずコードを書いてチームで開発をする機会は全くない部署でした。 そこでふと、「このまま今のカスタマー サポートを続けていて自分は何年後かに後悔しないだろうか。」と思いました。 そして、試しに転職活動をしてみると同じ外資系のカスタマー サポート職の

  • ソフトウェアエンジニアのUSビザ

    アメリカ就職に失敗したはなし」で盛り上がっているアメリカ就労ビザ話。学歴がないとダメとか、修士以上がイイとか、いろんな意見が出てますが、ここらではっきりさせときます。 Demystifying U.S. Visa! H-1Bまずは、アメリカ就労ビザの花形「H-1Bビザ」。 ざっくり言うと以下のとおり。 企業にスポンサーになってもらう必要がある条件がある毎年4月から申請開始、10月から働ける申請者が多すぎるので抽選になる転職できるH-1Bの条件ソフトウェアエンジニアとしてH-1Bを申請してもらいましょう。条件を満たしているかどうか、次のフローチャートで確認できます。 見てのとおり、学歴は必須条件ではありません。 実際には、移民弁護士と膝を突き合わせて、成績表を眺めながら、コンピュータ・サイエンスの単位として使えるものをピックアップしていく作業が必要ですが、大雑把な傾向としては次のとおり。

    ソフトウェアエンジニアのUSビザ
  • 私とお金の話

    はじめに私のお金の使い方は無茶苦茶です。 というか、今までまともにお金を管理したことはなかったという方が正しいですね。 贅沢三昧してきた、というのではなくて、お金についてきちんと考える機会がなかったのです。 そんな自分がお金の使い方を見直してみました、という話です。 そして、給与が年収162万から年収1,000万を超えるまでの簡単な軌跡でもあります。 (しかし、残念ながらこの方法は再現性がないので他の人には何の役にもたたないのです) 給与をあげる話とか、自慢したいという話ではないので落ち着いて聞いてほしいです。 色々な人の経験を聞く限り、給与というのはほぼほぼ選択と運とタイミングですので、給与が上がらない、正しく評価されてない、という人はまず転職(社内の異動でも可)を考えましょう。 他で通用するスキルが身についているかどうかは不断の努力次第ですので、それでもダメならあとは方法を変えるしかあ

  • エンジニアが「明日からマネジメントして」と言われたら

    製品開発におけるマネジメントの全体感最初に結論エンジニアがマネジメント始める際には、↑のようにざっくり簡単にでいいので開発チームのマネジメントの全体像を掴んだうえで、自分がマネジメントするべき範囲を明確にして動くことをオススメしてみます。 以降、もう少し詳しく説明します。 なんで書こうと思ったかエンジニアにとってマネジメントとはなにか。突出した技術力を持った人というのがエンジニアでは花形なイメージが一般的にはあるでしょうし、マネジメントはエンジニア全員にとって必須科目ではありませんが、一定の経験、年齢、スキルになったら考えることだと思います。 しかし、エンジニアにとってマネジメントという言葉はとても曖昧。必須科目でない分、特定技術に関するものよりもずっとドキュメントや教材がすくなく、なにをやればいいかけっこうわかりにくい。 最近だとVP of Engineeringみたいなポジションがメジ

    エンジニアが「明日からマネジメントして」と言われたら
  • 子育てエンジニアの自由時間がない件について

    この記事はぼくのあどべんとかれんだー10日目の記事です。 今日はまったくコーディングの時間がとれなかったので、速攻でこの記事を書いて終わります。 うちはエンジニア夫婦で1歳半の子どもがいます。お互いフルタイムで働いています。まだ子どもにすごく手がかかるため個人の自由時間はほぼない状態が続いています。ではどうやってこれまでのアドベントカレンダーの記事を書いてきたかというと、夜子どもを寝かしつけ、それから自分が寝るまでの時間に書いていました。平日は当然昼間は仕事があるので、記事は書けません。休日はというと、むしろ平日よりも自由時間は少ないです。 例えば、今日どういう時間の使い方だったかというと、 朝7時半ごろ子どもとともに起床、おむつを変えたあと、奥さんが朝ごはんを子どもにあげて、その間にぼくはトイレ等済ませます。子どもの朝ごはんが終わったら、奥さんが朝ごはんをべるので、ぼくが子どもの面倒を

  • 「物乞い」の行為をデザインする

    Summary*English report here ストリート・ディベートは路上で問題提起をし、世論を硬貨で可視化する職業である。これは、路上での「ものごい」に代わる行為でもあり、尊厳を損なわずにお金を稼ぐことができる誰もが出来る方法である。 路上で暮らすことを余儀なくされた人々が、友好的な会話を通して社会へ対等な立場で再接続する最初のステップとなることを目指している。 ロンドンではストリート・ディベートで1時間に平均13.5ポンドを稼ぎ、12.5人を議論に巻き込むことが明らかになっている。 Why I started designing the act of beggingもしあなたが、ロンドンやパリといったヨーロッパの都市を訪れたなら、道端で「ものごい」を行なう人を見ることは、そう珍しいことではないだろう。

    「物乞い」の行為をデザインする
  • オライリーから「仕事ではじめる機械学習」が出版されます

    どういうなの?まえがきのスクリーンショットを貼りましたが、このは多くの機械学習とは異なり、機械学習の実務で使えるようになるために知りたい、機械学習を含めたシステムのアーキテクチャや機械学習プロジェクトの進め方、効果検証をどうするのかということをまとめました。 めざすところのイメージ既に多く刊行されているTensorFlowやChainerでディープラーニングをしてみようというものでもなければ、機械学習の理論をわかりやすく解説するといった類のものでもありません。ゼロから作るDeep LearningやCourseraのMachine Learningで学んだけど、実際の仕事に活かすにはどうしたら良いだろう?という疑問に答えているつもりです。また、大学の講義などで機械学習は学んだけど、実際仕事機械学習プロジェクトを進めるときはどうすればいいんだろう?という人にも得るものがあると思い

    オライリーから「仕事ではじめる機械学習」が出版されます
  • なんで駐在員は大変なのか (英語編)

    (この記事のその後の経緯をこちらに書きました) 今は日で働いているけど、いつか一度は海外で働いてみたいという人もきっと多いだろう。 海外で働く一般的な手段は駐在員かと思うが、日企業の駐在員というのは様々なパターンがある。任期付きの研修風な扱いか、採用目的のただの福利厚生的な位置づけか、社内の「期待の星」を育成するポストみたいになっているか、いっちょ若いやつに任せてみるか的なノープランポストか、そんな感じのイメージかもしれない。 メーカーさんや商社さんなどは、既に現地の市場か生産拠点があり、現地マネジメント、現地オペレーションという意味合いが強いかもしれない。バリューチェーンの中で欠かせないピースとして、海外子会社が存在する。 一方、インターネットの場合はちょっと様相が違うようだ。大半が、買収した海外の会社に行くか、もしくは全くの別事業を展開しているところに行く感じになる。こういった事業

  • OSSベースの機械学習が強い理由

    英語版はこちら。 TensorFlowの登場以降、OSSベースの機械学習の盛り上がりは加速しています。Kerasの作者のFrançois Cholletさんの言葉が、この状況を非常に端的に表しています。これだけでも十分だとは思いますが、この記事では、なぜオープンソースの機械学習が強いのか、最近のどういった流れがあるのかを整理したいと思います。 tl;dr機械学習やDeep Learningのフレームワークが充実してきた論文が査読前に公開され、他社も簡単にアルゴリズムの検証ができるようになった多くのプレーヤーの参戦により、アカデミアでの機械学習の研究がレッドオーシャン化した他社にないアルゴリズムで一発勝負、実装は秘密、というアプローチが厳しい牧歌的な時代5年前10年前の世界では、先端の機械学習に取り組んでいるのは大学などの研究室、大企業の研究所や一部の先進的な企業がほとんどでした。特に、ラベ

    OSSベースの機械学習が強い理由
  • 「チームワークが苦手」という人が本当に苦手なもの。

    この記事を読んでふと思ったんだけど「チームワークが苦手」「団体行動が苦手」という人って、チームプレーさせてみると、実はそんなにチームプレーが下手でもないし、「チームワークが大事」って言ってる人よりむしろチームワークが上手い人が多い、ってこと。 チームワークが苦手、ストレスだって言ってる人が当に苦手なのは、気持ちが悪い馴れ合いや、意味のない社内政治、皆の意見を尊重しているように見せかけて、その実、チーム内の「政治屋」が集めたマジョリティだけで、せっかくのいいアウトプットを殺す「エセ民主主義」だと思う。 当に大事なのは、チームの目的をしっかり理解した上で、お互いが妥協なく、素晴らしいものをつくるために発揮するプロフェッショナリズムと、その効果的な「合力」だ。 ところが、「馴れ合い」や「エセ民主主義」は一見「チームワークを向上させるもの」のように見えるだけで(文字面だけ聞くと、そのことを否定

    「チームワークが苦手」という人が本当に苦手なもの。
  • 日報共有アプリケーションをOSSとして開発している話

    日報一覧画面最近、プライベートな時間をつかってRepostというオープンソースの日報共有アプリケーションを開発しています。 投稿した日報に対して、コメントや絵文字でリアクションすることでチームでのコミュニケーションを活性化させることを目的としています。日報版Slackのようなイメージです。 まだ開発着手から1ヶ月ということもあり、バージョン0.0.1でまともに稼働できる段階ではないですが、開発のモチベーションを高めるためにも記事を書いてみました。 技術スタック チャンネル作成画面RepostはフロントエンドにReduxを採用し、SPAとして構築しています。APIサーバとしてのバックエンドはRuby on Railsで開発しています。また、エディタ部分はDraft.jsを用いてMarkdownエディタを実装しているところです。 Draft.jsについては、過去にとあるプロダクトに採用した経験

    日報共有アプリケーションをOSSとして開発している話
  • いいアイデアなんか思いつくはずがない

    インタビューや観察の結果を整理する方法として「親和図法(affinity diagram)」がよく用いられます。また、そこからチームでアイデアを出す方法として「ブレインストーミング(brainstorming)」が用いられます(そこから再び親和図法に戻ることもありますね)。いずれも有名な手法なので詳細は省きますが、付箋紙をホワイトボードにペタペタ貼りながら、みんなでワイワイやるようなイメージです。 https://www.flickr.com/photos/jakecaptive/49915119よく用いられるからには、きっとそれなりの理由があるのでしょう。ですが、私はいずれに対しても(めちゃくちゃ)懐疑的です。使っていないわけではないのですが、使ってもいまいち感が残るというか、まるでうまくできる感じがしないのです。こんなのでいいアイデアなんか思いつくはずがない。それこそ「机上の空論」みた

    いいアイデアなんか思いつくはずがない
  • イケイケなベンチャー企業が「リモートワーク」導入失敗する3つの理由

    私はもともと富士通っていう会社で働いてたんですが、そこには中国にいても北海道にいても違和感なく会議ができる仕組みがありました。(少なくとも私が所属していた部署の現場には) 会議スペースが絶対的に足りないという理由からMicrosoft Lyncが導入されて、それ以来は社員同士が(たとえ向かい合って座っているとしても)Lyncでスクリーンシェアしながら電話会議をするというのが習慣化していたのです。 ところが、2015年にとあるベンチャー企業に転職して、それが当たり前じゃないことに気づきます。 「リモートワークやろう」と意識高く言う人はイケイケベンチャーだとたくさんいます。しかし、ちゃんとやることもやらないまま「うまくいかない・・・」と結論付けられるさまを何度か目の当たりにしました。 この記事では、「ちゃんとやることやってからじゃない?」と違和感を覚えたところをなんとなく書きのこしておきます。