リオデジャネイロ五輪のレスリング女子で金メダルに輝いた日本勢3人のうち、2人が決勝で当たったのはロシアの選手だった。同国レスリング連盟のマミアシビリ会長はロシアのテレビに、勝負を分けたのは最後の10秒だと指摘。「2人は勝てたはず。私は(銀メダルを)祝福しない。死んでも10秒耐えなければならなかった」とまくしたてた。同連盟のムルトゥザリエフ第1副会長はロシア国営メディアに対し、両国の実力に大差はなかったと語り「日本選手はロシア選手のミスを待ち、一瞬で試合を決めた」と分析した。 ロシアのスポーツメディア「チェンピオナート」は69キロ級で土性沙羅に敗れたボロベワに関し、ロンドン五輪で金メダルを取り「シンデレラ気取りになった」とリオ五輪までの準備不足を指摘する専門家の見方を紹介。「シンデレラの馬車は4年間でカボチャに変わってしまった」と伝えた。ムトコ・スポーツ相は銀メダルの2選手を「素晴らしい結果