ブックマーク / mgkkk.hatenablog.com (10)

  • 「トラペジウム」を観た関連 - 漫画皇国

    アニメ映画の「トラペジウム」を観ました。すごくおもしろかったです。特に主人公が良くてめちゃくちゃ好きなタイプだなと思いました。 作は、アイドルに憧れる少女が、アイドルになろうとするお話です。同時にこの物語は主人公に対する理解を深めていく物語だと思いました。 作は主人公の東ゆうが、自分が結成するアイドルの仲間を見つけようとするところから始まります。自分の考えるアイドルを自己プロデュースするため、自分を東として、東西南北の方角になぞらえられる3人の仲間を探そうとします。彼女がなぜそれをしようとしているのかが最初はあまり語られません。彼女が何らかの理由で、目当ての女の子とまず友達になることから始め、そしてゆくゆくは四人のアイドルユニットになるための計画を遂行していくのを見守ることになります。 彼女は目当ての人たちを友達とし、アイドルに興味を持ってもらうように仕向け、そして、たまたまテレビに取

    「トラペジウム」を観た関連 - 漫画皇国
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    about42 2024/05/25
  • 課長の仕事の2年目を終えての感想 - 漫画皇国

    絶対向いてはいないが、人に任せて不満だけ抱えるよりは自分でがんばった方がいいかもしれないと思って続けている課長職ですが、2年目を無事終えました。この前の賞与査定も最高評価だったので、まあ上手くやっていると思います。 仕事の詳細は書けないのですが、僕は新規事業を興す仕事をしていて、それが過去の事例のないものであるため、前例に倣うこともできないところが多く、都度都度今何をすべきなのかの判断をしつつ、仕事を進めています。 今のところ、様々な操舵を小刻みに繰り返しながら、目的にちゃんと進んではいるのですが、そのための人員は足りないし、時間も金も潤沢とは言えず、それでもまあなんとかやってはいます。 課長としてしていることの中で重要だと感じていることは、人を確保し、人を育て、体制を構築していくことです。そのために、対外的にも発表できる仕事を色々して、この仕事はやる意義があると会社の経営陣と社内の人たち

    課長の仕事の2年目を終えての感想 - 漫画皇国
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    about42 2024/04/02
    “不満を抱えていると自分が正しいような気がしますし、やってないのに正しいような気持ちになると楽なので、そこに居続けてしまいそうになります。”
  • 価値観に所属するという感覚関連 - 漫画皇国

    近年意識しているのは、「価値観に所属する」という感覚です。その感覚が個人の損得よりも上位にあるので、傍から見ると、個人の損得レベルで不合理のような選択をしていると思われることがあり、でも、僕の中では合理的に自分が一番得をするように振る舞っているので、これはその辺の話です。 価値観に所属するということがどういうことかというと、例えば「人に親切にするということは良いことだ」という価値観があるとします。その価値観に至るのは、他人に親切にされて嬉しかった経験に根ざしていたり、人が互いに親切にし合える世の中っていいよねという思いだったり、色々な理由があると思いますが、自分が人に親切にすることによって、その価値観に所属することができるようになります。 人に親切にするっていいよねという価値観に所属することで、自分が過去他人から受けた親切も肯定することができますし、その価値観の中で自分が生きていることで嬉

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    about42 2024/02/07
    “殴られて言うことを聞かされた悔しさを、誰かを殴ることで解消しようとするなら、自分が最初に殴られたという手段は正しかったということになってしまいます。”
  • アマチュアの存在が日本の漫画を支えている関連 - 漫画皇国

    で連載を持っている漫画家が何人いるかと検索をすると6000人という数が出てきました。これは古い数字なので多分今はもっと多い気がしますが、もしそれだけの人しか漫画を描いていなかった場合、漫画を描くためのソフトウェアは成り立たせにくいでしょう。 なぜなら漫画家が全員そのソフトウェアに年1万円払った場合でも、年間6000万円にしかならないからです。その場合、社員を年収500万円の人を6人しか雇えません(会社が雇用を維持するのに倍の費用がかかる想定です)。実際はさらに会社を維持するための間接的な経費なども沢山あるため、現役で連載を持っているプロの漫画家だけでは、ソフトウェアの開発とその維持をできる環境を保つのは難しいと思われます。 色んな事業の中のひとつとしてやれるかもしれませんが、儲かる事業でない以上、継続できるかどうかは分からなくなります。 上記では月額制として仮定しましたが、買い切りの場

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    about42 2023/11/14
  • 中身が分からなくても数字なら分かる関連 - 漫画皇国

    仕事関係では、「何でも数字にしろ」と上から言われていて、昔は数字にならないこともあるだろ!という反発心もありましたが、今は仕方がないことだなと思うところがあって、なぜなら人間は、中身が分からなくても数字なら分かるからです。 会社組織の上の方に行けば行くほど、見なければならない範囲というものが増えてしまい、それはおそらく人間が認知できる以上の情報量になります。人間が社会的に関わることができる人数は150人~250人程度が限界という話もありますが、人間の認知能力にも時間にも限界があるため、見聞きし理解できる領域にも限界があり、あとは物事を単純化したり、一定の法則で取り扱ったりすることで、それぞれの情報量を減らさなければ認知できる範囲に収まらないのかもしれません。 数字にしなければならないのは、数字なら中身が分からなくても分かるからです。技術の詳細が分からなくても、この数字の投資をすると、この数

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    about42 2023/10/02
  • 難しいぜ、紙の本を売るのは関連 - 漫画皇国

    今月は色々僕の漫画の単行が出ており、それがどのように売れるかについてめちゃくちゃ興味があります。今回だけでなく、今後の売り方を考えていく上で、今どのように売れているかを把握することはとても重要なことだと思うからです。 僕が売れ行きについて中心的に見ているのは、7月に完結して今月2巻が出た「ゴクシンカ」と、日出た2巻で同人誌の再録が終わり、新作を準備中の「ひとでなしのエチカ」です。それぞれ状況が異なるため、売れ方にも違いがあり、その差から色んな仮説が立てられるなと思っています。 さて、「ゴクシンカ」の連載が長く続けられなかったのは、単純に言うと、「紙のの売れ行きが良くなかったから」です。電子版については、「新人が初めて出した単行にしてはそこそこ売れている方」という感じではありますが、「新人が初めて出した単行にしては」という言葉を除けばまだまだ売れているとは言い難く、電子版の売れ行き

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    about42 2023/08/30
  • 「法律もウェッブルールもクソ喰らえだ。俺が嫌だと言ってる」関連 - 漫画皇国

    「法律もウェッブルールもクソ喰らえだ。俺が嫌だと言ってる」は、昔、久保帯人先生が自分のウェブサイトに載せていた絵を、ダウンロードしたりプリントアウトしたりする人がいることに苦言を呈したときに出た言葉なのですが、ほんと良い言葉だなあと近年めきめき思っているのでその話を書きます。 インターネットにアップロードしたものは、技術的にコピーされうるものですし、作者人が合法的にアップロードした絵を、誰かがローカルにダウンロードする行為も法律上は問題ありません。その画像データをプリントアウトすることも、私的利用の範囲内なら問題になることはないでしょう。 また、インターネットの雰囲気では、技術的に可能なことはしていいことと考えられがちです。そして、それを許容できない人は、時代遅れでインターネットに適応できない人だと認定されたりすることもあります。それについては、まあそうだなと僕もある程度は思います。 法

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    about42 2020/11/29
    ノリって許すってことを受け入れちゃっても結局自己嫌悪なので、嫌だっていうのが強いけれど最適なんだな。ただそれをたてにイヤだって言ってたよムーブがあるとまたウザイが。
  • 登場人物が言葉で説明することは表現として劣っているのか?関連 - 漫画皇国

    インターネットで、たまに目にするのが「登場人物が状況や心情を言葉で表現するのは良くない」という価値観です。僕はそれを目にするたびに、「そんなもん状況によるだろうがボケ」と思うのですが、その辺についてのことを書こうと思います。 例えば、僕は「うしおととら」の終盤で、うしおが「うれしいなあ」と言うシーンがとても好きです。うれしいときに、とてもとてもうれしいときに、「うれしいなあ」と言うのは劣った表現でしょうか?言葉で説明するのではなく、演出でうれしさを感じさせてくれた方がよかったでしょうか?僕はあそこはうれしいなあと描くのが最高に感動するので、これは言うのが最高の表現だと思ってしまいます。 なぜなら、これはうしおがうれしいと思っていることを、読者も一緒に感じることこそが求められている場面だからです。 つまり、言葉で説明するということは、作中の描写と読者の理解を一致させる上でとても効果的な手法で

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    about42 2020/11/10
    映像作品で言うオーディオコメンタリーのような。
  • 人格の大部分はリアクションで出来ているのかも関連 - 漫画皇国

    人間が目で何かを見るとき、物そのものは見ていません。見ているのは物に当たった光の反射です。だから光がない場所では、人間は物を見ることができません。そして、それは物以外でもそういうところがあるのではないかと思ったりします。 僕は人間の人格というものは、どれほど明確にあるのだろうか?と考えることがあります。 人格というものについても、他人から見ることができるのは、実はあくまで反射でしかないのではないか?という疑念があるということです。反射とは、つまりリアクションです。何かに対してどのようなリアクションをとったかの積み重ねが、その人の人格の形を見えるようにしてくれているのではないかと思いました。 そして、そう考えたときに、自分の発言もその多くがリアクションに分類されるものであることに気づきます。を読んで感想を書けばへのリアクションです。美味しいものをべた報告をすれば美味しいものへのリアクシ

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    about42 2020/11/06
    “「ここは今から倫理です」の最新話”
  • 男性の生きづらさを描いた漫画関連 - 漫画皇国

    「女性の生きづらさに関する漫画は近年数あれど、男性の生きづらさに関する漫画はあまりないように思う」という話を目にしました。 そもそも「生きづらい」というのはどういうことか?という話があるのですが、僕の認識では「自分が周囲から求められている姿と、自然な姿の自分にギャップがある状態」のことだと思っています。だから、そのギャップを表面上無くすために、日々無理矢理合わせて頑張っていることに息切れをしてしまうのでしょう。だから辛い。 このように考えたとき、「生きづらい」ということには2種類あるのではないかと思います。それは、「求められる姿に合わせることはできるが辛い」のか、「求められる姿に合わせることすらできなくて辛い」のかということです。後者は、場にある価値観において自分が劣っている立場にあることも含まれます。 「金を稼ぐ男は偉いが、自分には金を稼げない」とか、「モテる男は偉いが、自分はモテない」

    男性の生きづらさを描いた漫画関連 - 漫画皇国
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    about42 2019/06/26
    読ませる書評
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