2024年5月25日のブックマーク (4件)

  • 神を燃やす | フォルモサ南方奇譚⸺南台湾の歴史・文化・文学 倉本知明

    こんな奇譚がある。 その昔、東アジアに覇を称えたオランダ船が、深夜台湾海峡を航海中に一隻の賊船を発見した。指揮官の合図の下、百戦錬磨のオランダ兵たちは賊船に一斉射撃を行った。ところが、賊船からは一発の銃声も上がることはなく、ただ彼らの周囲をぐるぐる周航するばかりであった。よもや無人船かと勘繰ったが、船の上には確かに人影のようなものが見える。やがて夜の帳が薄いオレンジ色に染まった頃、オランダ兵たちは再び正体不明の賊船に向けてジッと目を凝らした。 船には誰もいなかった。 巨大な船内には色とりどりの紙糊で作られた大量の人形と、得体の知れない数柱の神像だけが載せられてあったのだ。オランダ兵たちは大いに驚き、慌ててこの不気味な無人船から身を引いた。彼らは一様に口を噤んでいた。いったい、その不気味さをどのように形容してよいのか分からなかったのだ。 数日後、賊船に向けて発砲したオランダ兵の半数は、まるで

    神を燃やす | フォルモサ南方奇譚⸺南台湾の歴史・文化・文学 倉本知明
    about42
    about42 2024/05/25
    疫神であり非業の死を遂げた者とも功績者が死後に任命されるとも。船には昔は病人を載せて流したとか想像しちゃったり。
  • 群像劇でいろんな話が最後に合わさり収束するようなミステリーを読みたい。 | レファレンス協同データベース

    『クラスメイツ 前期・後期』 森絵都 偕成社 2014.5 *24名の中学1年生一人一人が主人公の、互いに絡み合った短編があり、最後に大団円を迎える。伊坂作品とはやや味わいが異なる。 『カラスの親指』 道尾秀介 講談社 *似た方向性のを探す場合、道尾秀介の明るい内容の作品も候補になる。 『屋上ミサイル』 山下貴光 宝島社 『弁』 大山淳子 講談社 *関係なさそうなエピソードが収束するすっきり感がある。 『デパートへ行こう!』 真保裕一 講談社 *ひとつの場所に居合わせた人たち同士が互いに関係があるというシチュエーションの作品。 『ドミノ』 恩田陸 角川書店 *東京駅にいた人が次々に巻き込まれるドタバタ劇。 *登場人物がたいへんに多く、絡み合いが意外な連鎖をするところはまさしくドミノ。物語がスピーディなので、伊坂作品のあとにはよいかもしれない。 『パレード』 吉田修一 幻冬舎 *青春群像

    群像劇でいろんな話が最後に合わさり収束するようなミステリーを読みたい。 | レファレンス協同データベース
    about42
    about42 2024/05/25
    「伊坂幸太郎の作品はおすすめしている。「そのあとに読むべき作品」でピッタリなものがあれば教えてほしい。」各作への短いコメントもいい
  • 「トラペジウム」を観た関連 - 漫画皇国

    アニメ映画の「トラペジウム」を観ました。すごくおもしろかったです。特に主人公が良くてめちゃくちゃ好きなタイプだなと思いました。 作は、アイドルに憧れる少女が、アイドルになろうとするお話です。同時にこの物語は主人公に対する理解を深めていく物語だと思いました。 作は主人公の東ゆうが、自分が結成するアイドルの仲間を見つけようとするところから始まります。自分の考えるアイドルを自己プロデュースするため、自分を東として、東西南北の方角になぞらえられる3人の仲間を探そうとします。彼女がなぜそれをしようとしているのかが最初はあまり語られません。彼女が何らかの理由で、目当ての女の子とまず友達になることから始め、そしてゆくゆくは四人のアイドルユニットになるための計画を遂行していくのを見守ることになります。 彼女は目当ての人たちを友達とし、アイドルに興味を持ってもらうように仕向け、そして、たまたまテレビに取

    「トラペジウム」を観た関連 - 漫画皇国
    about42
    about42 2024/05/25
  • 「風の谷のナウシカ」の原作漫画は「腐海」が世界の汚染を浄化した後に「詩と音楽を愛して争わないようにプログラムされた人間が、高度な科学技術を持つ生体AIのような不死の管理者の下で生きる世界こそ幸せ」という宗教と戦うナウシカの話

    Yo Ehara @yo_ehara Assoc. Prof., Tokyo Gakugei University. PRESTO, ACT-X, & ACT-I Researcher. EduNLP, AIED, EDM. Tweets are my personal opinions. English-only: @EharaLab researchmap.jp/yo_ehara Yo Ehara @yo_ehara 「風の谷のナウシカ」の原作漫画って実はこういう話なんですよね…腐海が世界の汚染を浄化した後に「詩と音楽を愛して争わないようにプログラムされた人間が、高度な科学技術を持つ生体AIのような不死の管理者の下で生きる世界こそ幸せ」という宗教と戦うのがナウシカ。 x.com/shiropen2/stat… 2024-05-09 13:18:54 Seamless @shiropen

    「風の谷のナウシカ」の原作漫画は「腐海」が世界の汚染を浄化した後に「詩と音楽を愛して争わないようにプログラムされた人間が、高度な科学技術を持つ生体AIのような不死の管理者の下で生きる世界こそ幸せ」という宗教と戦うナウシカの話
    about42
    about42 2024/05/25
    闇の中の生はル・グヴィン先生やろ!なのに不義理してるからな(フレーズだけ借りてないかはある