前回「明るく積極性のある人」という印象を与えるための、しゃべり方のコツをご紹介したが、声そのものも明るくて感じが良いにこしたことはない。それが響きの良い、耳ざわりの良い声であればさらにマル。そこで今回も速効性のある方法をご紹介しよう。 まず、人に信頼されるためには、男性も女性も、低めの声の方が良いと言われている。アナウンサーの小宮悦子氏が、視聴者の信頼感を高めるため、意識的に声を低くした、という逸話は有名だ。とは言え、発声の訓練を受けていない人が、無理に低い声を出そうとすると、うなり声のように苦しげになってしまうことがある。やや低めを意識しながらも、無理はしないこと。「うわずった声」「甲高い声」にならないように、落ち着いてしゃべるだけでずいぶん印象が変わる。 次に、響きの良い声を出す方法だが、ちょっとアクビをしてみて頂きたい。上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)が、ぐっと上に押し上げられるの