そういえば先週は、サークルの部室からローズ・トゥ・ロードのリプレイ『ソングシーカー』を借りて空き時間にぱらぱらめくっておりました。せっかくなんで、感想もどきを書かせていただきます。相変わらず上から目線かもしれませんが、ご容赦のほどを。 最初、部室の本棚に収まっていたこの本を手に取り、帯のあおりと最初の数ページに目を通した時、きっと嫌いなタイプの本だろうと直感しました。ゲームの世界観やルール説明より読み物としての側面を押し出しているように映ったし、またプレイヤーにTRPGを遊んだことのない声優や役者のタマゴを用いるというあざとさが、ひどく鼻についたからです。 ただ、読み進めて少し面白いなと考え直しました。プレイヤーは本当に初心者でRPGにおいて何ができるか、何をすれば有用なのかを知らないし、ゲームマスターはそれに振り回されてしまうという展開だったからです。よくある売るために編集されたリプレイ