感染症と全身性炎症反応症候群と敗血症の関係。 敗血症(はいけつしょう、英: sepsis)とは、感染症に対する制御不能な生体反応に起因する生命を脅かすような臓器障害のこと。患者数は世界で年間約2700万人で、そのうち、約800万人が死亡していると報告されている[1]。日本での年間死亡者は10万人を超えると推計されている[2]。 国際的な診断基準では、感染症が疑われSOFAスコア(英語版)がベースラインから2点以上増加しているものを敗血症としている[3]。細菌・ウイルス・真菌感染症[4]の全身に波及したもので、非常に重篤な状態であり、無治療ではショック、播種性血管内凝固症候群 (DIC)、多臓器不全などから死に至る。元々の体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。 これに対し、傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別されるが、医学専門以外のメデ
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