米マサチューセッツ工科大学(MIT) Media研究所は、新しいタイプの“電子皮膚”の製作を英Peratech社に依頼した。新しい電子皮膚ができれば、ロボットは、何かが接触しているときに、その位置や強さを感知できるようになるという。 Peratech社のセンサー技術はQTC(Quantum Tunneling Composites)と呼ばれる材料を使用している。QTCについて、Peratech社は、「調光スイッチが電球を制御するように、電気抵抗を変えることによって、力あるいは接触に反応する材料」であると説明している。 QTCは以前、米航空宇宙局(NASA)が開発したロボット「Robonaut」に採用された。同材料は、接触を電気的反応に変換できるエラストマバインダ内で結合した金属または非金属フィラー粒子から作られた電場応答性複合材料から成る。厚さを10μmまで薄くしたエマルジョンコーティ